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2013年4月17日水曜日

マックレー、マトヴィエンコ、ムンタギロフらも登場。ABT 2013 Spring Season & Opening Night Gala

バレエファンの皆様

今週はルグリ様ですね

とは言っても、お初にお目にかかります、のはずだったABT/ボリショイのデイヴィッド・ホールバーグが怪我のため降板になり、StellaのマブダチT子は落胆。T子が泣いたり笑ったり感動したり気絶したりする様子を両わきから一緒に体験するつもりだった法務のマドンナとStellaも、がっかりである。

代役の白羽の矢はウィーン国立のデニス・チェリエヴィチコくんに。デニスくんは好感度の高い「隣のお兄さん」的癒しキャラという意味でStellaも好きだけど、さすがに全然タイプの異なるホールバーグの代わりにはならない。

というか蓋を開けてみたら「2年連続ウィーン国立」みたくなってしまったのが残念。でもStellaは昨年2月の「アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクト」でコジョカルと泣ける「椿姫」を見せてくれたハンブルグの貴公子アレクサンドル・リアブコと、あの滅多に人を褒めないマッシモさえもが認めたシルヴィア・アッツォーニのペアは楽しみだ。


さて本題。
アメリカン・バレエ・シアターの2013 Spring seasonが先日発表に。
やっぱり?というべきか、デーヴィッド・ホールバーグの出番は少ない印象。
http://www.metoperafamily.org/metopera/season/abt/index.aspx
  • Swan Lake — American Ballet Theatre Tickets & Info
      白鳥では、セミオノワとホールバーグの長身美男美女ペア。そして日本ではコボー氏と組んだ白鳥があっという間に売り切れたコジョカル嬢、ここではコルネホと。こっちはちっちゃいカップルですね。
 というわけで毎年、ABTのSpring seasonが発表になると、普段まったく興味のないアメリカに行きたくなるStellaである。
下記↓のリンクをクリックすると、ちょっとめくりづらいけど、とっても綺麗なバーチャルカタログが出てきます。
http://www.abt.org/1829club/brochure/#page/1


そして幕開けを飾るABTのオープニングナイトガラは、とっても豪華メンバーな感じ。
http://www.abt.org/performances/performance_display.asp?Event_ID=814&Date_ID=1519

May 13, 2013 at 6:30 PM
Metropolitan Opera House
New York, New York


プログラム

Onegin (Act III excerpt)
Diana Vishneva
James Whiteside

Students of the Jacqueline Kennedy Onassis School
at American Ballet Theatre

Le Corsaire (pas de deux)
Natalia Osipova
Ivan Vasiliev

Symphony #9
Polina Semionova
Marcelo Gomes
Herman Cornejo
Simone Messmer
Craig Salstein

Sylvia (Act I excerpt)
Gillian Murphy

pièce d'occasion
Julie Kent
Roberto Bolle

The Sleeping Beauty (Act III pas de deux)
Hee Seo
David Hallberg

Symphony in C
Paloma Herrera
James Whiteside
Veronika Part
Cory Stearns
Xiomara Reyes
Daniil Simkin
Sarah Lane
Jared Matthews


以下、ABTのシーズン幕開けニュースの時に公開された、写真たちをお楽しみください。







2012年8月30日木曜日

「ロイヤルエレガンスの夕べ」

皆さま

少しご無沙汰していました。
バレエイベント目白押しな夏なのに気付いてみたら8月の投稿が今までで一番少なくて、こりゃーいかん。。。と思いつつ、8月最終週。


今週は、英国ロイヤル&バーミンガムロイヤルによる、「ロイヤルエレガンスの夕べ」を東京と鎌倉とで2回見ました。
スティーヴン・マックレーが好きなので勢いで2枚もチケット取っちゃいました。反省


マックレーは団長?のような感じで皆を引っ張っていて、得意技てんこ盛りのオリジナルの演目をあいだあいだに入れて構成、個性も思う存分発揮といったところでしょうか。


★前振り★

8月26日には渋谷チャコットで出演ダンサーによるトークショーもあったけど、Stellaは行ってない。

左からチー、佐久間、キッシュ、モレーラ
 出演者違いで同日に2回(15:00~はモレーラ、キッシュ、チー、佐久間。17:00~はマックレー、セルヴェラ、崔(チェ)、ラム)あったうち、2回目に行かれたGさんの話によれば、ファン一人ひとりと記念撮影があったとのこと。
羨ましすぎる
しかし大好きなスティーヴンの短パンとむき出しの白い脚にはちょっと引いた。

主催のダンスツアーズ・プロダクションは、FBでもダンスツアーズ・インターナショナル ジャパンという公式ページを持っていますので、英国ロイヤルが御好きな方は「いいね!」を押して購読することをお薦めします。
http://www.facebook.com/home.php?#!/DanceToursInternational.Japan
この「ロイヤルエレガンスの夕べ」に際しても、出演ダンサーそれぞれのインタビュー動画、ロイヤルの公演の写真など、いろんな情報が盛りだくさん。

ちなみに:
ダンスツアーズ・インターナショナルとは何ぞや?
⇒ワークショップやダンスツアー、海外名門バレエスクール、バレエ団のオーディションの数々を、日本を初め世界のバレエ学生にお届け。また、長期/短期バレエ留学のお手伝い(スチューデントサポート)や、海外バレエ団への就職の斡旋(キャリア・サポート)も。

そのダンスツアーズさんが本番前日リハーサルの模様をYouTubeで公開していたのでちぇけらしました。
http://www.youtube.com/watch?v=HeJMIQ3ivuE&feature=plcp
1分25秒あたりのところで、皆がカーテンコールのリハ(?)をしています。
こんなのも練習するのか??微笑ましいですね。

しかしディレクターのジャスティン・マイスナーさん(会場で見かけましたがイケメン紳士です!)からのメッセージというのがBGMとかぶっていて、後半ほとんど聞こえないのが残念です。字幕もないし。折角ならもう少しちゃんと作ってほしかった。


★プログラム★

【演目】 「リーズの結婚」より第1幕のパ・ド・ドゥ              
       振付:フレデリック・アシュトン
       音楽:フェルディナン・エロルド
       ラウラ・モレーラ/スティーヴン・マックレー

「ウィンタードリーム」
                  振付:ケネス・マクミラン
                  音楽:ピョートル・チャイコフスキー
                  サラ・ラム/ネマイア・キッシュ

「ファサード」 
                  振付:フレデリック・アシュトン
                  音楽:ウィリアム・ウォルトン
                  崔 由姫

「海賊」よりパ・ド・ドゥ 
                  振付:マリウス・プティパ
                  音楽:アドルフ・アダン
                  佐久間奈緒/ツァオ・チー

「リーベストゥラウム」*日本初演
                   振付:リアム・スカーレット
                  音楽:フランツ・リスト
                  ラウラ・モレーラ/リカルド・セルヴェラ

休憩 20分

「クローマ」よりパ・ド・ドゥ 
                 振付:ウェイン・マクレガー
                 音楽:J.タルボット、J.ホワイト
                  パ・ド・ドゥ:サラ・ラム/リカルド・セルヴェラ
                  ソロ:スティーヴン・マックレー(特別編集)

「カリオペ ソロ」エリートシンコペイションズより
                  振付:ケネス・マクミラン
                  音楽:ジェームス・スコット
                  ラウラ・モレーラ

「白鳥の湖」より白鳥のパ・ド・ドゥ 
                  振付:マリウス・プティパ
                  音楽:ピョートル・チャイコフスキー
                  佐久間奈緒/ツァオ・チー

「ジュエルズ」よりルビーのパ・ド・ドゥ 
                  振付:ジョージ・バランシン
                  音楽:イゴール・ストラヴィンスキー
                  チェ・ユフィ/リカルド・セルヴェラ

「マノン」より第1幕ベッドルームのパ・ド・ドゥ 
                  振付:ケネス・マクミラン
                  音楽:ジュール・マスネ
                  ラウラ・モレーラ/ネマイア・キッシュ

「アイヴ・ガット・ザ・リズム」  
       振付: スティーヴン・マックレー
       スティーヴン・マックレー

 「アンド・ザッツ・ミー」 
       振付: ジョナサン・ワトキンス
       チェ・ユフィ

「エレクトリック・カウンターポイント」 
       振付: クリストファー・ウィールドン
       音楽: バッハ
       リカルド・セルヴェラ

「水に流して」 
       振付: ベン・ヴァン・コーウェンバーグ
       音楽: エディット・ピアフ
       サラ・ラム


「サムシング・ディファレント」 
       振付:スティーヴン・マックレー
       スティーヴン・マックレー




★感想。★

Stella的に演目としてすごく良かったのはいくつもあって、
①エディット・ピアフのシャンソンに合わせて踊ったサラ・ラムのソロ「水に流して」
②「クローマ」よりパドドゥ(サラ・ラム、リカルド・セルヴェラ)
③マックレーのソロ I've got the rythm
④日本初演の作品「リーベストゥラウム」(ラウラ・モレーラ、リカルド・セルヴェラ)

上記を見ると、まるでリカルド・セルヴェラが好きな人みたい。笑
リカルドは支えるのに徹する地味なタイプかと思ってたら、最後に披露してくれたソロが素敵で肉体も美しかったです。
サラファーノフに面影が似ていて(サラ君ファンも同意)誠実そうな彼ですが、スペイン人らしくもう少し明るいオーラを出してくれたらなお良し! でも、超がつくほどいい人( ´∀`)


★ご贔屓マックレー★

元からお気に入りでこの公演の唯一の目的だったと言っていいくらいのスティーヴン・マックレーはもちろん、なんと4演目も踊ってくれて、どれも彼にしか出せない味で素晴らしく、実は彼の踊ったのは全部お気に入りとして挙げたいくらいです。

「リーズの結婚」ではキュートなマックレー
ファンとしてはまさに最高の夏・最高の年(コジョカル・ドリームプロジェクト、世界バレエフェス全幕、A・Bプロとガラに加えて今回)となったワケですが、今年新たにマックレーを見てファンになった人も多いことだろう。

得意のタップダンスを日本で初公開、今回のような手作りイベントだからこその貴重なプログラム!
Stellaはタップ詳しくないけど、どう見てもマックレーのタップは相当ハイレベル。専門家の意見を聞いてみたいなあ。

「I've got the rythm」はタップとバレエの融合、最後の「Something different」はその題名が示唆するとおり、バレエではなくタップ。パンフにも「全く違う自分を見て欲しい」とのメッセージ。
スティーヴンにしか踊れないユニークな作品に仕上がっています。

マックレーがタップの名手であることを知らずに見た人はびっくりしただろうけど英国ロイヤル「不思議の国のアリス」でもマッド・ハッターならぬ「マッド・タッパー」とまで呼ばれていたスティーブンです。


最後の「Something different」はもう完全にタップ。
今回の公演では、下の写真のようにタイはしていなくて、ジーンズに白シャツ、シルエットのステキなジャケットを着用。

ちょっと小人だけどやっぱり好き。




★サラ・ラムのソロと「ウィンタードリーム」★

ブロンドに前髪パッツンのアメリカ美人なサラ・ラム。


「クローマ」ではその美しいラインとどこまでも開いていく体と脚の伸びにただひたすらうっとり。
このウェイン・マクレガーの作品、生で見たのは初めてなのですが、スティーヴンのソロパートは風変わりな振付~って思って見てましたがサラとリカルドのパドゥドゥは流れるように美しくて一瞬たりとも目が離せない。
ウェイン・マクレガーの才能を見た気がします。((((;゚Д゚))))


ソロ「水に流して」ではシンプルな七分袖・膝下丈・Vネックの黒いフレアーのワンピースで出てくる。

この人のピルエットはものすごくシャープ!!ソフトそうな外見と裏腹の切れるような回転に目が釘付けです。速度も早いし、顔が最後まで残っているので余計にそう見えるのだと思う・・・

さすがプリンシパル~一人でもすごく見ごたえがあるわ!!って思う作品でした。

ちなみにこのシャンソンの歌詞はどんな感じかというと、「私は何も後悔しない、感情を集めて燃やした、憤りも悦びも私にはもう必要ない、私はゼロから再スタートするのよ!」といったことを明るく歌った爽快な曲。

先日のバレエフェスAプロでベジャールバレエの「ブレルとバルバラ」も良かったし、シャンソンとバレエの組み合わせ結構好きかも。♪( ´▽`)

「ウィンタードリーム」は打って変わってソフトで女性らしいムード。
はかなげな姿態が役柄にとても合っていると思った。
泣けるわ、この作品。


★バーミンガム・ロイヤルのお二方もグー!!★

チーと佐久間さんも、「海賊」「白鳥」とまさに定番!な演目をきっちりと美しくノーブルに踊ってくれて、このペアが踊る10月の新国立「シルヴィア」(ビントレー版)に期待が高まります。


ツァオ・チーは何年か前「小さな村の小さなダンサー」に主演していて、大好きな映画なので実物見たくて「シルヴィア」を予約したのですが、この「ロイヤルエレガンスの夕べ」でもまさか見られることになろうとは思いもせず。
ラッキー

佐久間さんも容姿も踊りもとってもお美しい
下記、「シルヴィア」の魅力などを語る佐久間さんインタビュー。
http://www.ballet-factory.com/watanabe/sp/index.html



★お久しぶりな「マノン」寝室のPDD★

Stellaがバレエにハマったのは去年マッシモ・ムッルとシルヴィ・ギエムの「マノン」寝室のパドゥドゥを見て以来。それ以来の同演目だったわけです。
やっぱりこのマスネの曲は何回聞いても泣ける!!

ラウラ・モレーラもまあ良かったけど、初めて見たマッシモとシルヴィの「マノン」の寝室のPDDがスタンダードになってしまっている不幸(幸せ)なStellaは改めて、シルヴィって美しい人なんだなと思いました。(マッシモは言うまでもない)
ラウラとネマイアには比較して申し訳ないが。。。

ネマイアはなかなかノーブルで素敵だったような気がする。ラウラと身長差がすごくて、デグリュのターンをアン・オー(上)で支えるときポワントで立ってもやっとだったのが印象深い。

ラウラはコンテのほうが合っていると思いました。
日本初演の作品「リーベストゥラウム」はとても良かった。
振付をしたリアム・スカーレットは若干20代半ば(‼)の男性で、パンフを見てビックリ仰天したくらい完成度の高い作品で、特に振りの美しさのみならず男女の内面深くを描写していたのが印象的。


★お茶目なカーテンコール★

最後のカーテンコールでは、ティアラこうとうの時は普通だったけど、鎌倉30日は皆とっても陽気な感じで何かやりながら出て行こうって決めたんでしょうねきっと。

トリのスティーヴンがタップシューズでカツン、と合図すると、まず下手からサラ・ラムが高速シェネでひたすらくるくる回りながら登場。あまりに回り過ぎたため、ちょっとよろめいて両手を可愛いく❥床についてました。
そして上手からリカルド・セルヴェラがシューっと滑り込んできた。笑。

次に下手からチェ・ユフィがこれまた勢い良く走って来て、きれいに側転を決めたかと思うと、上手からバーミンガムロイヤルの2人が「白鳥」のリフトのまま(けっこう距離あるので辛そう)登場。

対する英国ロイヤルのデグリュ・ネマイヤ、高々とマノン・モレーラを掲げてお出まし。

全員揃って華やかなカーテンコール。
あー、楽しかった!

演目の構成も良く、充実☆のプログラムでした!

fin.

2012年8月2日木曜日

スティーヴン・マックレー ローザンヌ賞2003

こんにちは。
世界バレエフェスが開幕して「ドン・キホーテ」は2日とも興奮と感動の渦でしたね。
本日よりAプロ開幕です!

「ドン・キ」の余韻に浸りつつ、Stellaのお気に入り、スティーヴン・マックレー(英国ロイヤルプリンシパル)の輝かしいキャリアの出発点ともいうべきローザンヌ賞を振り返って見てみました。


スティーヴン・マックレーファン必見映像。
17歳のころの「海賊」ヴァリエーション他で優勝した、ローザンヌコンクール2003です。

9年前のとっても美少年なスティーヴン
優勝した瞬間のはにかみつつ嬉しそうな表情がまたいい!
http://www.youtube.com/watch?v=c2rnPcWugRo

フルレングスのためかなり長いので、スティーヴンだけ見たい方は下記をご参考に。
32分くらい 海賊のヴァリエーション
1時間40分くらい それを見ながら批評している審査員たち
1時間54分くらい 受賞の瞬間とタップダンスのパフォーマンス

早くAプロ(本日8/2より開幕!)が見たいです。ペアはタマラ・ロホ、演目は
「ラ・シルフィード」第2幕より
振付:ヨハン・コボー オーギュスト・ブルノンヴィルに基づく/音楽:ヘルマン・S.レーヴェンスヨルド

どんなジェームズを見せてくれるのでしょうか。ウキキ

fin.

2012年7月30日月曜日

世界バレエフェス全幕「ドン・キホーテ」 ロホ・マックレー

2012/7/30
おはようございます。

ついに昨日幕をあけました、第13回世界バレエフェスティバル。

東京文化会館のロビーも、特別仕様に!

全幕「ドン・キホーテ」初日は英国ロイヤルのタマラ・ロホ、スティーヴン・マックレー組。



「ドン・キホーテ」を全幕で観るのが初めてのStellaはこの日をとても楽しみにしていた。
いつもバレエ関係でお世話になっているGさんによれば、東京バレエのドン・キはいろんなバージョンがある中で初心者にもわかりやすい版だとか。

第13回世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ
「ドン・キホーテ」
◆主な配役◆
キトリ/ドゥルシネア姫:タマラ・ロホ
バジル:スティーブン・マックレー
ドン・キホーテ:高岸直樹
サンチョ・パンサ:高橋竜太
ガマーシュ:松下裕次
メルセデス:奈良春夏
エスパーダ:木村和夫
ロレンツォ:永田雄大


Stellaはバレエ好きだけどシロウトだから、細かいことわかんないしテクニックについても勉強中だから、偉そうに批評できませんけど、シロウトなりの感想を綴ります。


★スティーヴン・マックレーにホの字★
驚くなかれ、スティーヴン・マックレーに惚れ直しました

いつものように、超高速シェネが炸裂して観客のハートを鋭く射抜いてました。
スティーヴンの隣で一緒にクルクル回ってるのがこれまた超人レベルのロホだからいいようなものの、前回2月に彼を見たときは組んでいたのがロベルタ・マルケスだったから、スピード違い過ぎてかなりちぐはぐだったのを思い出す。


隣席で見ている友人T子も何やらモゾモゾと怪しげな動き*。
(*この反応は彼女が萌えている証拠)
T子いわく
「色男過ぎ(笑)。しかも『過ぎ』(笑)」

この「色男」とは絶妙な表現で、スティーヴンの場合若い(なんとまだ26!はっきり言って老けているが、Stellaは年上好きだからいいのだ)のにオトナの色気がかなりムンムン出ている。


Stellaは改めて、自分の好みの男性はどこか女性的な美しい顔立ちをしていて、大人セクシーなタイプであること発見。
化粧似合うわ~スティーヴン。
またしてもT子に「Stellaの好みはわかりやすい」と笑われた。

マックレーに関してもうひとつStellaの注目ポイントは、顔の表情。

スティーヴンのニヒル(昨今ではなかなか使わないボキャブラリーだが、この形容詞がピッタリだと思う)なスマイルと、流し目」と呼べばいいのだろうか(こっちも使わないがこれまたしっくり)、あの色気たっぷりすぎる眼差し。極めつけは(必殺)片眉あげ。
顔の演技も全開です。

かっこいいのに笑える。これはStellaのツボ。
友人から「おまえのツボはよくわからん」と定評のある、クロウトなツボです。


★タマラ・ロホを初めて拝みました。★


そしてタマラ・ロホは舞台上では美しく、オフステージではかわいい

楽屋口から現れた瞬間、あちこちから「かわいー!」と声があがっていました。
乾かす時間がなかったのか、漆黒の髪を濡らしたまま真っ赤なワンピースで出てきて、終わってもキトリな感じ?でした(笑)

2月にガラ形式で見たアリーナ・コジョカルの「ドン・キ」もまさに驚異、インド人でなくてもビックリのバランスと技の連続でしたが、タマラもまた静止も回転の軸も安定感が並外れている。
コジョカルに勝るのは演技力かな、というかキトリがハマり役なのね。愛らしく茶目っ気たっぷりで、スペイン人らしい情熱と色香が漂う。

Stellaが前回、コジョカル・コボー組で驚愕し、強く印象に残った180度開脚のキトリをバジルが片手リフトして何秒も静止するシーン。


これはロホ・マックレー組は両手リフトでした。

あとね、マックレーはランベルセができないのかにゃ・・・?脚をあげるだけで済ませていたのでアレって思いました。
ランベルセはぐりん、て脚をあげて後ろに持っていきながら背中をそる、こういうヤツ。
シムキン君のランベルセは女の子たちよりもぐにゃりと背中が反っちゃうのでやりすぎ?くらいに見えたりする

東京バレエの皆さんも素晴らしかったです。
特にエスパーダ役の木村さんと、キューピッド役の高村さんが印象に残りました。
木村さん(ランベルセもマネージュも綺麗、マントさばきもバッチリ★)は日本人でここまで踊れる人がいるのねーー!って嬉しくなったし、異常なキュートオーラ炸裂の高村さんは人間離れした華奢なプロポーションであなた妖精専門ですか?!ってくらい適役。

そして全体的に女性はおきれいな方がなんて多いんでしょう、うらやましい。


★出待ちはすごい人だかり★

昨日は整列してサインを貰うサイン会形式ではなかったため、2人のスターに大勢のファンが詰め寄って結構たいへんでした。
Stellaはサインを貰うこと自体にあまり興味がないのであっさり断念。近くでロホとマックレーが見られただけでとても満足。

同僚Mさんの予言的中、Stellaは翌日のオシポワ・ワシーリエフ組の「ドン・キホーテ」チケットも、この日の会場で発売していたので結局買ってしまった。
というわけで、また今日も上野です。


ワシーリエフは今年一月のボリショイバレエ来日時に「スパルタクス」で初めて見て、評判通りの身体能力の高さとダイナミックさに感動しましたが、出待ちしたいと思う程にはStellaの心を動かさなかった。

今日はどうかな?
ペアのオシポワの方に惚れちゃったりして…(彼女も踊りがかなり男前だから、可能性無くもない)

早く夜になれ(^O^☆♪

fin.

2012年7月27日金曜日

Stellaの好きなダンサーたち

暑いですね~~

もうすぐ世界バレエフェスですね!
ずーっと楽しみにしていたこのイベントも、もう目前です。

当然、会いたかった・会ってみたかったダンサーたちの来日が待ち遠しいですが
来日するメンツの中にStellaが会いたい人は、実は意外と少ない。
2人しかいない。

それはスティーブン・マックレー様(2回目)とジョゼ・マルティネス様(初)である。

ジョゼはやせ型長身・中年(おいおい)・黒髪・ノーブルで知的なタイプという、もろStella好みなのだ。

去年パリオペを引退し、現在スペイン国立バレエの監督に。

スティーブンは身長低め、(顔立ちは美しいですが)赤毛でちょっと先述の好み路線からは外れますが、その超絶技巧っぷりにすっかり魅せられてしまった。(2月の「アリーナ・コジョカル・ドリーム・プロジェクト」で初めて拝見)
タップダンスの名手でもあるスティーブン。
Stellaは、現在の予想を裏切るような素敵なダンサーが現れて、フォーリンラブ❤しないかなー?と、ちょっぴり期待している



でも。


よく考えてみたら、すでに好きな人いっぱい居た。エヘ

好きなダンサーは「一バレエ団ひとりまで」にとどめるというルールを自分の中で勝手に決めたStella。
際限なく「お気に入り」が増え続けないようにするためである。


まず不動の一番はスカラ座のマッシモ・ムッル
条件も理由もなにもいらないワ


Stellaの永遠の恋人・マッシモ・ムッル

他、特に順位はないのでランキングではありませんが、「一バレエ団ひとりまでルール」にのっとってつらつらと上げていくと、


①王子系
泣く子も黙るその美しさに目が。たとえどんなに後ろの方に居ても見つけられるわよ!

Stellaにとっての「王子」は(今のところ)ただ一人。
パリ・オペラ座 ヤニック・ビトンクール(スジェ)

日本で目下売り出し中のビト君。そのエレガントな美しさは天下一品

「第二王子」の出現なるか??

王子は一人で十分、と思うStellaだが、周囲からはあまり信用のないStellaのフィデリティ。



友人T子の「王子」であるためStellaブログに頻出
ABT デイヴィッド・ホールバーグ(プリンシパル)

次回の来日が待ち遠しいホールバーグ。実は声や話し方もStellaは好き。

長~~い手足にノーブルないでたち。金髪、ブルーグレーの瞳で友人T子を虜にしているホールバーグ王子。本人曰く「ABTでも『ホールバーグ王子』と呼ばれている」そう。

実はホールバーグ王子はおそらく、「一バレエ団ひとりの法則」を遵守するならば、間もなく(バレエフェスで)同じABTのダニール・シムキン君@超絶技巧系にその座を奪われる可能性大。
そこで順位入れ替えがなかったとしても、11月の「ダニール・シムキンのすべて」てその魅力をあますところなく披露されれば、来日予定の立たないホールバーグはもう立ち場ナシ
>許せT子…
日本で大人気、コドモのような大人シムキン君。いろんな意味で驚異的



②キモカワ系
キモくても、濃くても、ちょっと変でも、見ているこっちを楽しくハッピーにしてくれるのが一番。

ボリショイバレエ ニコライ・ツィスカリーゼ(プリンシパル)

見るたび驚きの柔軟性とテクニックのニカ様
最近Stellaがハマっている、ボリショイの大御所ちぇすか(T子が命名したツィスカリーゼの内輪ニックネーム)。
ドキュメンタリー「Strictly Bolshoi」では呆れるほどの駄々っ子ぶりと傲慢アーティストぶりを披露(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/07/blog-post_16.html)。
それもあっさり許せてしまうほど、素晴らしい才能の持ち主だ。



③うっとり系
アゴがしゃくっていても、頭髪に危機を感じても、踊りの美しさにやっぱりうっとり。

キエフバレエ デニス・マトヴィエンコ(監督)

6月にニーナ・アナニアシヴィリのパートナーとして来日したデニス。上の写真はザハロワと。
先出ホールバーグ王子と共演した「Kings of the dance」でキレのある踊りを見せていたデニス。
6月東京でのニーナ・アナニアシヴィリとの「白鳥」ジークフリート王子はものすご~く素敵だった。
(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/06/blog-post_26.html)

次回は年末年始にキエフバレエを連れてやってくる。
Stellaはもう買ったもんね
「眠れる盛りの美女」と「ジゼル」。楽しみ~~~♪



④超絶技巧系
たとえ写真で「好みでない」と切り捨てても、実物をみるとやられてしまう、予想裏切り逆転ホームラン系。


無所属 セルゲイ・ポルーニン(元英国ロイヤルプリンシパル)
今回のバレエフェスでは当初英国ロイヤルプリンシパルのタマラ・ロホ(彼女もちょうどロイヤル引退ですが)と全幕ドン・キホーテを踊る予定でしたが、十分に調整の時間が取れないとの理由で降板。残念ながら再びお目にかかれるのは何時になるのかわからない。

「マルグリットとアルマン」ロホとポルーニンはよく組んでいるがこれから離れ離れになってもこのペアは続くのか?
先日ご紹介した「不思議の国のアリス」でのハートのジャック役はとっても素敵だったワ
(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/07/blog-post_17.html)


英国ロイヤル スティーブン・マックレー(プリンシパル)
マックレーとポルーニンは二人とも、先述「アリーナ・コジョカル・ドリーム・プロジェクト」で2012年2月に来日し、Stellaの目をにしちゃった人たちである。
(詳細はhttp://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/02/b.html)
英国ロイヤル「Titan, Metamorphosis」 Sara Lambと。

お気づきかもしれないがStellaは滅多に金髪を好きにならない。
上記のホールバーグ、マックレー、シムキンは例外的、そもそも外見以外の理由で好きな人たち。



⑤渋い(おっさん)系
中年好きのStellaにはたまらない層。すでに40歳越え、監督になってしまっていること多し。本人が踊る姿を見られる機会が少ないのが難点。

スペイン国立バレエ ジョゼ・マルティネス(監督)
世界バレエフェスティバル出演も今年で最後か?!
来年のパリオペラ座来日公演「天井桟敷の人々」など、振付にも積極的。とても器用で知的、多彩な男性ダンサー。Stellaはジョゼがパリオペのドロテ・ジルベールやマチアス・エイマンと踊った「コッペリア」のビデオを見て惚れた
ついに実物を拝める日がやってきた!!うれしぃ~(*´∀`*)


⑥癒し系
疲れた心に滲みる笑顔❤

英国ナショナルバレエ ワジム・ムンタギロフ(ファースト・ソリスト)
1990年ロシア生まれの186cm、英国ナショナルバレエで活躍中のムンタギロフ君。ダリア・クリメントワ女史と組むことが多いですが、クリメントワはどこかのバレエ団の監督を狙っているという噂もあり。またムンタギロフ自身もアメリカンバレエシアターなど外での出番も増えているため、これからの飛躍が期待されます。



⑦これから系
これからが期待の若者たち。青田刈り的にチェックして、成長を見守るのが楽しみな人達。

ウィーン国立 ダビデ・ダト
4月に来日したウィーン国立バレエの公演では「こうもり」のマキシム・ド・パリの3人のウェイターのひとりだったダビデ君。ひときわ小さな顔と、線の細さが際立っていた。

Stellaが気に入るだけのことはある、やっぱりイタリアだった。(笑) なんでも、一部では「第二のボッレ*」なんて言われたりしているみたいよ。(@_@;)
*(”歩くギリシャ彫刻”とか言われちゃってるスカラのエトワール、ロベルト・ボッレのこと)



シュツットガルトバレエ ローランド・ハヴリカ
6月のシュツットガルトバレエ団の公演では、メジャーを嫌う傾向のあるStellaは、マライン・ラドマーカーにも、フリーデマン・フォーゲルにもちっともなびかず。一番男前だったのは何気に「じゃじゃ馬ならし」のスー・ジン・カン(女性)だと思ったくらい。(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/06/blog-post_09.html)

シュツットガルトはバレエ団全体のまとまりとレベルの高さが際立っていてとても楽しめたのだが、そのような中でちょっとキモカワ系な役でかわいらしかったのが、ローランド。(しゃれ者のホーテンショー役)



以上。

目下たったの11人よ。

この後、まだ見てないハンブルグとか、ベルリンとか、マリインスキーとか、もっと言うと部分的にしか見てないABTとか英国ロイヤルとかパリオペなんかも見たりしたら、もう大変なことになります。たぶん。

「一バレエ団ひとりルール」がいったいいつまで遵守されるものか、我ながら見ものだなーっなんて、他人事のように思っている。

男性の話ばかりでごめんなさいねっ


fin.

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追記

ローランド・ハヴリカと思ってアップした上の写真は実は別人であることが読者様の指摘で判明しました。この場を借りてお詫びします。シュツットガルトのダニエル・カマーゴ君だそうです。