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2013年4月17日水曜日

マックレー、マトヴィエンコ、ムンタギロフらも登場。ABT 2013 Spring Season & Opening Night Gala

バレエファンの皆様

今週はルグリ様ですね

とは言っても、お初にお目にかかります、のはずだったABT/ボリショイのデイヴィッド・ホールバーグが怪我のため降板になり、StellaのマブダチT子は落胆。T子が泣いたり笑ったり感動したり気絶したりする様子を両わきから一緒に体験するつもりだった法務のマドンナとStellaも、がっかりである。

代役の白羽の矢はウィーン国立のデニス・チェリエヴィチコくんに。デニスくんは好感度の高い「隣のお兄さん」的癒しキャラという意味でStellaも好きだけど、さすがに全然タイプの異なるホールバーグの代わりにはならない。

というか蓋を開けてみたら「2年連続ウィーン国立」みたくなってしまったのが残念。でもStellaは昨年2月の「アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクト」でコジョカルと泣ける「椿姫」を見せてくれたハンブルグの貴公子アレクサンドル・リアブコと、あの滅多に人を褒めないマッシモさえもが認めたシルヴィア・アッツォーニのペアは楽しみだ。


さて本題。
アメリカン・バレエ・シアターの2013 Spring seasonが先日発表に。
やっぱり?というべきか、デーヴィッド・ホールバーグの出番は少ない印象。
http://www.metoperafamily.org/metopera/season/abt/index.aspx
  • Swan Lake — American Ballet Theatre Tickets & Info
      白鳥では、セミオノワとホールバーグの長身美男美女ペア。そして日本ではコボー氏と組んだ白鳥があっという間に売り切れたコジョカル嬢、ここではコルネホと。こっちはちっちゃいカップルですね。
 というわけで毎年、ABTのSpring seasonが発表になると、普段まったく興味のないアメリカに行きたくなるStellaである。
下記↓のリンクをクリックすると、ちょっとめくりづらいけど、とっても綺麗なバーチャルカタログが出てきます。
http://www.abt.org/1829club/brochure/#page/1


そして幕開けを飾るABTのオープニングナイトガラは、とっても豪華メンバーな感じ。
http://www.abt.org/performances/performance_display.asp?Event_ID=814&Date_ID=1519

May 13, 2013 at 6:30 PM
Metropolitan Opera House
New York, New York


プログラム

Onegin (Act III excerpt)
Diana Vishneva
James Whiteside

Students of the Jacqueline Kennedy Onassis School
at American Ballet Theatre

Le Corsaire (pas de deux)
Natalia Osipova
Ivan Vasiliev

Symphony #9
Polina Semionova
Marcelo Gomes
Herman Cornejo
Simone Messmer
Craig Salstein

Sylvia (Act I excerpt)
Gillian Murphy

pièce d'occasion
Julie Kent
Roberto Bolle

The Sleeping Beauty (Act III pas de deux)
Hee Seo
David Hallberg

Symphony in C
Paloma Herrera
James Whiteside
Veronika Part
Cory Stearns
Xiomara Reyes
Daniil Simkin
Sarah Lane
Jared Matthews


以下、ABTのシーズン幕開けニュースの時に公開された、写真たちをお楽しみください。







2013年4月11日木曜日

デニス・マトヴィエンコ、キエフ監督を”クビ”に?!

この春、バレエ界は何かとニュースが多くてStellaも入ってくる情報全部は紹介できない。

Stellaの大好きなデニス・マトヴィエンコに事件が…!

最近のデニス。ニーナ・アナニアシヴィリと、白鳥のリハ中。


2011/11から出身地ウクライナのキエフバレエの監督に就任し、去年12月から今年1月にかけてのキエフ来日でも、監督を務めながらもプリンシパルダンサーとして優雅な姿を見せてくれた。
Stellaは「ジゼル」(ペアのベテラン、フィリピエワも良かったし、ミルタ役のカテリーナ・カザチェンコは人間離れしたプロポーションと高度なテクニックで魅了してくれた)と「眠れる森の美女」(デニスはとっても素敵だったがパートナーのオリガ・ゴリッツアに難あり。リラの精役のカザチェンコがこれまた抜群のプロポーションとテクニックで残酷に主役から目を奪う)を拝ませていただき幸せな気分になれた。
キエフのサイトのプロフィールはキツめに写ってますが、実際はとても美しいカザチェンコ

さてそのマトヴィ様、なんと2011年の11月に提出された芸術監督としての契約書が、サインされていなかったということが今年の2月初旬、「ラ・バヤデール」プレミア開幕直前に判明。キエフ・オペラの総監督もこれを認めたという。
マトヴィエンコ自身、自分が実はオフィシャルには芸術監督ではなかったことを知らず、その役割を1年以上に渡って務めてきたことになる。4/8のプレス・カンファレンスで、「これは甚だしい暴挙であり、僕とキエフのダンサー達をあざむく行為だ」と語った。

マトヴィエンコの名はキエフのカンパニー・サイトで今、芸術監督ではなく「other dancers」欄に移されたという。

Denis Matvienko has been ‘fired’ as artistic director of the Kiev Ballet, but it was a position that apparently he had never officially held. From November 2011 he has been fulfilling the role, but has found that the contract had never been signed, according to Korrespondent.net.
Yesterday, at a press conference, Matvienko said,
"At the beginning of February, I found out that I am not the artistic director of the ballet company of the Kiev Opera and never have been.
It was just before the première of La Bayadère, and I did not say anything immediately to not cause a stir. The Director of the Kiev Opera confirmed this fact. It turns out that my contract, submitted in November, is not signed. During this time I was leading the company, giving statements on tour, while not knowing that I didn’t hold the role. This is a flagrant violation, cheating me and my artists."
Matvienko’s name has been moved on the company’s site from the role of Artistic Director to join the names of the other dancers of the company.
Denis Matvienko has been ‘fired’ as artistic director of the Kiev Ballet, but it was a position that apparently he had never officially held. From November 2011 he has been fulfilling the role, but has found that the contract had never been signed, according to Korrespondent.net.
Yesterday, at a press conference, Matvienko said,

2012年6月26日火曜日

ニーナ・アナニアシヴィリ「白鳥の湖」


感動した。むっちゃ感動したぞー!

Stellaはまさか49歳の白鳥でここまで感動するなんて思わなかった。涙が出ちゃったじゃないか。見事に予想を裏切ってくれたニーナ。


47歳(Stellaが去年見た時はまだ46だけど)の超人・ギエムが特別なんだと思い込んでいたけれど、ここにも居た。神に愛されたダンサーが。年齢による衰えを感じさせないテクニックと揺るぎないバランス。柔軟性も失われておらず、特に腕のアンデュレーションなんかは天下一品。
一言だけ形容詞を選べと言われれば、「優雅」でしょうか。そして何とも言えない情緒が溢れて観客を圧倒する感じ?若くて綺麗なバレリーナはたくさんいるけれど、これはニーナだけにしか踊れない白鳥。見に行って本当に良かったです。

Stellaが密かに注目していたデニス・マトヴィエンコ(キエフバレエ団芸術監督)のジークフリート王子も感情表現がしっかりしていてとっても素敵♥でした。

Matvienko in Edward Clug's "Guilty", Kings Of the Dance
Kings of the danceの数あるビデオクリップの中ではあまりフィーチャーされてなかった(ホールバーグやワシーリエフ他に焦点)けど、Stellaの中で実は彼が一番すごいかもと睨んでいた。

白鳥ではテクニックより感情表現がものを言う。デニス、どうなの??
と期待を込めて見つめてましたが期待以上に繊細で愛情深いジークフリートを見せてくれました。
ニーナを愛してますっていう様子がその表情と全身とから溢れ出てた。見つめ方ひとつ、手の取り方ひとつ、間の挨拶に至るまでトータルに包み込んであげていて、ニーナが羨ましくなるくらい素敵だったのですよ!

出待ちしてたらレディー・ガガの「Telephone」の黄色いTシャツにグラサンで出てきて、気さくでカジュアルな雰囲気。
さすがは33歳、お肌ツルツル、日に当たらないからかバレエダンサーの皆さんはシミやシワはほとんどないですね。薄青の目が印象的でした。
12~1月にキエフバレエ公演で「ジゼル」「眠れる森の美女」を踊るとのこと。楽しみです。

さてニーナは黒鳥も優美でしたがやはりオデットの方が見事でした。
ニーナの黒鳥は邪悪さがあまり感じられない、優美で明るい黒鳥。王子とのパドドゥも何だか楽しそう。

ニーナを待ち望んでいた日本の観衆に、登場から拍手で暖かく迎えられ、途中の見せ場でも「ブラボー」のかけ声出まくり。最後のカーテンコールでも、長年のファン達から惜しみない拍手を貰って嬉しそうなニーナ、そしてデニスとグルジア国立の皆さん。
お茶目なニーナはカーテンコールでも華麗なターンでくるっと回ってカーテン裏に消えたり、舞台右袖側に挨拶しに行くのにパドブレでつつつつつと移動してみたり、皆の暖かい笑いを誘ってました。

そんなワケで思わず、7月21日一日限り!の特別プロのチケット、会場で購入に走ったStella。

またレポートするねん♪♪♪

fin.