ヴぃしにょーわさまなんかちゃっかりテレビとか出ちゃって。ものすごく心配なさっている様子ですがね。
我らがT子の王子ことデイヴィッド・ホールバーグ氏もボリショイ初の外国人プリンシパルとして黙っちゃいられないご様子。
「ヴィジョナリーなダンサー世代を牽引するアーティストに対する理解不能な攻撃。このような暴力はアーティストコミュニティーからも、他のどこからも排除すべき」と、フィーリン監督の回復を祈る。
モスクワのTV局によれば、入院中の監督自身が顔中包帯の状態でインタビューに答え、「犯人はフードをかぶり、マスクかスカーフのようなものも付けていた。撃たれるのかと思い恐ろしかった。追いかけようと振り返ったが、犯人はもう先のほうを逃げていた」と話した。
ボリショイのスポークスマンによれば監督はこの後すぐブリュッセルにあるやけど専門の病院へと飛行機で運ばれ、目の緊急手術を受けるということだ。医師団は監督の視力の保持に努めているという。
Stellaの北京でできたバレエ友達(詳しくは北京バレエ鑑賞旅行記を参照のこと)、マリア!ちゃんが、より詳しい記事を送ってくれました。
上記の英文記事には他にもいろんなことが書かれていますが、ショックなのはこの伝統あるボリショイでは200年もにわたってこういった内部抗争が続いているということですね。華麗な舞台の裏側に・・・なんとも残念です。
フィーリン監督は2週間も前から、タイヤを切り裂く、Eメールをハッキングされる、無言電話を受けるなどの個人的ないやがらせを受けていたようです。
ボリショイのスポークスマンは「バレエの役や、マンションなどをめぐる闘いだと思っていた。こんなレベルの犯罪にまで発展するとは」と驚きを隠せない様子。
「顔、耳、額、口などにひどい火傷を負っており、もちろん視覚も深刻な懸念がある」とされ、医師によれば回復に少なくとも6ヶ月は要する。
「息子が脅されているのは知っていたが誰が背後にいるのかわからなかった」とフィーリンの母ナタリヤ。
フィーリン曰く、犯人はあとをつけて来、フィーリンの名前を呼んで振り向いたところで酸スプレーをかけた。
「ボリショイの監督が危険な仕事だということに気づかされました」とスヴェトラナ・ザハロワは涙ぐみながら話した。
ABTのラトマンスキー監督もFBで「セルゲイ・フィーリンに起きたことは偶然ではない」と書き込んでいる。
「ボリショイには病んだ人がたくさんいる。それはひどい汚物だめのようなもの。アーティストと仲良くなろうとする者たちの中には投機筋やダフ屋、自分のお気に入りのライバルに食ってかかる半狂乱のファン、ハッキングで足元をすくおうとする者、嘘の報道やスキャンダラスなインタビューなど」
以前、Stellaブログでもニコライ・ツィスカリーゼに関して書いた時(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/07/stella.html)、なんだか激しそう・・・と思ったけど。フィーリン監督、労働組合のトップまで勤めてるんだもの、トラブルに巻き込まれるリスク高いよ。
とにかく、監督の目が早く復活して元の生活に戻れることを祈ります。
fin.
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