セルゲイ・フィーリン監督について、Telegraph紙より1月26日付けのニュースです。
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/russia/9828581/Bolshoi-Theatre-acid-attack-Sergei-Filins-eyes-treated-with-stem-cells.html
1/17に硫酸を顔にかけられるという事件から10日、数回にわたりベルギーとモスクワで手術と治療を受けているフィーリン監督ですが、モスクワ病院の医師団の発表によれば、特に失明の心配をされていた片方の目も、顔の火傷も快方に向かっており、本人の具合も良くなってきているとのことです。火傷のひどかった右まぶたと片耳の後ろの部位も含め、今のところこれ以上の形成外科手術は必要なく、目が完治するまで数ヶ月に及び継続的に治療していくそうです。次の手術は明日、1/28です。
医学界で注目のStem cellを用いた治療も行っているとの報告もあり、監督を救うために最先端の医療技術を行使しているようですね!新生児のへその緒から抽出した特殊な組織の移植により、酸の反応を止めるという試みもされたとか。
Bolshoi Theatre spokesperson Katerina Novikova told reporters: "A transplant of special tissues extracted from the umbilical cord of newborn babies was used on Sergei – these are young cells which should stop the action of the acid."
ところで、ブログの前の投稿で紹介した別記事でもボリショイのプリンシパル、ニコライ・ツィスカリーゼが新聞のインタビューに自分は関係ないとコメントしたことを書きました。テレグラフ紙によれば、なんとツィスカリーゼは先週金曜日に警察の取り調べまで受けたとのこと。
Police revealed on Friday that they had interviewed Nikolai Tsiskaridze, a principal dancer at the Bolshoi, over the attack, as well as employees of the theatre and Mr Filin's relatives.
Mr Tsiskaridze, 39, who has long-running disputes with the Bolshoi's management over its artistic direction, passionately denies any involvement in the assault, which he called "monstrous" and "a tragedy". He claimed he is the subject of a campaign by detractors to discredit him.
警察はツィスカリーゼ以外に、ボリショイ劇場で勤務する人々やフィーリン監督の親戚にも聞き取り調査をした。39才のツィスカリーゼ長きにわたり、ボリショイの幹部と芸術的方向性について論争しているが、当事件への関与を強く否定。むしろ自分を陥れようとする企みの犠牲者だと言う。
一方フィーリン監督は誰がこの襲撃事件を起こしたと推測するか、コメントすることを断ったものの、事件が自分の仕事と絡んでいると考えている。
fin.
2013年1月27日日曜日
2013年1月25日金曜日
パリオペ新監督に「ブラック・スワン」のバンジャマン・ミルピエ
NY Timesより。
http://www.nytimes.com/2013/01/24/arts/dance/benjamin-millepied-to-be-paris-opera-ballet-director.html?_r=1&
【記事概要】
2013/1/24朝、ガルニエ宮にてオペラ座総支配人Nicholas Joel氏より、1995年よりバレエ部門の監督を務め2013-2014シーズンを最後に引退するブリジット・ルフェーヴルの後任について発表があった。
数ヶ月に及ぶ推測や噂ののち、ミルピエ氏の指名はむしろ驚きであった。たいていの場合はパリオペの現役または元ダンサーから選ばれるところを、指名されたのは2014年に引退するエトワール、ニコラ・ル・リッシュでもなく、同バレエ団のダンス・マスターを務めルフェーヴル氏の右腕でもあるローラン・イレールでもなかったからだ。
バンジャマン・ミルピエ氏はボルドー出身の35歳、リヨンのコンセルバトワールで訓練を受けたのち、10代でSchool of American Balletへ入学、キャリアの大半をNYシティバレエで積む。すぐに頭角をあらわし2002年にプリンシパルに昇格、2011年に引退し振り付けに専念していた。LAへ移り昨年みずからLA Dance Projectを設立。
ミルピエ氏は水曜日、NYのホテルでインタビューを受けた際、現在ミラノ・スカラ座の芸術監督で2015年にパリ・オペラ座総支配人を継承するStéphane Lissnerから、そう遠くない11月半ばに話を持ちかけられたと語った。パリオペのバレエ部門の監督は、芸術面での方針について総支配人と合意することになっているが、近年そうではないケースも見らた。
「最初は他に候補がいるのを知っていたので驚いたが、ステファンとの芸術に関する会話が非常にエキサイティングだと感じるようになった。しばらくすると、自分はかなりの確率でこのポジションに指名されるのではないかと思った。そしたら頭がぐるぐるしだしたよ」とミルピエ氏。
それも無理のない話。…と記事は続く。
NYタイムズの論調はミルピエ氏が失敗すると言わんばかり。ま、この意外な「外部」からの指名に、メディアの大半は批判的でしょう。バレエ団からの風当たり強そう…(⌒-⌒; )
長年続いているブリジット・ルフェーヴルが例外的で、「パリオペのバレエ監督は皆ハエのように逃げ出すのが通例」と辛辣な同紙。あのルドルフ・ヌレエフは波乱万丈の6シーズンを80年代に務めたが、John TarasやViolette Verdyなどはたったの数シーズンしか続かなかったそう。
ミルピエ氏は映画「ブラック・スワン」の振り付けと、主役ナタリー・ポートマンとの結婚で有名になったけれど、振付家としては、パリオペを含め、アメリカン・バレエ・シアター、NYシティバレエなどに作品を提供しているものの、監督としては音楽家やダンサーと小さなフェスティバルをオーガナイズしたくらいの限られた経験しか持たない。
ミルピエ氏は自ら立ち上げたLA Dance Projectは向こう3年間の財源確保が出来ており、パリオペ新監督として仕事を始め、ナタリー・ポートマンと息子と共にパリへ移住した後も同プロジェクトが続くことを望んでいる。
ブリジット・ルフェーヴル氏は電話インタビューに答え、「(監督任命は)常にギャンブル。私が就任した時だって人々は不平不満があったことでしょう。彼(ミルピエ)は本当の芸術に対する繊細さと素晴らしい好奇心の持ち主。オペラ座の伝統と革新との間で、自分なりのやり方を見つけなければならないでしょう」と語った。
あとの記事は面倒だから訳しないけど、ミルピエ氏自身は結構余裕っていうか楽観的みたい。どうなるのかなぁ、パリオペ。ボリショイのフィーリン監督みたく激しくイジメられませんように。
Stellaの北京旅行以来のお友達、マリアちゃんなんか、「ニコラかローランだったらシルヴィをパリオペに呼んでくれるはずなのに!」と残念がっていた。Stellaはむしろ、スカラ座のStéphane Lissnerが総支配人着任の暁にはマッシモをパリオペにもう一度呼んで欲しいわねっ。
fin.
http://www.nytimes.com/2013/01/24/arts/dance/benjamin-millepied-to-be-paris-opera-ballet-director.html?_r=1&
【記事概要】
2013/1/24朝、ガルニエ宮にてオペラ座総支配人Nicholas Joel氏より、1995年よりバレエ部門の監督を務め2013-2014シーズンを最後に引退するブリジット・ルフェーヴルの後任について発表があった。
数ヶ月に及ぶ推測や噂ののち、ミルピエ氏の指名はむしろ驚きであった。たいていの場合はパリオペの現役または元ダンサーから選ばれるところを、指名されたのは2014年に引退するエトワール、ニコラ・ル・リッシュでもなく、同バレエ団のダンス・マスターを務めルフェーヴル氏の右腕でもあるローラン・イレールでもなかったからだ。
バンジャマン・ミルピエ氏はボルドー出身の35歳、リヨンのコンセルバトワールで訓練を受けたのち、10代でSchool of American Balletへ入学、キャリアの大半をNYシティバレエで積む。すぐに頭角をあらわし2002年にプリンシパルに昇格、2011年に引退し振り付けに専念していた。LAへ移り昨年みずからLA Dance Projectを設立。
ミルピエ氏は水曜日、NYのホテルでインタビューを受けた際、現在ミラノ・スカラ座の芸術監督で2015年にパリ・オペラ座総支配人を継承するStéphane Lissnerから、そう遠くない11月半ばに話を持ちかけられたと語った。パリオペのバレエ部門の監督は、芸術面での方針について総支配人と合意することになっているが、近年そうではないケースも見らた。
「最初は他に候補がいるのを知っていたので驚いたが、ステファンとの芸術に関する会話が非常にエキサイティングだと感じるようになった。しばらくすると、自分はかなりの確率でこのポジションに指名されるのではないかと思った。そしたら頭がぐるぐるしだしたよ」とミルピエ氏。
それも無理のない話。…と記事は続く。
NYタイムズの論調はミルピエ氏が失敗すると言わんばかり。ま、この意外な「外部」からの指名に、メディアの大半は批判的でしょう。バレエ団からの風当たり強そう…(⌒-⌒; )
長年続いているブリジット・ルフェーヴルが例外的で、「パリオペのバレエ監督は皆ハエのように逃げ出すのが通例」と辛辣な同紙。あのルドルフ・ヌレエフは波乱万丈の6シーズンを80年代に務めたが、John TarasやViolette Verdyなどはたったの数シーズンしか続かなかったそう。
ミルピエ氏は映画「ブラック・スワン」の振り付けと、主役ナタリー・ポートマンとの結婚で有名になったけれど、振付家としては、パリオペを含め、アメリカン・バレエ・シアター、NYシティバレエなどに作品を提供しているものの、監督としては音楽家やダンサーと小さなフェスティバルをオーガナイズしたくらいの限られた経験しか持たない。
ミルピエ氏は自ら立ち上げたLA Dance Projectは向こう3年間の財源確保が出来ており、パリオペ新監督として仕事を始め、ナタリー・ポートマンと息子と共にパリへ移住した後も同プロジェクトが続くことを望んでいる。
ブリジット・ルフェーヴル氏は電話インタビューに答え、「(監督任命は)常にギャンブル。私が就任した時だって人々は不平不満があったことでしょう。彼(ミルピエ)は本当の芸術に対する繊細さと素晴らしい好奇心の持ち主。オペラ座の伝統と革新との間で、自分なりのやり方を見つけなければならないでしょう」と語った。
あとの記事は面倒だから訳しないけど、ミルピエ氏自身は結構余裕っていうか楽観的みたい。どうなるのかなぁ、パリオペ。ボリショイのフィーリン監督みたく激しくイジメられませんように。
Stellaの北京旅行以来のお友達、マリアちゃんなんか、「ニコラかローランだったらシルヴィをパリオペに呼んでくれるはずなのに!」と残念がっていた。Stellaはむしろ、スカラ座のStéphane Lissnerが総支配人着任の暁にはマッシモをパリオペにもう一度呼んで欲しいわねっ。
fin.
2013年1月22日火曜日
T子も道連れww Stellaとイタリア珍道中決定!!
ふっふっふっふっふ
Stella、マブダチT子もイタリアに道連れすることに成功したぜいっ!!
Stellaと来ればもれなく通訳とガイドがついてくるよぉ~って誘ったら、「去年有給使い果たした」「クライアントのイベントいっこキャンセルになればいい」とかぶつぶつ言ってたけど、ほんとに4日だけ休み取ってくれた。
早速Stellaの指導のもと、飛行機のチケット取って、ついでに19日のマッシモ(スカラ座「ノートルダム」)まで取ってくれたT子。とことん道連れである。
さすがは我がマブダチだぜ!!!
Stella、マブダチT子もイタリアに道連れすることに成功したぜいっ!!
Stellaと来ればもれなく通訳とガイドがついてくるよぉ~って誘ったら、「去年有給使い果たした」「クライアントのイベントいっこキャンセルになればいい」とかぶつぶつ言ってたけど、ほんとに4日だけ休み取ってくれた。
さすがは我がマブダチだぜ!!!
何気にイタリア初めてのT子、やる気あるんだかないんだか「Stellaに全部お任せ❤」だそうである。
とはいってもT子、4泊5日の強硬スケジュールじゃねぇ・・・迷う余地もなくミラノ!フィレンツェ!ヴェニス!に決まった。ミラノは必須(発着陸とスカラのせい)だから、あと2都市選べって言ったら、ローマよりヴェニスとフィレンツェを選んだT子。
そして前回の2012年5月に行ったイタリアでパリから合流してくれた、友人F子。
食いしん坊のF子もやはりT子と入れ違いでStellaとイタリア美食三昧をしたいという。(詳しくはイタリア旅行記を見てね。http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/05/blog-post_28.html)
むむむ・・・!なんて友情厚い友人たち・・・!Stellaってば、幸せもの❤
食いしん坊のF子もやはりT子と入れ違いでStellaとイタリア美食三昧をしたいという。(詳しくはイタリア旅行記を見てね。http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/05/blog-post_28.html)
むむむ・・・!なんて友情厚い友人たち・・・!Stellaってば、幸せもの❤
【続報】フィーリン監督の手術成功?
先週木曜夜11:30ごろ、モスクワの自宅前で車から降りたところで酸による襲撃を受け、入院中のセルゲイ・フィーリン監督について更なる報道です。
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/theatre-dance/features/the-ugly-side-of-russian-beauty-8459250.html
顔全体に三度の火傷を負った他、視力の回復が最も懸念されていたフィーリンですが、金曜に受けた手術の結果の良し悪しは、数日経たないと成功かどうか判断が出来ないと言われていました。特に片方の目に関し、視力が戻るかどうかわからないとされていましたが、どうやら初回の手術は成功のようです。ホッとしました。今週再手術するそうです。
The first operation on his eyes, on Saturday, was a success, and he will undergo another operation this week. Doctors are confident that he will regain sight, though he also has severe burns to much of his face. Police have arrested one person believed to be behind the email hacking, but are still investigating the acid attack. A police spokesman said early tests suggest the assailant used sulphuric acid.
フィーリン監督が事件前二週間にわたって受けていたとされる個人的嫌がらせのうち、Eメール・ハッキングに関しては、警察が犯人と思われる人物を1人逮捕。酸をかけた犯人はまだ調査中で、硫酸を用いたという検査結果が出ているそう。
…あんま言いたくなかったけど、この事件聞いた時真っ先に思い浮かんだのが、Stellaのお気に入りのボリショイプリンシパル、ニコライ・ツィスカリーゼ。
そう思ったのはStellaだけじゃなくいっぱい居たみたい。↓
Nikolai Tsiskaridze, the Bolshoi's lead male dancer, has fallen out with the management and is effectively barred from dancing at the theatre. He has begun a public campaign against the leadership and has called for Mr Iksanov to be toppled. He wishes to take over himself. Over the weekend, the dancer said he had nothing to do with the acid attack, and added that he expected it was linked to personal or financial problems. "Such things have always happened," he told Moskovskii Komsomolets newspaper.
ボリショイ劇場支配人のアナトリー・イクサノフ氏を追いやり、さらに自分が後釜にと目論んでいたらしい。事件後の週末、ツィスカリーゼ本人は「自分は事件とは何の関係もないし、フィーリン監督の個人的または金銭的な問題からではないか。こういうことはよくあること」とMoskovskii Komsomolets新聞に対して話したという。(フィーリン監督にはまったく金銭的問題がなかったと劇場側はコメントしている)
前にStellaブログでも彼がメディアに対してボリショイ劇場の改装工事について文句を言っているという話を書きましたが、具体的には「トルコ風ホテルみたい」とか、「リハのしづらいデザイン」「窓のないメイクアップルーム」「舞台のでこぼこ」などなどについて頻繁にグチを言っていたよう。実際、役をほされたりしていたので経営陣を恨んでいると考えられて当然。
2003年に太っているという理由で解雇されたことで有名な、アナスタシア・ヴォロチコワは「私が重過ぎてリフト出来ないなどを理由に書類に署名したダンサー全員が、無理強いされて署名したと言って私が解雇された後謝りに来た。だから不当な解雇として劇場を訴えた」と語る。またヴォロチコワはインデペンデント紙に対し「人々は脅しやナイフを持って私のところに来ました。尋常ではない」
ほか、イワン・ワシーリエフとナタリア・オシポワの移籍についても触れています。
ボリショイ・バレエのディレクターだったGennady Yaninがポルノ写真をインターネットで公開されて、小競り合いになったことが彼らのような若いダンサーたちがボリショイを去った原因??とか。本当でしょうか。
また、若いディレクターであるKirill Serebrennikovがボリショイでオペラを上演した後に彼のアシスタントが暴行を受け、「ボリショイを去らなければ次はお前だ」という脅しのSMSを受け取ったということを、フィーリン監督事件の後に公言したということです。
クレイジーですね。嘆かわしいことです。
fin.
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/theatre-dance/features/the-ugly-side-of-russian-beauty-8459250.html
顔全体に三度の火傷を負った他、視力の回復が最も懸念されていたフィーリンですが、金曜に受けた手術の結果の良し悪しは、数日経たないと成功かどうか判断が出来ないと言われていました。特に片方の目に関し、視力が戻るかどうかわからないとされていましたが、どうやら初回の手術は成功のようです。ホッとしました。今週再手術するそうです。
The first operation on his eyes, on Saturday, was a success, and he will undergo another operation this week. Doctors are confident that he will regain sight, though he also has severe burns to much of his face. Police have arrested one person believed to be behind the email hacking, but are still investigating the acid attack. A police spokesman said early tests suggest the assailant used sulphuric acid.
フィーリン監督が事件前二週間にわたって受けていたとされる個人的嫌がらせのうち、Eメール・ハッキングに関しては、警察が犯人と思われる人物を1人逮捕。酸をかけた犯人はまだ調査中で、硫酸を用いたという検査結果が出ているそう。
…あんま言いたくなかったけど、この事件聞いた時真っ先に思い浮かんだのが、Stellaのお気に入りのボリショイプリンシパル、ニコライ・ツィスカリーゼ。
そう思ったのはStellaだけじゃなくいっぱい居たみたい。↓
Nikolai Tsiskaridze, the Bolshoi's lead male dancer, has fallen out with the management and is effectively barred from dancing at the theatre. He has begun a public campaign against the leadership and has called for Mr Iksanov to be toppled. He wishes to take over himself. Over the weekend, the dancer said he had nothing to do with the acid attack, and added that he expected it was linked to personal or financial problems. "Such things have always happened," he told Moskovskii Komsomolets newspaper.
ボリショイ劇場支配人のアナトリー・イクサノフ氏を追いやり、さらに自分が後釜にと目論んでいたらしい。事件後の週末、ツィスカリーゼ本人は「自分は事件とは何の関係もないし、フィーリン監督の個人的または金銭的な問題からではないか。こういうことはよくあること」とMoskovskii Komsomolets新聞に対して話したという。(フィーリン監督にはまったく金銭的問題がなかったと劇場側はコメントしている)
前にStellaブログでも彼がメディアに対してボリショイ劇場の改装工事について文句を言っているという話を書きましたが、具体的には「トルコ風ホテルみたい」とか、「リハのしづらいデザイン」「窓のないメイクアップルーム」「舞台のでこぼこ」などなどについて頻繁にグチを言っていたよう。実際、役をほされたりしていたので経営陣を恨んでいると考えられて当然。
2003年に太っているという理由で解雇されたことで有名な、アナスタシア・ヴォロチコワは「私が重過ぎてリフト出来ないなどを理由に書類に署名したダンサー全員が、無理強いされて署名したと言って私が解雇された後謝りに来た。だから不当な解雇として劇場を訴えた」と語る。またヴォロチコワはインデペンデント紙に対し「人々は脅しやナイフを持って私のところに来ました。尋常ではない」
ほか、イワン・ワシーリエフとナタリア・オシポワの移籍についても触れています。
ボリショイ・バレエのディレクターだったGennady Yaninがポルノ写真をインターネットで公開されて、小競り合いになったことが彼らのような若いダンサーたちがボリショイを去った原因??とか。本当でしょうか。
また、若いディレクターであるKirill Serebrennikovがボリショイでオペラを上演した後に彼のアシスタントが暴行を受け、「ボリショイを去らなければ次はお前だ」という脅しのSMSを受け取ったということを、フィーリン監督事件の後に公言したということです。
クレイジーですね。嘆かわしいことです。
fin.
2013年1月19日土曜日
【続報】セルゲイ・フィーリン監督からのコメントなど
1月17日夜に起きたセルゲイ・フィーリン監督の襲撃事件の続報がちょこちょこと入ってきております。
ヴぃしにょーわさまなんかちゃっかりテレビとか出ちゃって。ものすごく心配なさっている様子ですがね。
我らがT子の王子ことデイヴィッド・ホールバーグ氏もボリショイ初の外国人プリンシパルとして黙っちゃいられないご様子。
「ヴィジョナリーなダンサー世代を牽引するアーティストに対する理解不能な攻撃。このような暴力はアーティストコミュニティーからも、他のどこからも排除すべき」と、フィーリン監督の回復を祈る。
モスクワのTV局によれば、入院中の監督自身が顔中包帯の状態でインタビューに答え、「犯人はフードをかぶり、マスクかスカーフのようなものも付けていた。撃たれるのかと思い恐ろしかった。追いかけようと振り返ったが、犯人はもう先のほうを逃げていた」と話した。
ヴぃしにょーわさまなんかちゃっかりテレビとか出ちゃって。ものすごく心配なさっている様子ですがね。
我らがT子の王子ことデイヴィッド・ホールバーグ氏もボリショイ初の外国人プリンシパルとして黙っちゃいられないご様子。
「ヴィジョナリーなダンサー世代を牽引するアーティストに対する理解不能な攻撃。このような暴力はアーティストコミュニティーからも、他のどこからも排除すべき」と、フィーリン監督の回復を祈る。
モスクワのTV局によれば、入院中の監督自身が顔中包帯の状態でインタビューに答え、「犯人はフードをかぶり、マスクかスカーフのようなものも付けていた。撃たれるのかと思い恐ろしかった。追いかけようと振り返ったが、犯人はもう先のほうを逃げていた」と話した。
ボリショイのスポークスマンによれば監督はこの後すぐブリュッセルにあるやけど専門の病院へと飛行機で運ばれ、目の緊急手術を受けるということだ。医師団は監督の視力の保持に努めているという。
Stellaの北京でできたバレエ友達(詳しくは北京バレエ鑑賞旅行記を参照のこと)、マリア!ちゃんが、より詳しい記事を送ってくれました。
上記の英文記事には他にもいろんなことが書かれていますが、ショックなのはこの伝統あるボリショイでは200年もにわたってこういった内部抗争が続いているということですね。華麗な舞台の裏側に・・・なんとも残念です。
フィーリン監督は2週間も前から、タイヤを切り裂く、Eメールをハッキングされる、無言電話を受けるなどの個人的ないやがらせを受けていたようです。
ボリショイのスポークスマンは「バレエの役や、マンションなどをめぐる闘いだと思っていた。こんなレベルの犯罪にまで発展するとは」と驚きを隠せない様子。
「顔、耳、額、口などにひどい火傷を負っており、もちろん視覚も深刻な懸念がある」とされ、医師によれば回復に少なくとも6ヶ月は要する。
「息子が脅されているのは知っていたが誰が背後にいるのかわからなかった」とフィーリンの母ナタリヤ。
フィーリン曰く、犯人はあとをつけて来、フィーリンの名前を呼んで振り向いたところで酸スプレーをかけた。
「ボリショイの監督が危険な仕事だということに気づかされました」とスヴェトラナ・ザハロワは涙ぐみながら話した。
ABTのラトマンスキー監督もFBで「セルゲイ・フィーリンに起きたことは偶然ではない」と書き込んでいる。
「ボリショイには病んだ人がたくさんいる。それはひどい汚物だめのようなもの。アーティストと仲良くなろうとする者たちの中には投機筋やダフ屋、自分のお気に入りのライバルに食ってかかる半狂乱のファン、ハッキングで足元をすくおうとする者、嘘の報道やスキャンダラスなインタビューなど」
以前、Stellaブログでもニコライ・ツィスカリーゼに関して書いた時(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/07/stella.html)、なんだか激しそう・・・と思ったけど。フィーリン監督、労働組合のトップまで勤めてるんだもの、トラブルに巻き込まれるリスク高いよ。
とにかく、監督の目が早く復活して元の生活に戻れることを祈ります。
fin.
2013年1月18日金曜日
セルゲイ・フィーリン襲撃事件続報
もう少し詳しい情報が入りましたのでお知らせします。
ロシア語に続きようやく先刻英語記事が出ました。
警察によれば、フィーリン監督は木曜夜に自宅前で車から降りた時に酸のスプレーを吹きかけられ、ボリショイシアター側がTV局に対して発表した内容によれば、監督は視力を失う恐れもあるとのこと。
また、監督には脅迫状が届いていたもようで、劇団側は、監督がマネージャーやダンサーの派閥闘争の犠牲者になってしまいかねないと懸念していたという。
http://www.huffingtonpost.com/mobileweb/2013/01/18/sergei-filin-attacked_n_2501175.html
fin.
ロシア語に続きようやく先刻英語記事が出ました。
警察によれば、フィーリン監督は木曜夜に自宅前で車から降りた時に酸のスプレーを吹きかけられ、ボリショイシアター側がTV局に対して発表した内容によれば、監督は視力を失う恐れもあるとのこと。
また、監督には脅迫状が届いていたもようで、劇団側は、監督がマネージャーやダンサーの派閥闘争の犠牲者になってしまいかねないと懸念していたという。
http://www.huffingtonpost.com/mobileweb/2013/01/18/sergei-filin-attacked_n_2501175.html
fin.
セルゲイ・フィーリン監督の顔に酸!?
今朝がた、ショックなニュースが舞い込んできました。
ディアナ・ヴィシニョーワのFBポストによれば、何者かが、ボリショイバレエの芸術監督、セルゲイ・フィーリンの顔に酸をかけたとのことで、監督は病院に運ばれたそうです。
心配ですね。いったい何事でしょうか。なにやらスキャンダルの臭いですね。
Twitterでも、ホールバーグやマリア・コチェトワ、マチルド・フルステなどから続々ツイでシェアされています。
3度のやけどで、顔と、目にも被害があったもよう・・・
フィーリン監督の無事を祈ります。続報で正確なことがわかればお知らせします。
fin.
2013年1月17日木曜日
1/19 BS TBS局でバレエ特集(パリオペ他)
今さっきイープラスから入った情報によれば、Stellaも見に行くスペイン国立バレエとパリオペの両方を特集した番組が今週土曜日に流れるようで。
ヒマだし、見ーようっと。ジョゼ様出ないよな。ビトンクール君出るかな。でへへ
しっかしだっさいタイトルねぇ…
─────────────────────────────────
「スペイン国立バレエ団」、「パリ・オペラ座バレエ団」公演 関連情報!
─────────────────────────────────
番組名:世界最高峰バレエ団来日緊急企画 「かくも、バレエは美しい・・」
~パリの恍惚とマドリッドの情熱~
言わずと知れたバレエ最高峰、パリ・オペラ座バレエ。
そして、情熱のフラメンコ・バレエ最高峰のスペイン国立バレエ団。
番組では、パリとマドリードでロケを敢行、この2つのバレエ団が誇る美しさの秘密に迫ります!
オペラ座では、日本で最も人気のエトワール、マチュー・ガニオをはじめ、美しく華やかなスターダンサーたちをインタビュー。さらに彼らを生み出してきたオペラ座バレエ学校も取材。魅力をあますところなくお見せします。
スペインでは、フラメンコなどスペインの伝統舞踊と、バレエとの融合で世界を魅了してきた舞踊団のスターたちを取材。
さらには、団を率いる芸術監督で、フィギュアスケートの振付でも世界的に知られる若き鬼才、アントニオ・ナハーロにもインタビュー。
官能と情熱の舞台の源を探ります。
美しさ満載の1時間です!お見逃しなく。
放送局:BS-TBS
放送日:1月19日 朝11:00~11:54
来日公演はこちら!
--------------------------------------------------------
▼スペイン国立バレエ団
http://cc.eplus.jp/c/tl?i=kI8QVeQ2Ru0hX1yb
公演日・会場:
2/1(金) ~ 2/7(木) Bunkamura オーチャードホール(東京都)
▼プロモーションムービーはこちらから!
http://www.youtube.com/watch?v=PTGCyG5yovo
--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------
▼パリ・オペラ座バレエ団
http://cc.eplus.jp/c/tl?i=TDVcYz83k8wv0Tmd
公演日・会場:
5/30(木)~6/1(土) 東京文化会館大ホール (東京都)
▼特集はこちらから!
http://dance.eplus2.jp/article/295568694.html
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ヒマだし、見ーようっと。ジョゼ様出ないよな。ビトンクール君出るかな。でへへ
しっかしだっさいタイトルねぇ…
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「スペイン国立バレエ団」、「パリ・オペラ座バレエ団」公演 関連情報!
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番組名:世界最高峰バレエ団来日緊急企画 「かくも、バレエは美しい・・」
~パリの恍惚とマドリッドの情熱~
言わずと知れたバレエ最高峰、パリ・オペラ座バレエ。
そして、情熱のフラメンコ・バレエ最高峰のスペイン国立バレエ団。
番組では、パリとマドリードでロケを敢行、この2つのバレエ団が誇る美しさの秘密に迫ります!
オペラ座では、日本で最も人気のエトワール、マチュー・ガニオをはじめ、美しく華やかなスターダンサーたちをインタビュー。さらに彼らを生み出してきたオペラ座バレエ学校も取材。魅力をあますところなくお見せします。
スペインでは、フラメンコなどスペインの伝統舞踊と、バレエとの融合で世界を魅了してきた舞踊団のスターたちを取材。
さらには、団を率いる芸術監督で、フィギュアスケートの振付でも世界的に知られる若き鬼才、アントニオ・ナハーロにもインタビュー。
官能と情熱の舞台の源を探ります。
美しさ満載の1時間です!お見逃しなく。
放送局:BS-TBS
放送日:1月19日 朝11:00~11:54
来日公演はこちら!
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▼スペイン国立バレエ団
http://cc.eplus.jp/c/tl?i=kI8QVeQ2Ru0hX1yb
公演日・会場:
2/1(金) ~ 2/7(木) Bunkamura オーチャードホール(東京都)
▼プロモーションムービーはこちらから!
http://www.youtube.com/watch?v=PTGCyG5yovo
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▼パリ・オペラ座バレエ団
http://cc.eplus.jp/c/tl?i=TDVcYz83k8wv0Tmd
公演日・会場:
5/30(木)~6/1(土) 東京文化会館大ホール (東京都)
▼特集はこちらから!
http://dance.eplus2.jp/article/295568694.html
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Massimo Murru / Sylvie Guillem schedule
皆様お元気ですか。
Stellaは久々に風邪でダウンして・・・つらかった!!皆も気を付けてね。
さて来月のスカラ座「ノートルダム」(2/19 - 21)まで、あと一カ月!!!
大好きなマッシモ・ムッルのスカラ座以外のスケジュールを久々に集中して調べてみた。
海の向こうのスケジュールわかったところでさすがのStellaも全部は見に行けない…
そんなジレンマもあってしばらく確認していなかった。
そもそもすでに2012年5月のミラノ、11月の北京、今年2月のミラノと、Stellaの有給と貯金はすべてマッシモの海外公演につぎ込まれている。←大げさ
Stella、やりすぎちゃうん?
とはいえ気になる。
エトワールのくせに年に一度のペースでしかスカラ座に現れない彦星・マッシモ。
スカラ外ではシルヴィ姐さんと蜜月が続くのか?ライバル・ニコラ(ル・リッシュ)に負けないくらい組ませてもらっているのか?そんなに出番少なくてどうやって食べて行くのか?ていうか毎日何してんの??
…と、愛する対象への疑問符は尽きない。あー、退屈しないわー❤マッシモ。
★Massimo Murru in Rearray with Sylvie!!★
シルヴィ姐御、まずはローマで今年の舞台出初式。
相変わらずオフィシャルサイトのスケジュールには、6000 miles away with Nicolas Le Richeと、親の仇みたいに羅列してある。
だから今回も、シルヴィがイタリアで踊るなら当然!マッシモとであってくれ。
ローマでニコラ❤とか言われた日にゃーずっこけるよStella。でもマッシモはスカラのノートルダムが二月だからリハとかぶりそうだし、まさか…とドキドキしたけど、やっぱりマッシモの出番!
▷Equilibrio. Festival della nuova danzaというフェスティバルの一環としてサドラーズウェルズ・ロンドンより、シルヴィ・ギエム姉様とそのpartenaire préféré、マッシモ・ムッルによる「リアレイ」他。
Auditrium Parco della Musica, Roma
Feb. 3
http://www.auditorium.com/eventi/5457103
Rearray
William Forsythe coreografia
David Morrow musica
con
Sylvie Guillem e Massimo Murru
Bye
Mats Ek coreografia
musica di
Ludwig van Beethoven registrazione eseguita da Ivo Pogorelich
con
Sylvie Guillem
27’52”
Jirí Kylián coreografia
Dirk P Haubrich musica
con
Nataša Novotná e Václav Kuneš
Buy tickets:
Prezzo intero escluso dir. Prev. (min - max): 25.00 € - 35.00 €
http://www.listicket.it/dettaglio.php?lang=IT&idOrganizzazione=113&idProdotto=23339
25~35ユーロって・・・・つくづく思うけど、安くていいなぁ。(@ ̄ρ ̄@)
今回の27'52"はいつものAurélie CaylaとLukas Timulakて人たちじゃないのね。ロシア人っぽい。
★6000 Miles Away tour around the world★
続くシルヴィのスケジュールを見ると、2013も「6000 Miles Away」を引っさげ、ものすごい勢いで世界中を旅する計画のよう。
去年は、シルヴィが滅多に行かないロシアのモスクワとか、初の中国(Stellaが見に行った北京公演)なんかも軽く驚きでしたが、今年はオーストラリアのアデレードなんつー田舎まで行っちゃうんだ…
そしてStellaの愛するマッシモが、スカラ座の「ノートルダム」(2/19, 21)終わって息つく間もなく姉さん支えに飛んで行くわけです。
http://www.adelaidefestival.com.au/2013/dance/6000_miles_away
ちなみにこちら、このオーストラリアへ、世界中へのシルヴィの行脚についてうまくまとめているのでざっと和訳します。
47歳のシルヴィ・ギエムのスタミナとタフなツアースケジュールは、同年代で世界を飛び回っていたアンナ・パブロワのそれに匹敵する。(パブロワがロンドンの自宅で過ごすわずかの時間以外を船と列車で旅したのに対し、少なくともギエムは飛行機で飛ぶことができるが。)
今年(2012)ギエムは3人のダンサーと共にリヨン、NY、北京へと6000 miles awayツアーを行い、来年初頭のオーストラリア上陸を皮切りにローマ、Snape UK Dance East、Aldeburgh Music festivalへ。5月にいったんサドラーズウェルズに帰ったあとは、ロシアのペルミとモスクワ、7月にフランスで二ヶ所、10月にシンガポールとメルボルンで公演が行われる。その後は日本での公演(シルヴィ・ギエム・プロジェクトのこと)が控えている。ニューヨークとロンドンのレビューから判断するに、このツアーの目玉はフォーサイスのデュエット「リアレイ」である。(中略)
ギエムは元々パリ・オペラ座のエトワール、ニコラ・ル・リッシュと「リアレイ」を踊っていたが、最近のパートナーはスカラ座のプリンシパル(エトワールでしょっ!)、マッシモ・ムッルである。(いえぃっ)
6000 miles awayの他の2作品は「リアレイ」ほど高い評価を得ず、またキリアン作品はギエムによる出演ではない。
あとは、シルヴィたちの話じゃなくてサドラーウェルズの話になるので、和訳おしまい。
サドラーウェルズで5/20~25に6000 miles awayやるみたいだけど、今のところ誰と踊るのかは不明です。↓
http://www.sadlerswells.com/show/Sylvie-Guillem-6000-miles-away-2013
(原文)
http://dancelines.com.au/dancing-world-sylvie-notches-miles/
By the time 6000 Miles Away opens in Melbourne, almost two and a half years will has passed since its world premiere at Sadlers Wells Theatre in London. (Sadlers Wells was the co-producer).
Aged 47, Guillem’s stamina and arduous touring schedule is at least on a par with that of Anna Pavlova who kept up the pace of her journeys around the world in the 1920s when she was the same age. (At least Guillem can fly in and fly out, unlike Pavlova who settled briefly at home in Ivy House in London between long sea voyages and cross country train journeys).
This year, with three other dancers, Guillem took 6000 Miles Away to Lyon, New York, and Beijing and early next year, before it arrives in Australia, the production will be performed in Rome and at the Snape UK Dance East and Aldeburgh Music festival.
In May, it returns to Sadlers Wells before travelling to Perm and Moscow followed by two venues in France in July, then Singapore and Melbourne in October before a possible tour to Japan.
Judging from the reviews of New York and London seasons, it appears that the gem of the show is a duet by Forsythe titled Rearray.
In The Financial Times, Clement Crisp wrote how in Rearray, the “movement develops, changes character or direction in mid-phrase, goads academism into innovation, hints at emotion – and Guillem and Le Riche are its superlative exponents. Here is a developed classicism of fascinating implications and extreme difficulty, flawlessly done by superb artists perfectly attuned to Forsythe’s demands”.
Guillem originally danced Rearray with Paris Opera Ballet etoile, Nicolas Le Riche, but more recently her partner has been La Scala principal, Massimo Murru.
The other two works in 6000 Miles Away – Mats Ek’s Bye and Jiri Kylian’s 27’52” did not receive the same high praise as Rearray. The Kylian piece was not choreographed for 6000 Miles Away and is not danced by Guillem. You can see videos of a section of this work (dating back to 2010) on YouTube.
6000 Miles Away, like many other dance productions produced in conjunction with Sadlers Wells, went onto the international circuit backed by European arts festivals and various other venues. Australian festival directors or major arts venues add the works to their seasons months or years later. This was the pattern followed for Sidi Larbi Cherkaoui’s Sutra and Babel, for example, or Akram Khan’s Gnosis.
Next up on the circuit will be two works with annoyingly fussy titles – Sidi Larbi’s Puz/zle, premiering at Sadlers Wells in April 2013 and Khan’s iTMOi (in the mind of igor) in which Khan aims to discover how Stravinsky “transformed the classical world of music by evoking emotions through patterns, rather than through expression”.
With a world premiere in Grenoble on 14 May it will have its London premiere at Sadlers Wells two weeks later.
fin.
Stellaは久々に風邪でダウンして・・・つらかった!!皆も気を付けてね。
さて来月のスカラ座「ノートルダム」(2/19 - 21)まで、あと一カ月!!!
大好きなマッシモ・ムッルのスカラ座以外のスケジュールを久々に集中して調べてみた。
海の向こうのスケジュールわかったところでさすがのStellaも全部は見に行けない…
そんなジレンマもあってしばらく確認していなかった。
そもそもすでに2012年5月のミラノ、11月の北京、今年2月のミラノと、Stellaの有給と貯金はすべてマッシモの海外公演につぎ込まれている。←大げさ
Stella、やりすぎちゃうん?
とはいえ気になる。
エトワールのくせに年に一度のペースでしかスカラ座に現れない彦星・マッシモ。
スカラ外ではシルヴィ姐さんと蜜月が続くのか?ライバル・ニコラ(ル・リッシュ)に負けないくらい組ませてもらっているのか?そんなに出番少なくてどうやって食べて行くのか?ていうか毎日何してんの??
…と、愛する対象への疑問符は尽きない。あー、退屈しないわー❤マッシモ。
★Massimo Murru in Rearray with Sylvie!!★
シルヴィ姐御、まずはローマで今年の舞台出初式。
相変わらずオフィシャルサイトのスケジュールには、6000 miles away with Nicolas Le Richeと、親の仇みたいに羅列してある。
過去にも同じようにぜーんぶニコラと、となっていたが自力で調べたらやっぱりマッシモと組む時もあり、昨年の6000 miles awayはパリ、NY、ヴェニス、リヨンなどはそうだった。
ねいさん・・・踊りは完璧主義なのに、ウェブはテキトーっすね…
ローマでニコラ❤とか言われた日にゃーずっこけるよStella。でもマッシモはスカラのノートルダムが二月だからリハとかぶりそうだし、まさか…とドキドキしたけど、やっぱりマッシモの出番!
▷Equilibrio. Festival della nuova danzaというフェスティバルの一環としてサドラーズウェルズ・ロンドンより、シルヴィ・ギエム姉様とそのpartenaire préféré、マッシモ・ムッルによる「リアレイ」他。
Auditrium Parco della Musica, Roma
Feb. 3
http://www.auditorium.com/eventi/5457103
Rearray
William Forsythe coreografia
David Morrow musica
con
Sylvie Guillem e Massimo Murru
Bye
Mats Ek coreografia
musica di
Ludwig van Beethoven registrazione eseguita da Ivo Pogorelich
con
Sylvie Guillem
27’52”
Jirí Kylián coreografia
Dirk P Haubrich musica
con
Nataša Novotná e Václav Kuneš
Buy tickets:
Prezzo intero escluso dir. Prev. (min - max): 25.00 € - 35.00 €
http://www.listicket.it/dettaglio.php?lang=IT&idOrganizzazione=113&idProdotto=23339
25~35ユーロって・・・・つくづく思うけど、安くていいなぁ。(@ ̄ρ ̄@)
今回の27'52"はいつものAurélie CaylaとLukas Timulakて人たちじゃないのね。ロシア人っぽい。
★6000 Miles Away tour around the world★
続くシルヴィのスケジュールを見ると、2013も「6000 Miles Away」を引っさげ、ものすごい勢いで世界中を旅する計画のよう。
去年は、シルヴィが滅多に行かないロシアのモスクワとか、初の中国(Stellaが見に行った北京公演)なんかも軽く驚きでしたが、今年はオーストラリアのアデレードなんつー田舎まで行っちゃうんだ…
そしてStellaの愛するマッシモが、スカラ座の「ノートルダム」(2/19, 21)終わって息つく間もなく姉さん支えに飛んで行くわけです。
http://www.adelaidefestival.com.au/2013/dance/6000_miles_away
ちなみにこちら、このオーストラリアへ、世界中へのシルヴィの行脚についてうまくまとめているのでざっと和訳します。
Dancing around the world, Sylvie notches up the miles
メルボルンで6000 miles awayが幕を開ける頃には、サドラーズウェルズでの世界初演から約2.5年が経つことになる。47歳のシルヴィ・ギエムのスタミナとタフなツアースケジュールは、同年代で世界を飛び回っていたアンナ・パブロワのそれに匹敵する。(パブロワがロンドンの自宅で過ごすわずかの時間以外を船と列車で旅したのに対し、少なくともギエムは飛行機で飛ぶことができるが。)
今年(2012)ギエムは3人のダンサーと共にリヨン、NY、北京へと6000 miles awayツアーを行い、来年初頭のオーストラリア上陸を皮切りにローマ、Snape UK Dance East、Aldeburgh Music festivalへ。5月にいったんサドラーズウェルズに帰ったあとは、ロシアのペルミとモスクワ、7月にフランスで二ヶ所、10月にシンガポールとメルボルンで公演が行われる。その後は日本での公演(シルヴィ・ギエム・プロジェクトのこと)が控えている。ニューヨークとロンドンのレビューから判断するに、このツアーの目玉はフォーサイスのデュエット「リアレイ」である。(中略)
ギエムは元々パリ・オペラ座のエトワール、ニコラ・ル・リッシュと「リアレイ」を踊っていたが、最近のパートナーはスカラ座のプリンシパル(エトワールでしょっ!)、マッシモ・ムッルである。(いえぃっ)
6000 miles awayの他の2作品は「リアレイ」ほど高い評価を得ず、またキリアン作品はギエムによる出演ではない。
あとは、シルヴィたちの話じゃなくてサドラーウェルズの話になるので、和訳おしまい。
サドラーウェルズで5/20~25に6000 miles awayやるみたいだけど、今のところ誰と踊るのかは不明です。↓
http://www.sadlerswells.com/show/Sylvie-Guillem-6000-miles-away-2013
(原文)
http://dancelines.com.au/dancing-world-sylvie-notches-miles/
By the time 6000 Miles Away opens in Melbourne, almost two and a half years will has passed since its world premiere at Sadlers Wells Theatre in London. (Sadlers Wells was the co-producer).
Aged 47, Guillem’s stamina and arduous touring schedule is at least on a par with that of Anna Pavlova who kept up the pace of her journeys around the world in the 1920s when she was the same age. (At least Guillem can fly in and fly out, unlike Pavlova who settled briefly at home in Ivy House in London between long sea voyages and cross country train journeys).
This year, with three other dancers, Guillem took 6000 Miles Away to Lyon, New York, and Beijing and early next year, before it arrives in Australia, the production will be performed in Rome and at the Snape UK Dance East and Aldeburgh Music festival.
In May, it returns to Sadlers Wells before travelling to Perm and Moscow followed by two venues in France in July, then Singapore and Melbourne in October before a possible tour to Japan.
Judging from the reviews of New York and London seasons, it appears that the gem of the show is a duet by Forsythe titled Rearray.
In The Financial Times, Clement Crisp wrote how in Rearray, the “movement develops, changes character or direction in mid-phrase, goads academism into innovation, hints at emotion – and Guillem and Le Riche are its superlative exponents. Here is a developed classicism of fascinating implications and extreme difficulty, flawlessly done by superb artists perfectly attuned to Forsythe’s demands”.
Guillem originally danced Rearray with Paris Opera Ballet etoile, Nicolas Le Riche, but more recently her partner has been La Scala principal, Massimo Murru.
The other two works in 6000 Miles Away – Mats Ek’s Bye and Jiri Kylian’s 27’52” did not receive the same high praise as Rearray. The Kylian piece was not choreographed for 6000 Miles Away and is not danced by Guillem. You can see videos of a section of this work (dating back to 2010) on YouTube.
6000 Miles Away, like many other dance productions produced in conjunction with Sadlers Wells, went onto the international circuit backed by European arts festivals and various other venues. Australian festival directors or major arts venues add the works to their seasons months or years later. This was the pattern followed for Sidi Larbi Cherkaoui’s Sutra and Babel, for example, or Akram Khan’s Gnosis.
Next up on the circuit will be two works with annoyingly fussy titles – Sidi Larbi’s Puz/zle, premiering at Sadlers Wells in April 2013 and Khan’s iTMOi (in the mind of igor) in which Khan aims to discover how Stravinsky “transformed the classical world of music by evoking emotions through patterns, rather than through expression”.
With a world premiere in Grenoble on 14 May it will have its London premiere at Sadlers Wells two weeks later.
fin.
2013年1月9日水曜日
スカラ座「ノートルダム・ド・パリ」行き 決定!
皆様
fin.
あけましておめでとうございます。
本年もStellaブログをよろしくお願いします。
そして今日はうれしいご報告が。
上司から休みの許可がもらえました。
マッシモ・ムッルの「ノートルダム・ド・パリ」(2月19日、21日)をスカラ座に見に行くぜ!!!
Stellaはもうスカラのチケット取ったもんねっ
行けるかどうかも確定しないうちに・・・・
マッシモに会える可能性があるならば
飛行機代とチケット代がおじゃんになっても構わない
これぞ愛。
相手役エスメラルダは誰??
というのがずーーーっと気になっているけれど、まだスカラのウェブでも情報は未公開。
Stellaの勝手な希望を言わせてもらうと、ルシア・ラカッラでお願いしたいところ。
エスメラルダ踊れる人の中ではタマラ・ロホも好きだけど、マッシモとの並びはラカッラのほうがお似合い❤
そして。
長い冬休みから東京の自宅に戻ってみるとNBSからの新聞にが届いていた。
シルヴィ・ギエム プロジェクト(2013年11月)
マッツ・エック「カルメン」他 東京バレエ団
となっていましたね!!!
パートナーは明記されておりませんが、Stellaが北京で直接シルヴィから聞いたところによれば、マッシモ・ムッル!!
そして同じくシルヴィ情報では、「他」とは「聖なる怪物」(アクラム・カーン)です。
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