2012年1月24日火曜日

私を取り巻くバレエ好きな人々

恋愛において、"恋そのものよりも楽しいのは、女友達との恋ばな"だ、と思う。
だけど男は、むやみやたらに自分の恋愛(こと相手の女性)について語るべきではない、とも思う。
なんて勝手なのだろうか。勝手と知りつつも、もし世の中が全てこんな風(=男子寡黙、寛容)なら、世界は平和だ。



それと同じで、バレエもひとりで陶酔するよりも、仲間と観たり語ったりする方が、楽しさ100倍なのである。


★頼りになる我が同僚★

Mさんは職場でいつもお世話になっているばかりか、NBS(日本舞台芸術振興会)会員でらっしゃるので、我々バレエ好き若葉マークの迷える子羊達の分のチケットも、先行予約特典を利用していい席を取ってくれるのだ。

前に書いた「バレエ鑑賞ランチ」に参加してくれる法務のマドンナMさんも、殆どマブダチな業者のTさんも、もちろんStellaも一緒につれだって、4月にウィーン国立バレエの「こうもり」を観に行くことになった。
見たいと思っていたマニュエル・ルグリも来るとあって、今からかなり楽しみである。

そんな大人数になっても、面倒がらずにまとめてチケットを取って面倒見てくれる、頼りになるお姉さんなのだ。

Stellaがマッシモに出会ったその時も、Mさんは隣に居た。

生まれて始めての”出待ち”も、彼女と一緒にした。
マッシモの前に立つとキンチョーしてしまい、言いたいことの半分も出てこない、らしくない私を後ろで見守り励ましてくれた。




★きっかけは「ボレロ」★

前にも書いたけど、そもそもの始まりは2008年7月のベジャール追悼ガラ(@ヴェルサイユ宮殿)。
東京バレエ団をはべらし、神々しいまでにかっこよく「ボレロ」を踊るシルヴィ姐さんに惚れ、絶対また観たいと強く思ったことである。
(思えばギエムなしにはマッシモにもバレエにも出会えなかった。姐さん有難う。)
これだってバレエ好きな友達F子に誘われなければ気付きもしなかったイベントである。

シルヴィ・ギエム「ボレロ」。
何度見ても泣けます。

今の会社に転職した2010年、入ったその日にバレエ談議で盛り上がるMさんを見て

この人ならギエム来日をいちはやくキャッチするに違いない

と確信した。(そしてその読みは正しかった)

だから即効
「私バレエは一回しか観たことないんですけど、シルヴィ・ギエムをもう一度見たいんです。だから来日する時教えて下さい」
とお願いした。

当時の私はバレエ自体に興味はなく、シルヴィ・ギエムさえ見れれば良かったので、他のダンサーを観に劇場へ行こうなんて考えもせずにひたすら「ギエムまだ来ないかなー」と思っていたのだった。



★そしてシルヴィ来日★

とうとう彼女はやって来た。
しかも東日本大震災のチャリティーだなんて、さすがやる事が違う、男前だぜっ

シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル 「マノン」 寝室のパドゥドゥ。
これは100回くらい観ても飽きない(笑)

「ボレロ」じゃないけど、やっとシルヴィが見れる。(この時Stellaがチケット取った~正確にはMさんに取ってもらった~プログラムに含まれてたのは「マノン」と「田園の出来事」)


その日会社でMさんはふと思い出したように言った。

そういえば今日のシルヴィの相手はイタリア人でけっこうイケメンですよ

今思えば彼女の言葉はなんて真実だったのだろうか


私がイタリア好き(プラス、美人好き)なのを知っているのでそう教えてくれたのだ。
タリと聞いただけでいい気分になれる、安上がりでおめでたいStella。

さらに今夜の公演への期待度アップ!

でも"イケメン"てのには期待してなかった(男子バレエダンサーに誤ったイメージを抱いていました御免なさい)ので、ググってみようともしなかった。
あくまで見たかったのはギエムですから…



★砂漠にオアシス、Gさん現る★

ギエムのみに対して抱いていたLoveとは裏腹に、"あくしでんたりー"マッシモに惚れたStella。

そんな私が次に欲しがったものはマッシモの写真。だっていつも見ていたい。
それを与えてくれたのがMさんのバレエ仲間のGさんである。


マッシモ熱冷めやらぬ私に、ある朝Mさんは出勤するなりバサっと大量の写真をプレゼントしてくれた。

ぎゃーーーー 何これっっ どうしたんですか?!

とコーフンする私にMさんはさらりと「お友達が撮ったんです」。

えっ?焼き増ししてくれたの?見ず知らずの私のために?(しかも望んだ矢先のこの早さ)

二人のその親切心とスピードと連携プレーにも驚嘆するが、Gさんのパパラッチ(?)ぶりにも感心する。
どれもかなりのクロース・ショット、かつピンボケしていないのである。
これだけ写真を撮るってことは相当ファン?だろうに、手もブレず、シャッターチャンスを逃さない冷静さ。

まだ見ぬGさんはこのときStellaの中でかなりの「デキル女」としてインプットされた。

Mさん、その方そんなにマッシモファンなんですか?

Mさん「んー、多分Gさんの好きなダンサー10本指に入ると思うけど

じ、じゅっぽん??

そんなにいるんかい!
私なんかダンサー自体10人も知らないのに。
と、おったまげたものでした。



★マッシモだらけ。★

これ、Stellaのオフィスのデスクの様子。


美しい物に囲まれていたいの

(右側の写真は昔勤めてた化粧品ブランドのビジュアルを、アートディレクターさん本人からいただいたものである)

マッシモの写真多すぎてコワイ。

なんて思わずに。
(これはほんの一部です)

だって好きなんだもの。



写真をくださったGさん、ほんとにほんとにありがとうございます。大切にします。


GさんもMさんも、一番すきなのは、やっぱり王子 (マラーホフのこと)
マラーホフの舞台の時は幸せそうな2人を見て私も嬉しくなっちゃった。
好きな人が(マッシモに比べれば)しょっちゅう日本に来てくれて、いいなーいいなー


Stellaはしばらく写真と動画と記事で我慢します。

アーメン。(修道女の気分)

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