2012年6月2日土曜日

イタリア旅行記⑹ ジェノヴァ編

5月24日(木)
ジェノバまで遠出

行ったことがなく、前から行ってみたかった、リグーリア海岸の花ジェノヴァ。
二大共和国としてヴェネツィアと覇を競ったジェノヴァ共和国。16~17世紀に迎えた全盛期に築かれた貴族の大邸宅郡が残ります。

この日はピーカン。
天気が良すぎて暑い!日に焼けるぅ~うう
Stellaは北の人だから、実は日光強すぎなのは苦手。

ジェノヴァは華やかなイメージと裏腹に、メイン通りから一歩路地に入ると暗く汚く、決して安全には感じられない。昼間なのに娼婦がウロウロしている…
旅慣れしたStellaさえ、真っ昼間なのに、怖いぞ。



この街も、日帰りということで要所だけ見て回ることにすると、メインは旧貴族の館(現在は絵画館)になる。白の宮殿(Palazzon Bianco)・赤の宮殿(Palazzo Rosso)・スピノーラ宮(Palazzon Spinola)と3つ。あと、王宮(Palazzon Reale)、トゥルシ宮がある。
Stellaはトゥルシ宮以外の4つを見てまわった。
美術館系一日で回るならせいぜい2つくらいでいいんじゃないの、とStellaは思うけど、ジェノバの絵画館は共通券というのを使ってうまく人を呼び込んでいて、一つは王宮とスピノーラ宮の共通券6ユーロ、もう一つは赤の宮殿と白の宮殿の共通券。
まあ、ジェノヴァなんて次いつ来るかわかんないし、外は暑いし、いっか。
王宮
赤の宮殿

ちょっと驚いたというか、なんか異様だったのが、ジェノヴァの美術館では、館員がめっちゃ客について回る。
まるで一人で回るのは禁止ですというような感じに。
そしてdisabledの方を雇用する場として美術館は適切だと見え、多く見かけました。

そして、ジェノヴァにきたらやっぱりこれ!!!


パスタのジェノヴェーゼソース。これ、赤の宮殿の隣のオシャレカフェで5~6ユーロだったよ!
手打ちタリアテッレとよくソースが絡みあって、いんげんやポテトも入ってボリュームも十分。
おいしかったぁ~~ ( ゚v^ ) v


マウロ・ビゴンゼッティ「Absolutely free」「H+(H più)」

さて、夕方ミラノに戻ったものの、ヨーロッパ夏時間。まだまだ日は高い。

先日のマウロ・ビゴンゼッティ作「ロミジュリ」を見た後は、「やっぱりStellaはコンテ好きじゃないみたい」と思ったのに、夜なんにも予定がないと気になってしまって、結局劇場周りをウロウロ。
今日からビゴンゼッティの別演目「Absolutely free」「H+」の上演開始なのです。

Piccolo Teatro Giorgio Strehler

チケット買おうかな、どうしよっかな~…と迷っている(当日でもまあまあ席は空いていた)と、再びビゴンゼッティ登場!
表でタバコ休憩の模様。今日はてろっとくたびれた白の丸首Tシャツにジーンズ。
・・・まるで裏方じゃあありませんか。(−_−#)
最後一応挨拶しに舞台に一瞬上がるのに、いいんだろうか…

誰もセレブ扱いしてないのでかえってためらうが、思い切って一緒に写真撮って頂けますか?と話しかけてみた。
そしたら「僕のこと分かったの?」と嬉しそうな様子。
彼が今年振付担当した米露プロジェクト「Kings of the Dance Opus 3」が日本に来てくれないかと願っていますって伝えたわっ。



思わぬ再会

ビゴンゼッティとも会ってしまったし、こうなったらやっぱ彼のバレエを見るべきか?と考えてた矢先、ふと顔を上げると、なんとあのゲイモデル(風)がいるではないか!!

まさかこんな所でも見かけるなんて。どんだけバレエ好きなんだ?←自分は棚上げ
今日は赤い縁太メガネがアクセントで長身にロン毛を束ねた立ち姿がこれまた目立つ…

しかも、どっからどう見ても、誰かを待ちぼうけしている様子。…まさかマッシモ来るんじゃないでしょうねぇ?と疑いたくなるようなソワソワッぷりでずーっと車道のそばでキョロキョロしている。

まあ、まさかマッシモは来ないだろうがこのヒト気になり過ぎる!こうなりゃ話しかけて友達になってみよう!と勇気をだして「すみません。昨日スカラ座に居ましたよね」と話しかけてみた。

そしたら…!!





…もんのすごい乙女だった。

優しいしゃべり方にソフトな物腰。Stellaの女のカンは的中、めっちゃマッシモファンじゃないかこの子。
と、いうわけで、好きな人同じ、バレエ大好き、オンナ同士(←相変わらず決めつけ)、意気投合してしまった。

なんでも、ダンスの理論と歴史を勉強する学生さんらしい。舞台前後と休憩中にいっぱいバレエの話して、「メールするねっ」と約束してお別れしてきた。


ビゴンゼッティ作品

肝心のバレエですが、先に見たロミジュリよりも、断然こっちの方がStellaは好き。
「Absolutely free」は、Frank Zappaの同名のアルバムに振付けたものらしく、5分くらいの短編が集まって1時間20分ほどにまとまっている。

イタリア来る前にこのチケット取るかどうか悩んでた時YouTubeでちょっとだけ聞いたけどそれは好きじゃなくて、でも舞台で使用してた曲の数々はとってもビゴンゼッティらしいグルーヴィでかっこいいのばかり。アルバム欲しくなっちゃった。Kings of the danceで使用の曲と似てる(ひょっとしてダブってる)し、振り付けもデジャヴはあったけど(正確にはこっちが先でKings...が後)。

もう一つの「H+」(英語でタイトル降ってるのかイタリア語読みだけなのか知りませんが、イタリア語ではアッカ・ピウ)は水をテーマにしたコンテ作品。



ステージ上でダンサーたちと共にバンド(ボーカルとドラム)が生演奏するというユニークな演出。しかも、ドラムはビゴンゼッティの息子。笑
でも、バンドけっこう良かったよ(^^)

H+の振り付けはちょっと微妙。バンドと共演ていうだけでもなんですが、ホントの水を使うし…水を女性ダンサーが口に含み、男性ダンサーの胸部に垂らしたり、天井から水が少し降ってきたりしてました。

曰く「水のぶつかり合いを表現するだけでなく、水は生命の源、母の胎内も彷彿とさせる」とか。やっぱりコンテンポラリーの世界はStellaにとってナゾである。
でもいいのだ、ビゴンゼッティと話せたし、新しいお友達も出来たから★これで33ユーロはお得な観劇である。

fin.

2012年6月1日金曜日

イタリア旅行記⑸ ヴェネツィア編

時差ボケ絶好調!!
だけど仕事はハイパー!
今週は生きた心地のしないStellaでございます。
「Stellaの日記」はイタリア旅行記を
毎日更新してまいります。

5月21日(月)
フェッラーラに寄ってから、ヴェネツィアへ。

Stellaは去年の5月にやはりイタリア北部へ旅行にやって来て、それまで「なんか観光地過ぎて好きじゃない」と思っていたヴェネツィアが好きになった。
当地に住むお友達と遊んだこと、今までよりも長く(4日)滞在したこと、ヴァポレット(ボート)利用を基本的に辞めて歩いてまわったことなどが印象を変えたのである。
今回は一度もヴァポレットに乗らなかった。ヴェネツィアでは簡単に道に迷ってしまうが、それもこの街の楽しみの一部だ。


そんなわけで、今年もまたヴェネツィアのお友達に会い、街を散策しようと2晩宿をとってあった。

フェッラーラは歴史的に有名なエステ家のイザベラ・デステの生まれ育った街。ミラノからボローニャで乗り換える。
一度行ってみたいと思っていたが、行く日を間違ってしまった…
月曜日はほぼ全てのモニュメント、店が閉まっているのだ。(−_−#)
しかも雨模様だから、ランチをゆっくり食べて、街を歩いておしまい。でも街は期待以上に綺麗だったから、また行ってみてもいい。

カテドラーレ

5月22日(火)
トリエステまで日帰り旅

ヴェネツィアに居るくせに、どうしても国境まで行きたい衝動に駆られるStella。だってここまで来たら、国境まであと2時間だもの。
イタリアの東端、スロベニアはすぐ目の前という、トリエステまで出かけてみた。
少しだけ東欧?みたいなエキゾチックな感じを期待していたけど、普通の街。
Piazza dell'Unita d'Italia ウニタ・ディタリア広場
街並みは綺麗だけど、多分一番の見所である丘の上のカステッロが工事中で、外から眺めるだけだった。そこには教会があり、ビザンチン文化の影響を強く受けたモザイクの宗教画が天井を彩っていた。 
Basilica di San Giusto サン・ジュスト聖堂

知ってる?モザイクってメチャメチャ高価だったんだって。かの有名なフィレンツェのサンタマリア・デル・フィオーレ、花の聖母教会の美しいフレスコだって、お金があれば本当は全部モザイクだったかもしれないのよ。
その隣の小さなバッティステロ(サンジョバンニ洗礼堂)は豪華なモザイクだけれどね。当時羽振りの良かったメディチ家の財力をもってしてもこれだけしかモザイクにできなかったって、どーいう事?!とも思うが、Stellaは今のあのフレスコが大好き。

ちなみにイタリアのすぐお隣、スロベニアらクロアチアは、意外かもしれませんがトリュフの産地♡
ランチにはペンネの黒トリュフがけ、シンプルなクリームソースで戴きました。


そして、友達とご飯。
ヴェネツィアに来たら絶対食べたかった、スパゲティ・ボンゴレ。
美味すぎるー!!

塩加減とにんにくの香りが絶妙である。


5月23日(水)
ヴェネツィアから再びミラノ。

ここ数日、ミラノでもフェッラーラでもヴェネツィアでもトリエステでも、ぐずついていた天気もようやく回復したことだし、「今さらシリーズ」第二弾でサンマルコ広場の鐘楼(カンパニーレ)に上ることにした。
いつヴェネツィアに来ても、こことサンマルコ寺院は長蛇の列で、並ぶ気がしないのだが、今日は比較的列が短い。



サンマルコ寺院の方もいつもより空いているので、初めてのヴェネツィア以来二回目のビジット。デカイ宝石がゴロゴロはめられた宝物拝んできた。(^人^)
さよなら、ヴェネツィア。。

fin.

2012年5月31日木曜日

イタリア旅行記⑷ マッシモ・ムッル編

5月20日(日)
「マルグリットとアルマン」2回目

今度はプラテア(平土間)最前列、真ん中より少し左寄りの特等席で鑑賞した「マルグリットとアルマン」。

ちなみにスカラ座のチケットは、同演目では1人2枚までしか取れない決まりになっているらしく、マッシモの出演する日は3日とも全部見るStellaのこの日のチケットはある恩人に譲っていただいたのだ♥ 多謝。


イタリア旅行記⑵ スカラ座編に前述した通り、この「マルグリットとアルマン」に関して言えばStellaは右手から見るのがベターだと思った。
しかし恩人の言うとおり、プラテアなら最前列が無難。完全な平土間で傾斜が無いため、前に背の高いイタリア人に座られてはかなわない。



バレエに詳しい我が同僚Mさん曰く、昔はプラテアに座るような平民は舞台よりもパルコ(ボックス席)にいる貴族を見物に来ていたとか。ナルホドー。



今日も好調、ムッル・モンタナリ組

初日は興奮気味のためあまり冷静に見られなかったStellaも、二回目は流れを追いつつ「今日の調子はどうかな」などと考えながら見る事が出来た。
相変わらず感動的で美しいお二人。


途中札束をマルグリットの顔面に投げ付けるシーンで、アルマンのタキシード(?)のウェスト部分に隠してあるお札が、なんと一枚しか出てこず、ひらひらと寂しく舞うというちょっとしたハプニングも。
マッシモが咄嗟に再度背広の中に手を入れたので、もう一度札束を出すのかと思いましたが、そのまま演技を続けました。
見ていたStellaのほうがドキドキ冷や冷やしてしまって、しばらく気になって集中出来なかった。でも当人たちはちゃんと落ち着きを取り戻して役柄に入り込んでいました。


最後はマルグリットを失ったアルマンの慟哭、これはマッシモならではの真実味があって何度見ても胸に迫るものがあります。観客の涙と惜しみない拍手をいざなっていました。
「マノン」のラストを彷彿とさせます。



出待ちの多さにビックリ

さて、出待ち。

初日もお友達とサイン貰いに待ってみたのですが、なんと!意表を突いて主役のお二人(エマヌエラとマッシモ)はすでに帰ったとの事。拍子抜け&かなりガッカリだったのです。

そんなわけで、今日は是非一目会いたい!まさかまた帰っちゃってないよね…??とドキドキの出待ちです。
まずビビったのが、出待ち人口の多さ。東京文化会館あたりの出待ち規模は世界でも最大と勝手に思っていたのですが…

それぞれが誰のファンなのかは知る由もないが、普通に考えて主役のエマヌエラとマッシモは、出てくればひと目見たいしサイン貰いたいと思うものだろう。

普通なら身支度により時間がかかるのは女性なのに、エマヌエラはとっとと出で来て(当たり前だ、マルグリットが終わって2演目めの最中に身仕度出来るのだから。)、かなりファンに対し優しく愛想よく挨拶して、お友達とおしゃべりしたあと去って行った。
サインに応じるエマヌエラ・モンタナリ

ところが主役の片割れマッシモ・ムッルはなかなか出てこない。最初は大勢いてStellaをビビらせていた出待ちの客たち(マッシモ目当てかどうか知らないが)も、ぞろぞろ帰り始めた。

日本からはるばる来たStellaは別として、残された少数精鋭=辛抱強く待っているファン=は、常連風のおじさんおばさん、もとい、おじいちゃんおばあちゃん達(6人くらいか?)である。

…ああマッシモ…。あなたはそんなにイケメン長身で輝けるスカラのエトワールなのに、真のファン層はこの面々なの? 囧rz
性格的に騒がれるのは嫌いだろうし、だからワザと遅く出て来ているのかとも思うが、それにしても今や年に一度きりの出番(←あんたは彦星か?!)、もう少し熱い感じで出迎えられてもいいのでは、と何だか気の毒になった。

その忠実なファンの彼らも、あまりにマッシモ登場の気配無く、さすがに気を揉み出した。みな口々に「ムッルはまさかもう帰ったのか⁈」と心配し始め、出てくるダンサー達に「ムッルは?」と尋ねている。しかし、パートナーのエマヌエラ・モンタナリに聞いても、昔「さすらう若者の歌」を一緒に踊ったりしてたガブリエル・コラド君に聞いても、皆「知らない」と言う。

ガブリエル・コラド

…マッシモ、ひょっとして友達居ないのか?
かく言うStellaも、まさか秘密の裏口からこっそり抜け出したのでは…?!
((((;゚Д゚))))))) ←なんのために
などと思ったくらいである。

とうとうシビレを切らしたおじさんが楽屋口を入り警備員に尋ねに行って、「まだ出て来てない」との情報をもって戻ってきた。



ライバルはゲイモデル?!

その出待ちの中に、やたらと目立つ輩がいた。長身長髪のモデル風な男性。顔立ちはかなり濃く、その個性的いでたちからも、ダンサー風情というよりどちらかというとモデルかファッション関係者。
幕間の時点ですでに目に付く存在だったので、「ふぅーん、こういう人もスカラ座にバレエ見にくるのか」と思っていたら、初日も今日も超本気で出待ちしている。

Stellaの女の直感が「このゲイモデル(←決めつけ)、絶対マッシモファン」と告げている。
ひた待ちに待ちわびる様子もせつなげで、かなり乙女な感じを醸している。
そして、只者ではない雰囲気!いったい、何者…⁈?? (−_−#)



遂にお目見え、マッシモ

やっと現れました。
ロン毛をなびかせたマッシモが
((((;゚Д゚)))))))
現れた瞬間おじいちゃんたち、「ああ~!髪の毛!」と勝手に納得。
いや、いくらロン毛でも乾かすのに1.5時間かかんないから。

そうしておばちゃんおじちゃんたちがサイン頂戴、写真撮ってもいい?と代わる代わる群がる。
負けるなアジア人代表!と自らを鼓舞し、Stellaもおずおずと近寄ってってパンフにサインを貰った。♡♡

超キンチョーッ! \(//∇//)\
でも7ヶ月ぶりに会えたのだから、感動もひとしお。
とってもステキで感動しました、舞台…なんて、言いたいけど胸いっぱいでロクにしゃべれないStella。

そうしてマッシモはファン達に別れを告げ、長い髪をなびかせて颯爽とミラノの街並みに消えて行ったのでした。

fin.

イタリア旅行記⑶ フィレンツェ編

5月19日(土)
フィレンツェ散策、バレエ鑑賞MaggioDanza「4 temperaments」他

ミラノでの3日間を親愛なる友人・F子と過ごしたStellaは、朝のナヴィリオ運河を散歩し、別れを惜しみつつ一旦ミラノを出る。
朝のナヴィリオ運河

オシャレなカフェで、最後のひととき。

Stellaがイタリアで1番好きな街、フィレンツェ。
今回はスカラ座の舞台が18日夜、20日昼間、23日夜というスケジュールのため、たった一晩でまたミラノへトンボ帰り。

それでも、フィレンツェの
バレエ団MaggioDanzaによるバランシン振付「4 temperaments」と、Suzan Linke振付「la notte trasfigurata」(浄夜)のチケットを早々に押さえてしまっていたから、フィレンツェ行きも決行。

雨が降ったり止んだりしていたのであまり街並みの写真を今回は撮りませんでしたが、おりしもかの有名な「ミッレ・ミリア」(Mille miglia)開催中で今日はフィレンツェ通過の日!

ミッレ・ミリアと言えば、昔イタリア人の車好きな友人に誘われて、日本のミッレ・ミリアのスタートを見に、原宿まで行ったのが懐かしい。
ヴィンテージカーに乗った堺雅章や近藤マッチを見てなんだかビックリ、というか高価でレアなヴィンテージカーを所有しているからにはこういった機会に脚光を浴びたいっていうイベントなのねー、などと思ったものだ。

しっとりと雨で濡れるフィレンツェの街を、オープンカーで通過して行く美しき車とそのオーナー達…日本の原宿ふぜいとは違うわっ


さて、中途半端な時間しか残されていない哀れなStellaは、夕方5~6時に閉まってしまう美術館や教会にも、晴れていたら見晴らしの良いはずのサン・ミケーレの丘にも登らず、ただそぞろ歩いた。

バレエは20:30からなので、トスカーナ風前菜とトスカーナワインでアペリティーボ!当然でしょう。


この前菜盛りがたったの9ユーロ。
ワインも赤白グラス3~4ユーロで8種類ほどあり、ついつい3杯も飲んでしまった。
いやいや、そんくらいで酔ったり、バレエ中に眠くなったりするようなヤワなStellaでは御座いませんので、ご心配なく。

バランシン振付「4 temperaments」と、Suzan Linke振付「la notte trasfigurata」(浄夜)

簡素に書くとするならば
4 temperaments : つまらん
浄夜 : すごくきれいで良い

上記を踊ったのが同じ人達とは信じ難いほどの豹変ぶり。
振付ってダンサーの印象をここまで左右するのね…ダンサーを生かすも殺すも、振付家だと学んだStellaであった。

この浄夜を振り付けたSusan Linke、ググッてもあまり情報が出てこなかったので期待はしておらず、正直マッジオ・ダンツァが見たかったのと、バランシンの方の演目を見るために予約したようなものだったのですが、期待と裏腹に「浄夜」、また見たいくらい気に入りました!

パンフにあった情報では、どうやらSusan Linkeは、かの有名なピナ・バウシュと同世代の現代振付家の1人で、もしかするとこれからもっと名を馳せるかもしれませんね。

エミリア州で、地震!

5月20日の午前4時頃、Stellaの安らかな眠りを、あの慣れた地震の揺れが覚ました。

一瞬、東京の我が家にいるかと錯覚したが、薄闇の中で部屋の景色が違う。
あれ?ここはイタリア、フィレンツェのはず。地下鉄もないし、朝のゴミ収集車の音もしないし、第一木造でもないのにこのホテルが揺れるか?

しかも、結構揺れは長かった。うーん、いくらここがイタリアと言えど、これは地震だよな。何十回も経験してるんだから間違い無いはず…
そして揺れに慣れたStellaとしては、もちろん二度寝。(( _ _ ))..zzzZZ

翌日電車の中で、向かいの人が読んでる新聞の一面にデカデカと「エミリアで地震」と載ってたので、やはりかなり大きい地震だったんだなー、と知りました。

日本に帰ったら、「皆に大丈夫だった??」と聞かれて、あらそんなに大きく報道されたの?って今更驚いたわ。

全くの偶然で翌日(21日)行くことになるフェッラーラの街が震源だと、フェッラーラ出身の子が言ってたけれど、街の様子を見ても特に地震の被害や影響は感じませんでした。

fin.

2012年5月29日火曜日

イタリア旅行記⑵ スカラ座編

5月18日(金)
ガルダ湖、そして待ちに待った「マルグリットとアルマン」

2日目は、都会から離れてガルダ湖に行くことにした。
F子曰く「湖で心と体を清めてマッシモに会いに行くべし」。
…おいおい、Stellaの心と体は、いつ穢れたんだ?

ヴェネツィア方面の電車で約1時間。ガルダ湖の入り口、Desenzano del Garda(デゼンツァーノ・デル・ガルダ)に到着。歩いて15分くらいのところに町があり、遊覧船乗り場から乗船。


Sirmione(シルミオーネ)で降りて、お城から湖を眺めたり、湖畔のリストランテの木陰で美味しいランチとフランチャコルタ(メトード・シャンプノットで作られたスパークリングワインなので、非常に繊細で美味)を頂いたり。




そうして心も体も清らかになった(?)Stellaは、マッシモの待つミラノへと戻りました。


スカラ座

人生初のスカラ座。初の海外バレエ公演。何よりまずカッコいいのが、スタッフさん(チケット切ったり、席へ案内してくれる人たち)のユニフォーム。
詰め襟で丈の長い黒のローブみたいなのに、重たそうなペンダントを首から下げている。

かぁっこいい~~(・∀・)
しかも、アジア人と見れば英語で話しかければいい、と思っている観光客なれしたミラノの商業施設の従業員と違い、ちゃんと「右行って階段登って左」とかってイタリア語で教えてくれるのがまた、好感♪

桟敷席の入口からの眺め。開始前・休憩中は鍵がかけられている。

Stellaは、初日は1階(日本でいう二階)桟敷席の、No.2つまりステージから2番目に近いボックス席に陣取った。
ステージのほぼ真横、オーケストラボックスの真上である。
場所を変えて3回鑑賞してみたが、結論から言うとこの席が一番よかった。

オペラグラスなしでもダンサーの表情がはっきりと見えるほどの至近距離。(T ^ T)
ときたま、アングルが横すぎて見るのが厳しい時もあった(踊り手が舞台右袖近くにいる時見えない)けれど、「マルグリットとアルマン」の場合は、左から見るより右から見たほうが表情がよく見える場面が多いからだ。

 「白」のシーン。
束の間の幸せなひと時を、美しいパドドゥと表情の演技で魅せてくれます。


札束をマルグリットの顔に叩きつけるシーン。
あの穏やかなマッシモが…((((;゚Д゚)))))))と驚くほどの、激しい怒りの表現。
マルグリットを高く持ち上げる連続リフトも、ダイナミックに決まっていました。

イタリアくんだりまでこんな短い演目を見に行くの、正直どうなんだろう?と自問自答することもあったけれど、やはり行って良かったと思える、すばらしい舞台でした。

エマヌエラ・モンタナリもとても良かったし、2人のパートナーシップも長年組んで来ただけあって、息ぴったり。

感動をありがとう。

fin.

2012年5月28日月曜日

イタリア旅行記⑴ ミラノ編

5月16日(水)
ミラノへ到着

成田を午前便で出て、ミラノへ同日夜に到着。
パリに住む友人F子も合流して、ナヴィリオ地区のホテルで久々の再会!
お土産に、ラデュレのマカロン(新味でサクラってのが出たみたいですね)と、フランスのバレエ雑誌「Danse」と「Danser」を買ってきてくれた。♡

腹ペコの2人は会うなり早速遅めの夕食へ。キッチンがクローズするくらいの時刻だったので、ホテル近くのプーリア州料理の店へ。
http://www.acquasala.it/
安易なソリューションの割に当たりなレストランで、前菜盛りも手打ち生パスタも、とっても美味♡でした。オススメできる店です。


5月17日(木)
ダヴィンチ「最期の晩餐」、ドゥオモ、ビゴンゼッティ「ロミジュリ」。

時差ボケで早起きのStellaと、朝は食欲無し子のF。泊まったホテル「Art Hotel Navigli」の朝食はStellaがイタリアで見た中で1番充実していて美味しかった。部屋もきれいでサービスも悪く無く、オススメできる。


http://www.galahotels.com/detail.aspx?hotelid=410380&sr=gg&gclid=CPKogPDAorACFUZNpgodATyEYg


「最期の晩餐」

8時半。さっそく出かける。
朝一番に、日本から前もって予約しておいた、レオナルド・ダヴィンチ「最期の晩餐」を見るため、サンタマリア・デッレ・グラツィエ教会へ。

ガイドのお姉さんの英語はイタリア訛りが強すぎて半分しか理解出来ず(しかも洞窟みたいによく響く石造りの建物の為、日本語だったとしても辛いかも)、少し残念。
そして、これ一枚見て説明受けるだけなので、あっと言う間に終わってしまった。涙

きれーだったぁ「最期の晩餐」(l'Ultima cena)。

キリストの服は死を表す赤で、ラピスラズリで出した綺麗なブルーの布を肩から掛けています。
元々多くの含蓄のある、よく考えて描かれた作品ですが、全体的に淡い色使いで輪郭もはっきりしない(修復のせいもあると思いますが)ので、余計にミステリアス。
例えば9人の聖人たちのそれぞれの手が何処に置かれているのか、テーブルや衣服に馴染んでしまって分かりにくいのです。


 そして、キリストのちょうど真下がキッチンへの入り口だった為、アーチ型に切り取ったように失われており、キリストや他の聖人の脚がどのように置かれていたのかも、今となってはわからない。
同じグループにいた一人の男性がガイドさんに質問しました。「なぜ切り取られた部分も修復しないのか」。
ガイドさん曰く、イタリアの法律で、無くなってしまった。部分まで修復することは出来ないのだそう。

ドゥオモ

Stellaが初めてミラノに来た頃(2003?)、ドゥオモの正面は修復真っ只中で、悲しくテントに覆われていた。
その後はすっかり化粧直しして真っ白な美しい姿を見せていたが今度はてっぺんのマリア様を頂く小さな棟など、一部微妙に修復中。
それでも、5,6回目のミラノにして初のドゥオモ登上に挑戦…というより、見るべきところはもう見たし、他に観光らしき事があまり残っていなかったのである。

天気にも恵まれ、遠くに雪の残る山脈が見えた。あらゆる尖塔には230体の聖人が立っている。ドゥオモ前広場を見下ろしたら、さすがに高くて怖かった。((((;゚Д゚)))))))


ランチはブレラ地区のトスカーナ料理レストラン、Torre di Pisa (ピサの斜塔)へ。
http://www.trattoriatorredipisa.it/it/home.html
ミラノ在住の友人オススメとあって、穴場的な場所にありながら、とっても美味しかった。


フレッシュな木苺♥に、アイスクリーム。こんなに木苺ふんだんに食べたの生まれて初めてでカンドーしました!

計らずも今夜行く劇場、Piccolo teatro Giorgio Strehlerの目と鼻の先。今夜そこへ行くとウェイターと話していたら、「後ろのお客さん達はそこの関係者ですよ」とな。なんたる偶然 (^O^)/

マウロ・ビゴンゼッティ「ロミオとジュリエット」

先般当ブログでも紹介した「Kings of the dance」、2008年マッシモ・ムッル主演「メディテラネア」などでStellaが個人的にも好きかもしれない、と注目してる振付家ビゴンゼッティ。
今はNY在住ですが、たまたま彼の作品のイタリア公演期間中ということで、見に行きました!



「ロミオとジュリエット」は下記のイメージ写真が綺麗なのですごく期待して行きました。


解説によれば「最後から始まり出会いの場面で終わる」という面白い構成らしいけど、見ててもそこまではっきりどれがどの場面なのかわからなかった。Stellaがもっとバレエ百戦錬磨だったら、この音楽はこのシーン、と特定しやすかったかもしれませんが…
リピートの振り・音楽が多く、結構長かった。正直途中で辛かった。←もともと、コンテンポラリーが苦手なStella。

それよりビゴンゼッティ本人が見れたのが何かカンドー。
周囲の人々は全然反応してないから、もしや人違いかと不安になるほど放って置かれていた(一応)有名人・マウロ。
黒いTシャツに白ジャケット、胸にポケットチーフでオシャレさん☆でした。

fin.