2012年6月9日土曜日

シュツットガルトバレエ「じゃじゃ馬ならし」

2012/6/9
皆様こんにちは。( ´ ▽ ` )ノ

今週末のStellaは、仕事で神戸に来ています… 平日も朝から晩まで働いて、週末出張して立ち仕事よっ (-。-;

「白鳥の湖」と順序が前後してしまったが、Stellaは6月1日(金)、シュツットガルトバレエの「じゃじゃ馬ならし」初日を観に行った♥

「じゃじゃ馬ならし」
振付:ジョン・クランコ
音楽:ドメニコ・スカルラッティ
衣装・セット:エリザベス・ダルトン
原作:シェイクスピア

このお話、イタリアのお話らしい。
【あらすじ】
バプティスタ家の、お転婆娘のキャタリーナと、愛らしいが自惚れも強い妹ビアンカ。モテモテの妹に求婚する男達3人に、父がまずは姉が結婚しなければならないと告げると、3人は居酒屋で娼婦に身ぐるみ剥がされて一文なしになってしまった紳士ペトルーチオをそそのかし、美人で金持ちのキャタリーナに求婚せよとそそのかし、ペトルーチオは話に乗る。
初めは全くキャタリーナの気に入らないペトルーチオだが、何だかんだ言って2人は結婚することになった。披露宴に姿を現した花婿は、花嫁をさらって自分の家に連れていき、"じゃじゃ馬ならし"が始まる。
いがみ合う2人もだんだんと心を開き、徐々に仲良くなっていく。一方妹ビアンカの心を射止めたのは学生のルーセンショー。他の2人の求婚者は、カーニバルの日にビアンカそっくりの扮装をした娼婦に騙され結婚してしまう。そしてビアンカとルーセンショーの結婚式に現れたキャタリーナの貞淑な妻ぶりに周囲は仰天…

この日のキャスト

Katalina キャタリーナ: スー・ジン・カン
Petruchio ペトルーチオ:フィリップ・バランキエヴィッチ
Bianca ビアンカ:エリザベス・メイソン
3人の求婚者
Gremio グレミオ(老人): アルマン・ザシアン
Lutencio ルーテンショー(学生): マライン・ラドメーカー
Hortensio ホーテンショー(しゃれ男): ローランド・ハヴリカ

Damiano Pettenella
Stellaはね、第2幕のパ・ド・シスで出てきた騎士風の格好をした男性の1人が好みだったなぁ♪
カーリーな黒髪で口ひげ、目は決して大きくはないけど彫りが深くて男らしい整った顔立ち。
チェケラしてみたら、イタリア人だったわ♥ やっぱり・・・「Stellaの好み、完全に把握した」ってT子に笑われた!!

あとね、ホーテンショー役の人(ローランド)もキモ可愛くて嫌いじゃなかった。笑

チェコ出身のRoland Havlica
お世辞にも男らしいとは言い難い、カマっぽい伊達男ぶりが板につき過ぎて、「もしかして単に地を行ってるだけじゃあ…?」と疑ったくらいよ。
翌日違うキャストを幾つも見たM先生(全日制覇よ!さすが。)に「あの役は他の人がやってもあんなだったの?」と確かめちゃった。だってどう見ても…。
とにかく、黒髪おかっぱ頭、白い肌にピンクの口紅似合い過ぎでしょ。
「白鳥」のゲネプロでも、ポーランドから来た王子の花嫁候補とそのお付き達に付き添う役だったから、思わずじゃじゃ馬の時のピンクの口紅が地の唇の色でない事を確かめてホッとしちゃったわよ。

おおっと、ついつい脇役でこんなに書いちゃった。

スー・ジン・カンの可愛さと美しさと演技力に目が釘付け!でした。

この役は難しいだろうなぁ~、だって小さい時から常時エレガントに美しく表現する訓練してるヒトたちが、こんな獰猛(笑)で破天荒な女を演じろだなんてねぇ…

スー・ジン・カン、コンテストの審査員とかやってるからもう現役引退くらいの年齢かと思ってました。シュツットガルトの公式ホームページ見る限り、そんなことないみたいね。

こんなに美人なのに…

こんな顔を(美人台無し)思いっきり出来ちゃうとこがまたキュート。
しかし美人がぁ~…勿体無い… ( ´Д`)y━・~~

M先生オススメのバランキエヴィッチ(オススメに素直に従い、スー・ジン・カンも見たくてこの日を選んだというワケ)も、男らしくて演技も踊りも上手だった。顔だけ見た時のちょっとゴツめの印象よりも、体型もスレンダーで魅力たっぷり。

酔ったふりとかも上手いし、無頼漢な感じをうまく出してて、スージン・カンのこれまた堂に入ってるじゃじゃ馬も、この人なら飼いならせそう…そしてハチャメチャっぷりがどっちも負けてなくてとってもお似合い 笑

主役じゃないけど、3人の求婚者達がそれぞれいい味出してて、笑いを誘います。シュツットガルトは役者揃いで、まとまりがありますね。

プティの「こうもり」とかも軽快で楽しくて大好きだけど、「じゃじゃ馬」は楽しいどころか笑わせてくれるし、バレエでこんな愉快な気分になれるなんて、思ってもみませんでした。
美しさや華麗なテクニックを見るのがバレエって思ってたところもあり、事前にあらすじを読んで、「笑えるバレエってどうなんだ?」という疑念を抱きつつ観に行った。
でもいい!すごく良かった!個人的にはゲネプロ見た「白鳥」より良かった。

「また見たくなっちゃう」と言ってたM先生の言葉に頷いたStellaだったが、残念ながら、翌日も翌々日も仕事であった。仕事しつつも余韻に浸り、楽しい気分を思い出したら、週末出勤も苦じゃなかったよ…いつもよりは、ね!(^ー^)

さ、また今週末の仕事も頑張りまーす。

fin.

0 件のコメント:

コメントを投稿