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2013年4月15日月曜日

フランス語こぼれ話③ 【男性名詞?女性名詞?】

おはようございます。

浅田真央ちゃん引退表明はちょっとショックですね… そして高橋大輔も鈴木明子もキムヨナもっていう。(−_−#)

Aiちゃんはこの週末、フランス語のお勉強は進んだかな~?
Stellaもドイツ語をちょっと予習復習したよ。4月1日から始まった新学期もはや3週目に突入。ほかの言語は着々と進んでいるのに、ロシア語は延々とアルファベットをやっちょるばい・・・
どんだけ?(; ̄ェ ̄)

さて

日本語や英語のように性別のない言語を話す人にとって、フランス語の男女の別はちょっと面倒なポイント。ドイツ語なんて中性とかあるからまだマシだとStellaは思うが。


あんましルールはないみたいなので覚えるしかないと思うんだけど、あんまり神経質にならなくてもそのうち自然と覚えられるよ

★語尾にヒント★

一般的に -tion, -ette, -enneで終わるのは女性が多いよ。
station  駅
création 創造
relation 関係
cassette カセット
noisette へーゼルナッツ
camionnette ミニトラック。camion (男)トラックの小さい版。
parisienne パリっ子(女性)。男性はparisian

あと -ment, -al, -treで終わるのは男性名詞。
monument モニュメント
arrondissement 区(東京23区のような形でパリは20区に分かれる。その区をこう呼ぶ)
changement 変更、変化
animal 動物
journal 新聞
capital 首都
désastre 災害、災難
monstre 怪物、モンスター
chapitre 章、チャプター


★形容詞の性数一致★
ちなみに-alで終わる言葉は、複数形になると-auxと形を変えるので要注意!
un animal → des animaux
un journal → des journaux
un hôpital → des hôpiteax

これは、名詞に限らず形容詞が名詞に合わせて複数変化する時も同じ。(ラテン語系では、形容詞と名詞の性数の一致が起こるのです)  -alで終わる形容詞が複数名詞を修飾する時、-auxと姿を変えます。

例えば、
les arts martiaux マーシャルアーツ、格闘技 (単数形 martial)
des instruments musicaux 楽器 (単数形 musical)
といった具合。


★ちょっと上級編★

間違えやすい形容詞の性の一致例をあげとくから、これ覚えておくといいよー。(・∀・)

vieux 形容詞「古い」の男性形 → vieille 女性形
ですが、続く名詞が無声音のhや母音で始まる時vieilという形に変化します!!
例) 
vieil hôtel
ホテルは男性名詞ですが、vieux hôtelとは言いません。音で聞くと vielle hôtel も vieil hôtel も同じ音なので、一瞬、ホテルって女性名詞??と思ってしまうかもしれませんね。

vieil ordinateur コンピューターも同じく男性名詞。母音oで始まるので、vieuxではなくvieilとなります。


こういう変化をする形容詞でよく使うものとしては、
beau, belle, bel 美しい
がありますね。男性名詞に係る時基本はbeau。女性名詞に係る時はbelle。ここまでは皆さんご存知。注意したいのはその後に続く名詞が無声音hや母音で始まる時です。

bel esprit 才気があって頭のよい人 (ちなみに複数形にするとbeaux esprits。)
beau film とても良い映画(男性名詞)
belle fleur  美しい花(女性名詞)

もっと言うと、単数から複数になる時は男性形なら bel / beau → beaux、女性形はbelle → belles となりまーす。
beaux arts
belles maisons

上のviex, vieilleに関して言うと、
vieux → vieux(複数でも変化なし。xで終わるからsとか付けません。)
vieille → vieilles

ちょっと難しかったかなー?ま、ややこしいのはいつも男性形ってことだね。女性複数形は素直にsを付ければよい。

それじゃーまったね~。
fin.

2013年4月8日月曜日

フランス語 こぼれ話② 【アルファベ編】

皆さん、おひさ。

新学期が始まりましたね。
と言っても、まさかStellaは学生じゃない。でもある意味今Stellaにとって、この学期はちょっぴり重要な節目なの。
なぜって、なんだかまた語学オタの虫が騒ぎ始めちゃって、この4月から1人勉強が始まったから。ウフ

そんな訳でしばらく使ってなかったオベンキョ用の脳みそをリハビリしまーす
途中挫折するかもだからあんま大きな声じゃ言えないケドね、なんと4ヶ国語同時進行。こうなるとハッキリ言ってもう変態の領域だけど、まあいいじゃない。

今度の4ヶ国語の中にはフランス語は入ってないけど、今回は!フランス語を学び始めたお友達のAiちゃんのために連載始めまーす

頑張るAiちゃんに愛をこめて送るエール!!


とはいえStellaはコツとかヒント的なことしか書くつもりない。だって教科書みたく全部説明したらつまんなくて一気に読む気しなくなるし、第一そんなの書いてるこっちもつまらん

ちなみに以下、これまでStellaが書いた仏語テーマのブログ。
「フランス語 こぼれ話」(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2011/11/blog-post_11.html)というタイトルで ^ つまりaccent circonflexe (アクサン・シルコンフレックス) について。
「バレエ用語とフランス語」(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html)。
①で止まっちゃってる「仕事で使うフランス語①」(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2011/11/blog-post_15.html)
「フランス語の詩的表現」(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2011/11/blog-post_16.html)


Aiちゃんのためにどっから始めようか迷うとこだけど、最初はやっぱりABCから?


★フランス語こぼれ話 【アルファベ編】★

頭の片隅に置いておくとイイかもよ?なアルファベに関する雑学、いってみよー
  ε=┌(;・∀・)┘イッテミヨ!!

仏語には基本的に英語の26文字と同じアルファベ(alphabet)を使います。これだけでもすでに仏語を学ばれる皆さんはラッキー!!って思わなきゃダメです。Stellaは今ロシア語の33文字を覚えようと頑張ってるとこ。_φ(・_・ йфждшщюыцэ… ほらっ。フランス語は簡単でしょ?
ただし2個くらい(この辺テキトーに覚えておけばいい)変なのが混じってます。

ύ
œはoとeがくっついたやつ。でもキーボードとか文字がなければoeって書いてもいいんだって。çはcににょろっとセディーユっていうのがついたもの。Sの発音なのに素直にSとしないのにはワケがある。Sは仏語ではZの濁った発音になることあるからね。また後日説明します。
あと他はaeiouの母音にそれぞれ3種のアクセント符号(「´」=アクサンテギュ、「`」=アクサングラーヴ、「^」=アクサンシルコンフレクス)、トレマ(¨)が付くことがあるから、26以上あるように見えるけど、実はただの目印(発音ほぼ同じ)だから、あんまり気にしなくていい。

œとçを使った単語の例↓
sœur (soeur) 姉・妹
cœur (coeur) 心臓
leçon レッスン
garçon ギャルソン、ウェイター

こんぐらい「アラかわいいってぐらいに思って乗り越えましょう。



★フランス人にとってエキゾチックな文字?!★

下記のアルファベは基本、外来語にしか用いないらしい。
K
W
Y

じゃー、Kayoko Kawabata (カワバタ・カヨコ)さんなんていうお名前の方は、とっても異国的な感じになりますね。

日本じゃちょっと考えられないけど、フランスは(イタリアもそうだけど)戦争ダイスキな国だったから、駅とか通りとか広場の名前に、戦場の名前含む歴史上の英雄(将軍とか)の名前を付けられていることも多い。
ご存知の方も多いでしょうけど、フランスでは通りの名前は「○○通り何番地」って全部ぜ~んぶ名前がついてます。それがまた風流じゃ

あんま風流じゃないけど、KやWを使った仏語というと例えば!
メトロの駅Bir-Hakeim これも1942年のリビアのビル・アケムの戦い。パリのメトロ駅や橋の名前になっているだけでなく、リヨン、マルセイユ、ボルドーなどでも広場や通りの名前となっています。

Avenue Kléber クレベール将軍の名前から取った大通り名。

Avenue Wagram こちらも1809年ヴァグラムの戦いから来ています。ナポレオンがオーストリアのヴァグラムというところでフランス軍18万、オーストリア軍15万という大軍同士が激突し、合わせて7万以上の死傷者を出した。戦いはフランス軍が勝利し、オーストリアはシェーンブルンの和約を結んで屈服した。

上記はみんな外国の地名とか人名などの固有名詞なので、珍しい文字K, Wが使われていますね!
あとねー、文法とは関係ないけど、通りの名前は本当面白くて、結構ユニークなのとかあって飽きないよ❤ 世界の都市の名前とかね。
rue de Rome
rue de Constantinople
などなど。こうやって通りの名前を見上げながら楽しく歩けるのがフランスの街なのだ

では今日はこの辺で。

fin.

2012年11月21日水曜日

フランス語 こぼれ話

フランス語を学んでいる方、または語学にちょっと興味のある方向けに書きました。



写真少ないよ!

でも いくよ!!  





その昔 Benoît ブノワ というお友達とカフェでお茶しながら ふとわいた疑問を口にしました。

「どうしてBenoîtのîには petit chapeau (小さな帽子) ^ がついてるの?」


*ちなみにこのブノワくんは俳優のブノワ・マジメルとは関係ありません。残念ながら。


しかし、ほれぼれするような美男子ですね。



話がズレましたね。





この ^ は accent circonflexe (アクサン・シルコンフレックス) と呼ばれていますが
フランス人は愛称的に petit chapeau (小さな帽子) と呼んだりします。




しかしながらこのアクセント、発音に影響を与えないので、はっきり言って無くてもいいんじゃないかって気もしますし、書くのが面倒だし、うっかり付け忘れたりしがちです。
外国人にとりちょっと厄介なプチ・シャポーです。




とはいえ
付き合っていくしかないのが現実。





そういうわけで この可愛いくも小憎らしい帽子は、あちこちについています。


たとえば
病院 hôpital
城 château
島 île
海岸 côte

などなど



さてここでもしあなたがこの ^ のある法則に気づいたら語学の天才かも



さて何でしょう












わかるかな??



















じゃあ英語で書いてみようか

病院 hôpital    hospital
城 château                castle
島 île                        island
海岸 côte                 coast



共通項わかった?


ちっくたっくちっくたっく・・・・・






たびたびすいません、ブノワ・マジメルです。






えっ  まだわからない?





じゃあもうちょっとヒント。

お祭り fête               festival
回廊 cloître              cloister
牡蠣 huître               oyster









わかったかな w



英語に直すと、^のついてる母音のあとに全部 s がついてるでしょう?

古くは、 ^ がなく、s を表記していたようです。
私もフランスのどこかの美術館で、古い絵を見たとき、château じゃなくて chasteauって書かれてるのを発見したとき「ほんとだーーーー!!!」って感動したよ!!


レディー・ガガもきっとびっくり





もっと言うと英語だけじゃなくてイタリア語とかスペイン語とかでも、s が残っているのです。
なぜ仏語だけ独自の進化 s → ^ を遂げたのかしら。
イタリア語も加えました

病院 hôpital    hospital     ospedale
城     château          castle                castello
島     île                  island                 isola
海岸 côte               coast                  costa

というわけで、^ はあってもなくても、発音は同じだし、なんだか面倒くさい!!!
って思わずに、意外と興味深いヤツなんだな~~~


なんて思っていただけたら 仏語が嫌いにならずに済むかもしれない。




ではまたね。

ちゅ

2012年9月11日火曜日

バレエ用語とフランス語


何を隠そう語学オタクな気のあるStella、今日は少しだけバレエにおけるフランス語について書いてみようと思うの。
2011年の11月以来、すっかりご無沙汰のフランス語ネタです。
ご興味のある方は、「フランス語の詩的表現(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2011/11/blog-post_16.html)」「仕事で使うフランス語①(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2011/11/blog-post_15.html)」などもご参照ください。


バレエ発祥の地はイタリアだけど、体系化したのはルイ14世なので用語は基本的に仏語です。


最初に断っておくけど、Stellaの場合、バレエ用語は全然詳しくない。初心者だからね
だからこのブログの目的は用語解説ではありません。語学に関する雑談と思っていただきたく。
バレエに詳しい皆さん、解説に間違いがあったらごめんなさい。とあらかじめ謝っておく。 笑

なのでバレエまたはフランス語に興味がある人に、「へぇー」「面白い」「なるほど」と少しでも思ってもらえたら、嬉しいです (*´∀`*)
★の数ほどある用語なので、Stellaが見聞きしたことあるものに限られますが、行きまーす 



★鑑賞編★

エトワールétoile
 皆さまご存知、 星の意味。パリオペやスカラなど特定のバレエ団の最上位のダンサーに対して使われる呼称。(他ではプリンシパルなどと呼ばれることが多い)
通常の意味で用いる場合は女性名詞だけど、バレエのエトワールの場合、男女の区別があるためun, uneと不定冠詞を使い分けます。でもたいていの場合定冠詞がついて男でも女でもl'étoileとなるので、あんまり難しいこと考える必要なし。
イタリア語では『星』はstellaですけども、バレエでいうエトワールはやはりイタリア語でもétoileといいます。

パ・ドゥ・ドゥ Pas de deux 
 2人で踊ること。ちなみに仏語の場合は複数型にしても発音・綴り共に同じ。なぜなら語尾がsだから複数形も同じ。
イタリア語ではpasso a due パッソ・ア・ドゥーエ (複数型はpassi a due)

パ・ドゥ・トロワ Pas de trois
 3人で踊ること。

コール・ド(・バレエ) Corps de ballet 
 群舞のこと。仏語でcorpsはボディ()のこと。語尾のpsを発音しないため、「コール」となる。
 Stellaは昔、「ド」の前で切れることを知らなかったので、「コールド(cold)」だと思っていた。笑


★バレエ・レッスン用語 基本の基本★

Stellaみたいに、全くバレエ初めての人は、レッスン時にこの辺りの言葉とその動きから習います。

パ pas
 パはステップという意味。
pas à pas (パザパ)は一歩ずつ、少しずつ。Step by stepてことです。全く同じ綴り・読みで否定文に使うpasとは別物です。

アン・ドゥオール en dehors
 外側に の意。反対に内側に はen dedans(アン・ドゥダン)
バレエでは常に骨盤を開いて脚をアン・ドゥオールにしなくてはならないので、初心者Stellaはいっつもここ苦労するのよね~
dehorsは単に「外に」「外で」という意味ですので日常会話でもよく使います。同様の表現でà l'extérieurがあります。便利&やや上級のイディオムでは、en dehors de~を覚えておくとよいでしょう。「~の他に」「~以外では」という意味です。例えば
En dehors de ça, il faudrait aussi un couteau.(それ以外に、ナイフも必要だ)
En dehors de cela, le programme reste inchangé.(この事を除けば、プログラムは前と同じだ)
などなど。

プリエ plié
 動詞plierの過去分詞。plierは折りたたむ、曲げるという意味(英語のfoldやbendにあたる)
膝を曲げる動作。ポジシオンの1番、2番、4番、5番、6番それぞれで行う。ドゥミ・プリエはかかとが浮かないところまで。グラン・プリエは(2番以外は)かかとが浮いてしまっても可で下までしゃがみ込みますが、ギリギリまでかかとはつけたまま、戻るときもかかとはなるべく早く戻して上がってきます。
Stella、アキレス腱短いからかかとがすぐ浮いちゃうのね~(T_T)

ルルヴェ relevé
 持ちあげるの意。かかとを持ちあげつま先立ちになる動作。

タンデュ(タンジュ)tendu
 緊張した、張り詰めた、硬い、タイトな、の意。
バレエのレッスンでは脚をぴんと伸ばした状態で前後左右に出したり戻したりする所作を繰り返し行います。
肩が凝った、脚の筋肉が張っている状態などもtenduで表すことができます。
「今日仕事が(あるいはスケジュールなどが)タイトなんだよねー」なんて言いたい時も、C'est vraiment tendu aujourd'hui.(カジュアルな表現)などと言ったりします。

デガジェ degagé
 (邪魔なものを)よける・取り除くこと。バットマン・デガジェなど。
動詞degagerの日常フランス語での頻出用法としては、(une) vue degagée良い見晴らし(アパルトマンの広告などによく用いる)Degage-toi! (これは乱暴な言い方なのであまり使って欲しくないですが)「そこをどけ!」(車を運転しててイラついた運転手がよく使ってます)など。

バットマン battement 
 叩くこと。片足で立ちもう片方の足で打つ動きをすること。トントンと床を打つイメージでしょうか。動詞形はbattre(バットル)。 ドラムとかを打つ時もこの動詞を用います。

フェッテ foutté
 fouetterは鞭で打つこと。料理で泡立てるという時もこの動詞を使います。上記のbattreに比べてもっと激しく打つイメージが伝わるでしょうか。ちなみに皆さん「フェッテ」と発音しますが仏語ではどちらかというと「フエテ」に近いはず。
crème fouettéeはホイップされたクリーム。日本ではあまりないけど、フランスのスーパーには必ず、泡だてる手間の要らない缶入りのホイップクリームが売ってます。
フランスでよく見かけるcrème fouettée。

アン・クロワ en croix 
 croixは英語のcross、十字架のこと。タンデュを前・横・後ろ・横・前と順番に行う動作。
赤十字はcroix rouge。当たり前だけどどこの国でも赤い十字架っていう呼び方をするのね~

フォンデュ fondu
 溶けた、の意。チーズフォンデュやフォンダン・ショコラなどでおなじみですね。

クペ coupé
 couperは切る・カットすること。日本だとよく「クッペ」と発音されていますが実際は「クペ」のほうが近いです。
普通によく使います。couper en deux (クペ・アン・ドゥー) 二つに切る、couper en dés (クペ・アン・デ) サイコロ状に切るなど。レシピ本では頻出イディオムです!

パッセ passé
 通り過ぎるの意。
片方の脚のつま先をもう片方の脚の膝の位置まで持っていく動作。

トンベ tombé
 落ちる、落とすの意味。バレエでは片足で踏み込んでプリエに持っていく動作。
口語の仏語でよく使うものに、Laisse tomber(レッス・トンベ)があります。英語に文字通り訳したらLet it drop、ニュアンスとしてはForget it、あるいはLeave itに近いですが、あきらめろ、仕方ない、もういいよ、などの意味です。イタリア語ではLascia stare(ラシャ・スターレ)と言うようです。

シャンジュマン・ドゥ・ピエ Changement de pied
 足の位置を交換すること(5番で踏切り、ジャンプして前後逆位置の5番で着地する)。形が似ているのでお気づきかと思いますが動詞changer(シャンジェ)は英語のchangeにあたります

パ・ド・ブレ pas de bourré
 bourréは詰め物をした、の意。どうしてこのパにこういう名前がついたのかナゾです。

シャッセ chassé
  chasserというのは狩りをする、追いだすの意。片足が片足を地面を擦るようにして追いかけるパ。

グリッサード glissade
 glisserは滑るの意。滑るように行うパ。
動詞glisserはたまに使います。
(床が)滑るから気をつけて! Fait attention, ca glisse! (フェ・アタンシオン、サ・グリッス!)などと言う場合。

★体の部位★

ブラ bras
 腕。応用:「ポール・ド・ブラ」など

ピエ pied
 足。

ク・ド・ピエ cou de pied
 couは首、piedは足ですから、cou de piedは文字通り足首のことです。

ジャンブ jambe
 脚。応用:「ロン・ド・ジャンブ・アン・レール」など

キュイッス cuisse
 太もも。フランス料理のメニューなんかでよく見かける単語ですが

ド dos
 背中。

                
腕の動き

ポール・ド・ブラ port de bras
 腕の運び。あるポジションから他のポジションへの腕の動き。

アン・オー en haut
 hautは「高い」という形容詞であり、「高いところ」「上」という名詞でもあります。
アン・オーは「上に」という意味ですので例えば腕のポジションを指す時によく使いますね。
アン・バ en bas
 basは下の意なので、腕を下に下げて置くポジション。
En basは普段からフランス語会話でもよく用います。例えば
Il est ou?(彼はどこ?)
(Il est) en bas.(下の階よ。)
のように。地下階を特定して言う場合はau sous-sol (オ・ス・ソル)と言います。Sousは~の下という意味です。日本で言う一階はrez de chaussée (レドショセ)。日本の2階はpremier étageです。ひとつずつズレていますのでお間違いのないよう。

ア・ラ・スゴンド à la seconde

 seconde2番目ですから、2番目のポジションに、というのが文字通りの意味。腕を真横より少し体の正面側に置くこと。

アナヴァン en avant
は前なのでen avantは前にという意味。仏語会話では使われたの聞いたことないです。「~の前に」という場所を表す時は、devant(ドゥヴァン)~という言い方をします。例えばあなたの目の前に、と言いたければdevant toi (ドゥヴァン・トワ)だし、家の前だったら、devant la maison (ドゥヴァン・ラ・メゾン)
また~d’avant (~ダヴァン)という言い方もあり、la maison d'avantと言えば「(何かの)その前の家」を指すことになります。例えば、「○○銀行があるでしょ。その前の家よ。」


★もうちょっとアドバンス★

パ・ド・シャ pas de chat
 chatは猫、pasはステップのことなので、猫のような歩き方というのが語源です。
お菓子のラング・ド・シャは猫の舌の意。形が舌のように細長いからですね。


ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テール rond de jambe à terre
 脚で半円を描く動き。
rondは丸い・太ったという意味の形容詞、あるいは円という意味の名詞です(英語のroundと似ていますね)。
ここで「ロンポワン」の話をします。ロンは丸い、ポワンはポイントですから、さて何でしょう。
パリの有名なシャンゼリゼ通り(Avenue des Champs-Elysées)は、ご存知凱旋門(L'Arc de Triumph)から始まり、コンコルド広場(Place de la Concorde)まで続く大通り。この途中に、ロン・ポワン・デ・シャンゼリゼ(Rond point des Champs-Elysées)という六差路があります。
3本の通りが交差するRond point des Champs-Elyséesを上空から見た様子。
ロンポワンというのは、信号のないところで車が交差できる場所(英語でいうとRoundabout)で、凱旋門の周りも厳密に言えばロンポワンです。そこまで大きくなくても、フランスやヨーロッパの国々で車を運転すれば嫌と言うほど沢山のロンポワンを通ります。

ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール rond de jambe en l'air
 en l'airは「空中に」の意味ですので、上記の「ア・テール」を空中でやるバージョンてことです。

アロンジェ allongé
 伸ばす、長くなるポーズ。アラベスク・アロンジェ、アティチュード・アロンジェなど。
日常会話でのアロンジェは、主に2つの用法で使います。ひとつは「横たわる、寝そべる」もう一つは「薄める」の意。Café allongéと言えば、いわゆるアメリカンコーヒーのこと。直訳のcafé américanは通じませんしメニューにも通常はありません。


ランヴェルセ remversé
 ひっくり返す、裏返すの意。
Stellaの恩人Gさんによれば、「ランヴェルセは先ずアチチュードで経って、上体を反らせながら回転して向きを変える動き」。解説うまいっ!
シェネ chaîné
 chaîne(シェーヌ)が鎖(英語のchainと綴りがそっくりですね)ですので、
フランス語の語学用語でアンシェヌマン(enchaînement)やリエゾン(liaison)というのがあります。これらは、通常だと発音されない語尾の文字の直後に母音が来た時、連音として発音される現象。
このおかげでフランス語がなめらかに美しく聞こえると言われています。
例えば
Mon ami est un avocat. (私の恋人は弁護士です)
という場合、モン・アミ・エ・アン・アヴォカではなく、「モナミエタナヴォカ」となるわけです。
estは英語で言うbe動詞の3人称単数ですが、単体の発音としては「エ」で、sもtも発音されません。
ところが次に来る単語が母音で始まる場合、上記の例のようにtの文字が生きてくるというわけです。

★上級テクニック★

マネージュ manège
 メリーゴーランドのこと。ジャンプしながら大回転する様子がメリーゴーランドのようだからでしょうね。Stella、これ見るのが大好きなの

あーつかれた。
また今度気が向いたら第2弾やるねー

fin.

2011年11月15日火曜日

仕事で使うフランス語①

今回はお仕事で必要な仏語の表現について。


フランス語検定本とかNHKの語学講座とか語学学校とかであまり出てこない

だけどほぼ毎日使うボキャブラリーや表現。

誰かの何かの役に立つといいな



私もフランスの企業で働きながら覚えていったので、苦労もありましたが手探りな感じがまた面白くもあったなー



真っ先に思い出すのは

ある日ボスが

Stella, amène-moi le lutin!

と言った。


りゅたんを持って来い??

なんじゃそりゃ。



さっそくググると出てきたのはこの子だった。


























… 困惑する私を想像して下さい。

なんじゃこの小人(妖精?)は~?


仕方がないのでアシスタントの子にこっそり聞いた。

彼女はさも愉快そうに微笑んで「これよ」と差し出した。



調べても出てこない用法ですが
ボスが探していたのは、消費者調査のレポートをファイリングした分厚いファイルのことでした。

他に、classeur という言い方もよく使います。(こっちのほうが一般的)





んじゃ、こっから本番行きます。

ちなみに (n)(m)は男性名詞 (n)(f)は女性名詞 の意です。



【電話編】
まずはマナーと常識から。

フランス語で「もしもし」は allô ですが、仕事の場面ではあまり使用しません。
オドロキ!


自分からかける際

まず Bonjour (夕方以降なら Bon soir) と挨拶してから用件に入りましょう。
(基本的に仏人は、実はとても礼儀正しい人種と思います。)


さらに、同僚や、外部の人でもある程度親しい場合は、いきなり用件に入るとやや不躾なので、Comment allez-vous? (親しい相手ならTu vas bien?) などのように、相手の調子を一言尋ねてから要件を話します。



電話がかかって来た場合の受け方。

外部からであれば頭に会社や部署の名を付けて「XXX bonjour(上がり調子)」と出ます。
(使用例) L'Oréal, centre de recherche Bonjour.  ロレアル研究所です。

社内からの場合、人にもよりますがよくあるのは自分のファーストネームまたはフルネームのみを名乗り、相手が話すのを待つやり方。この時も語尾は上がり調子。

誰からかかってきているのか分かっている場合(たとえばStellaからかかってきたと番号が通知している場合)、
「Salut Stella!」

のようにいきなり挨拶することもあります。




その他豆知識(重要)
dièse   # シャープ (n)(m)
étoile   * コメ印 (n)(f)
le bip sonneau  「ピーッ」という発信音
(使用例) Veuillez laisser un message après le bip sonneau.  発信音の後にメッセージをどうぞ。

*ありがちなのは、フランスの携帯や固定電話にかけたら、留守電またはメッセージセンターに転送され、メッセージが流れたけど意味がよくわからない、、、というパターンです。

たとえば「発信音の後にメッセージをお残しください。電話を切るかまたはシャープを押してください。」みたいなことを仏語で言われてとっさにわからない、とか。

または自動音声の番号にかけ、番号と*と#とで操作し続けなければならない場合。
そういうとき上記のようなボキャがないと厳しいです。


ちなみに
スピーカーホンはhaut-parleurといいますが、スピーカーホンで話す時は、

Je te mets en haut-parleur.  「スピーカーホンにするね」

と、相手に一言断りましょう。



【会議編】
「会議」とひとことに言っても色んな種類があります。
ほぼ毎日使用するのは faire un point という表現。覚えよう

réunion (f) 正式な会議、大規模な会議
meeting (m) いわゆる「ミーティング」
point (m) 日常的に「打ち合わせ」をするという意味で使います。1対1とか少人数の場合使用。
  (使用例) On fait un point? 打ち合わせしようか。
   On fait un point lundi. 月曜に打ち合わせしよう。



【パソコン関係】
キーボード   clavier (n)(m) *ピアノの鍵盤も同じ。
スクリーン   écran (n)(m)
デスクトップ  burreau (n)(m)
@(アットマーク) arobase
USBスティック  clé USB (n)(f)







【その他】
よくビジネスシーンで多用する言葉。

mise à jour   アップデート (n)(f)
mettre à jour  アップデートする

pièce jointe   添付・アタッチメント
 (使用例)Veuillez trouver, en pièce jointe, mon CV. 添付の履歴書をご査収ください。


今日はマジメな話で疲れちゃったから、また今度。


ではお付き合いいだたき