2012年5月31日木曜日

イタリア旅行記⑶ フィレンツェ編

5月19日(土)
フィレンツェ散策、バレエ鑑賞MaggioDanza「4 temperaments」他

ミラノでの3日間を親愛なる友人・F子と過ごしたStellaは、朝のナヴィリオ運河を散歩し、別れを惜しみつつ一旦ミラノを出る。
朝のナヴィリオ運河

オシャレなカフェで、最後のひととき。

Stellaがイタリアで1番好きな街、フィレンツェ。
今回はスカラ座の舞台が18日夜、20日昼間、23日夜というスケジュールのため、たった一晩でまたミラノへトンボ帰り。

それでも、フィレンツェの
バレエ団MaggioDanzaによるバランシン振付「4 temperaments」と、Suzan Linke振付「la notte trasfigurata」(浄夜)のチケットを早々に押さえてしまっていたから、フィレンツェ行きも決行。

雨が降ったり止んだりしていたのであまり街並みの写真を今回は撮りませんでしたが、おりしもかの有名な「ミッレ・ミリア」(Mille miglia)開催中で今日はフィレンツェ通過の日!

ミッレ・ミリアと言えば、昔イタリア人の車好きな友人に誘われて、日本のミッレ・ミリアのスタートを見に、原宿まで行ったのが懐かしい。
ヴィンテージカーに乗った堺雅章や近藤マッチを見てなんだかビックリ、というか高価でレアなヴィンテージカーを所有しているからにはこういった機会に脚光を浴びたいっていうイベントなのねー、などと思ったものだ。

しっとりと雨で濡れるフィレンツェの街を、オープンカーで通過して行く美しき車とそのオーナー達…日本の原宿ふぜいとは違うわっ


さて、中途半端な時間しか残されていない哀れなStellaは、夕方5~6時に閉まってしまう美術館や教会にも、晴れていたら見晴らしの良いはずのサン・ミケーレの丘にも登らず、ただそぞろ歩いた。

バレエは20:30からなので、トスカーナ風前菜とトスカーナワインでアペリティーボ!当然でしょう。


この前菜盛りがたったの9ユーロ。
ワインも赤白グラス3~4ユーロで8種類ほどあり、ついつい3杯も飲んでしまった。
いやいや、そんくらいで酔ったり、バレエ中に眠くなったりするようなヤワなStellaでは御座いませんので、ご心配なく。

バランシン振付「4 temperaments」と、Suzan Linke振付「la notte trasfigurata」(浄夜)

簡素に書くとするならば
4 temperaments : つまらん
浄夜 : すごくきれいで良い

上記を踊ったのが同じ人達とは信じ難いほどの豹変ぶり。
振付ってダンサーの印象をここまで左右するのね…ダンサーを生かすも殺すも、振付家だと学んだStellaであった。

この浄夜を振り付けたSusan Linke、ググッてもあまり情報が出てこなかったので期待はしておらず、正直マッジオ・ダンツァが見たかったのと、バランシンの方の演目を見るために予約したようなものだったのですが、期待と裏腹に「浄夜」、また見たいくらい気に入りました!

パンフにあった情報では、どうやらSusan Linkeは、かの有名なピナ・バウシュと同世代の現代振付家の1人で、もしかするとこれからもっと名を馳せるかもしれませんね。

エミリア州で、地震!

5月20日の午前4時頃、Stellaの安らかな眠りを、あの慣れた地震の揺れが覚ました。

一瞬、東京の我が家にいるかと錯覚したが、薄闇の中で部屋の景色が違う。
あれ?ここはイタリア、フィレンツェのはず。地下鉄もないし、朝のゴミ収集車の音もしないし、第一木造でもないのにこのホテルが揺れるか?

しかも、結構揺れは長かった。うーん、いくらここがイタリアと言えど、これは地震だよな。何十回も経験してるんだから間違い無いはず…
そして揺れに慣れたStellaとしては、もちろん二度寝。(( _ _ ))..zzzZZ

翌日電車の中で、向かいの人が読んでる新聞の一面にデカデカと「エミリアで地震」と載ってたので、やはりかなり大きい地震だったんだなー、と知りました。

日本に帰ったら、「皆に大丈夫だった??」と聞かれて、あらそんなに大きく報道されたの?って今更驚いたわ。

全くの偶然で翌日(21日)行くことになるフェッラーラの街が震源だと、フェッラーラ出身の子が言ってたけれど、街の様子を見ても特に地震の被害や影響は感じませんでした。

fin.

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