ラベル Massimo Murru の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Massimo Murru の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年1月17日木曜日

Massimo Murru / Sylvie Guillem schedule

皆様お元気ですか。

Stellaは久々に風邪でダウンして・・・つらかった!!皆も気を付けてね。


さて来月のスカラ座「ノートルダム」(2/19 - 21)まで、あと一カ月!!!
大好きなマッシモ・ムッルのスカラ座以外のスケジュールを久々に集中して調べてみた。


海の向こうのスケジュールわかったところでさすがのStellaも全部は見に行けない…
そんなジレンマもあってしばらく確認していなかった。

そもそもすでに2012年5月のミラノ、11月の北京、今年2月のミラノと、Stellaの有給と貯金はすべてマッシモの海外公演につぎ込まれている。←大げさ

Stella、やりすぎちゃうん?

とはいえ気になる。
エトワールのくせに年に一度のペースでしかスカラ座に現れない彦星・マッシモ


スカラ外ではシルヴィ姐さんと蜜月が続くのか?ライバル・ニコラ(ル・リッシュ)に負けないくらい組ませてもらっているのか?そんなに出番少なくてどうやって食べて行くのか?ていうか毎日何してんの??

…と、愛する対象への疑問符は尽きない。あー、退屈しないわーマッシモ。


★Massimo Murru in Rearray with Sylvie!!★

シルヴィ姐御、まずはローマで今年の舞台出初式。

相変わらずオフィシャルサイトのスケジュールには、6000 miles away with Nicolas Le Richeと、親の仇みたいに羅列してある。

過去にも同じようにぜーんぶニコラと、となっていたが自力で調べたらやっぱりマッシモと組む時もあり、昨年の6000 miles awayはパリ、NY、ヴェニス、リヨンなどはそうだった。

ねいさん・・・踊りは完璧主義なのに、ウェブはテキトーっすね…

だから今回も、シルヴィがイタリアで踊るなら当然!マッシモとであってくれ。
ローマでニコラ❤とか言われた日にゃーずっこけるよStella。でもマッシモはスカラのノートルダムが二月だからリハとかぶりそうだし、まさか…とドキドキしたけど、やっぱりマッシモの出番!



▷Equilibrio. Festival della nuova danzaというフェスティバルの一環としてサドラーズウェルズ・ロンドンより、シルヴィ・ギエム姉様とそのpartenaire préféré、マッシモ・ムッルによる「リアレイ」他。

Auditrium Parco della Musica, Roma
Feb. 3
http://www.auditorium.com/eventi/5457103

Rearray
William Forsythe coreografia
David Morrow musica
con
Sylvie Guillem e Massimo Murru

Bye
Mats Ek coreografia
musica di
Ludwig van Beethoven registrazione eseguita da Ivo Pogorelich
con
Sylvie Guillem

27’52”
Jirí Kylián coreografia
Dirk P Haubrich musica
con
Nataša Novotná e Václav Kuneš


Buy tickets:
Prezzo intero escluso dir. Prev. (min - max): 25.00 € - 35.00 €
http://www.listicket.it/dettaglio.php?lang=IT&idOrganizzazione=113&idProdotto=23339

25~35ユーロって・・・・つくづく思うけど、安くていいなぁ。(@ ̄ρ ̄@)
今回の27'52"はいつものAurélie CaylaLukas Timulakて人たちじゃないのね。ロシア人っぽい。


★6000 Miles Away tour around the world★

続くシルヴィのスケジュールを見ると、2013も「6000 Miles Away」を引っさげ、ものすごい勢いで世界中を旅する計画のよう。
去年は、シルヴィが滅多に行かないロシアのモスクワとか、初の中国(Stellaが見に行った北京公演)なんかも軽く驚きでしたが、今年はオーストラリアのアデレードなんつー田舎まで行っちゃうんだ…

そしてStellaの愛するマッシモが、スカラ座の「ノートルダム」(2/19, 21)終わって息つく間もなく姉さん支えに飛んで行くわけです。
http://www.adelaidefestival.com.au/2013/dance/6000_miles_away

6000 Miles Away



ちなみにこちら、このオーストラリアへ、世界中へのシルヴィの行脚についてうまくまとめているのでざっと和訳します。

Dancing around the world, Sylvie notches up the miles

メルボルンで6000 miles awayが幕を開ける頃には、サドラーズウェルズでの世界初演から約2.5年が経つことになる。
47歳のシルヴィ・ギエムのスタミナとタフなツアースケジュールは、同年代で世界を飛び回っていたアンナ・パブロワのそれに匹敵する。(パブロワがロンドンの自宅で過ごすわずかの時間以外を船と列車で旅したのに対し、少なくともギエムは飛行機で飛ぶことができるが。)

今年(2012)ギエムは3人のダンサーと共にリヨン、NY、北京へと6000 miles awayツアーを行い、来年初頭のオーストラリア上陸を皮切りにローマ、Snape UK Dance East、Aldeburgh Music festivalへ。5月にいったんサドラーズウェルズに帰ったあとは、ロシアのペルミとモスクワ、7月にフランスで二ヶ所、10月にシンガポールとメルボルンで公演が行われる。その後は日本での公演(シルヴィ・ギエム・プロジェクトのこと)が控えている。ニューヨークとロンドンのレビューから判断するに、このツアーの目玉はフォーサイスのデュエット「リアレイ」である。(中略)

ギエムは元々パリ・オペラ座のエトワール、ニコラ・ル・リッシュと「リアレイ」を踊っていたが、最近のパートナーはスカラ座のプリンシパル(エトワールでしょっ!)、マッシモ・ムッルである。(いえぃっ)
6000 miles awayの他の2作品は「リアレイ」ほど高い評価を得ず、またキリアン作品はギエムによる出演ではない。

あとは、シルヴィたちの話じゃなくてサドラーウェルズの話になるので、和訳おしまい。
サドラーウェルズで5/20~25に6000 miles awayやるみたいだけど、今のところ誰と踊るのかは不明です。↓
http://www.sadlerswells.com/show/Sylvie-Guillem-6000-miles-away-2013

(原文)
http://dancelines.com.au/dancing-world-sylvie-notches-miles/

By the time 6000 Miles Away opens in Melbourne, almost two and a half years will has passed since its world premiere at Sadlers Wells Theatre in London. (Sadlers Wells was the co-producer).
Aged 47, Guillem’s stamina and arduous touring schedule is at least on a par with that of Anna Pavlova who kept up the pace of her journeys around the world in the 1920s when she was the same age. (At least Guillem can fly in and fly out, unlike Pavlova who settled briefly at home in Ivy House in London between long sea voyages and cross country train journeys).
This year, with three other dancers, Guillem took 6000 Miles Away to Lyon, New York, and Beijing and early next year, before it arrives in Australia, the production will be performed in Rome and at the Snape UK Dance East and Aldeburgh Music festival.
In May, it returns to Sadlers Wells before travelling to Perm and Moscow followed by two venues in France in July, then Singapore and Melbourne in October before a possible tour to Japan.
Judging from the reviews of New York and London seasons, it appears that the gem of the show is a duet by Forsythe titled Rearray.
In The Financial Times, Clement Crisp wrote how in Rearray, the “movement develops, changes character or direction in mid-phrase, goads academism into innovation, hints at emotion – and Guillem and Le Riche are its superlative exponents. Here is a developed classicism of fascinating implications and extreme difficulty, flawlessly done by superb artists perfectly attuned to Forsythe’s demands”.
Guillem originally danced Rearray with Paris Opera Ballet etoile, Nicolas Le Riche, but more recently her partner has been La Scala principal, Massimo Murru.
The other two works in 6000 Miles Away – Mats Ek’s Bye and Jiri Kylian’s 27’52” did not receive the same high praise as Rearray. The Kylian piece was not choreographed for 6000 Miles Away and is not danced by Guillem. You can see videos of a section of this work (dating back to 2010) on YouTube.
6000 Miles Away, like many other dance productions produced in conjunction with Sadlers Wells, went onto the international circuit backed by European arts festivals and various other venues. Australian festival directors or major arts venues add the works to their seasons months or years later. This was the pattern followed for Sidi Larbi Cherkaoui’s Sutra and Babel, for example, or Akram Khan’s Gnosis.
Next up on the circuit will be two works with annoyingly fussy titles – Sidi Larbi’s Puz/zle, premiering at Sadlers Wells in April 2013 and Khan’s iTMOi (in the mind of igor) in which Khan aims to discover how Stravinsky “transformed the classical world of music by evoking emotions through patterns, rather than through expression”.
With a world premiere in Grenoble on 14 May it will have its London premiere at Sadlers Wells two weeks later.


fin.

2012年10月23日火曜日

Sylvie Guillem & Massimo Murru in Beijin Nov. 2012



★シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル北京公演 演目変更★

東京バレエの中国行きがキャンセルになったことを知ってからはすっかり諦めモードで、

あ~あ、行きたかったなぁ。。。マッシモの北京公演。

ってすっかりしょぼ~~~んとしていたStellaですが、ふと先日国家大劇院のホームページを見たら、しれっと演目が変更になっていた。

11/16, 17の予定演目はもともと、「田園の出来事」と、ハラルド・ランダー振付「エチュード」だった。



それが、今は「マルグリットとアルマン」と「エチュード」になっている。
http://www.chncpa.org/cns/ycgp/jmxx/2012-01-31/305313.shtml
演出:希薇·纪莲、安东尼·多维尔、马西莫·慕鲁

↑ シルヴィ・ギエム、アンソニー・ダウエル、マッシモ・ムッル

しかもなんと!!
群舞がグルジア・ナショナル・バレエ(格鲁吉亚国家芭蕾舞团)!!

Sylvie Guillem

Anthony Dowell

Massimo Murru

 王启敏

「田園の出来事」が「マルグリットとアルマン」になったことによって、東バのabsenceがどうカバーされたのだろう。。。

マッシモとエマニュエラ・モンタナリとスカラ座で「マルグリットとアルマン」を踊ったのは今年5月に(3回も)観たけれど、シルヴィとのペアリングが観たい!!!


過去にシルヴィとマッシモは日本を含め、ロンドンやいろんな国で同演目を踊っている。
スカラ座で今年踊った時にシルヴィと組まなかったのは、シルヴィのスケジュールが合わなかったか、スカラ座のオファーの仕方がまずかったのか・・・


というわけで、妄想は膨らむけれど、行けないだろ、いやー行けるか??
いったいStellaはどんだけバレエのために年休を取るつもりなんだ?!


マッシモに会いたいわねぇ・・・・

fin.

2012年4月23日月曜日

マッシモ・ムッル、2012-2013シーズンを検討中

マッシモ・ムッル ファンの皆様に取りあえずの朗報です

今朝方FBのスカラ座オフィシャルページより、下記のコメントがありました。
Massimo Murru sta valutando proprio in questi giorni insieme alla Direzione del Ballo il programma della prossima Stagione 2012/2013.

今まさに、舞踊の経営陣と来シーズンのプログラムを検討しているとのこと。

ほみさんのおっしゃるように、来シーズンのプログラムに踊りたいものがないのでしょうか?
プティの「ノートルダム」やマクミラン版「マノン」は手を挙げてもおかしくなさそうですが。

詳しい事情は不明ですが、希望の光が見えてきました。

同じくムッルファンのGさんも、Stellaの絶望ブログを読んで希望を持ちましょう!と励ましのメッセージを。
相変わらず優しい~
 Stellaなんか、デコメ入れる心の余裕さえ失ってたもんね。

とにかく、朝イチで良い気分!
行ってまいります!

fin.

2012年3月26日月曜日

Sylvie Guillem & Massimo Murru 6000 miles away

先日、パリのシャンゼリゼ劇場でギエムの6000 miles away公演が全部終わった。


そのうちの2回、3/17と3/21の「リアレイ」はマッシモの出番だった。(他4回はニコラ・ル・リッシュ)

どっかのメディアやブログに記事が出てないかな、とStellaは目を皿のようにして探していた。

予想通り、ギエム礼讃とも言うべき記事と写真、更にはインタビューなどなど、ギエム一色。パートナーとしてかろうじてニコラ・ル・リッシュの名は出てくるが、ごくごくたまにマッシモ・ムッル(en alternance)と簡単に記載されるのみ。涙

しかし。
Stellaの経験上、どんな調査にも副産物的な発見は付き物である。


なんと!
パリの後イタリアのモデナ(4/15)以外は全てニコラ・ル・リッシュと組むと思っていたが、どうやらNYではマッシモがパートナーらしい…!!!

マッシモファンなのに思わず目を疑ってしまって、手当たり次第に複数のソースを調べたけれど、どうやら間違いなくマッシモが出るみたい。

嬉しくて、涙が出てしまいました。

良かった、マッシモもこの春は忙しくしているんだ。


Sylvie Guillem - 6000 Miles Away

date/time:
4 April 2012 - 07:00PM
5 & 7 April 2012 - 08:00PM
location:
  • The David H. Koch Theater
  • 20 Lincoln Center
  • New York, New York, 10023



description:
For three nights only, The Joyce Theater Foundation is proud to present the Sadler's Wells London/Sylvie Guillem production of 6000 miles away, featuring internationally acclaimed Sylvie Guillem. "The most brilliant ballerina of her generation" (The Guardian), Guillem makes a rare American visit for the U.S. premiere of this evening of works by three of today's most important choreographers. William Forsythe's, Rearray, created especially for Guillem, is a duet performed with Teatro alla Scala Ballet's Massimo Murru. Swedish choreographer Mats Ek's new solo for her, Bye, is set to Beethoven's final piano sonata. Also on the program--a duet from Jiří Kylián's work, 27'52", performed  by dancers handpicked by him. Experience this memorable event, a highlight of New York's cultural season.

http://joyce.org/pdf/SylvieGuillem_PR.pdf

それにしてもStellaともあろうことが、マッシモの出番を見落としてた?!

急いでギエムHPを再確認。

そしたら、NYはやっぱりニコラ・ル・リッシュと組むことになっている。
To be confirmedと書かれているのは、ツアーそのものや日程ではなく、パートナーがTBCっていう意味だったのかも。
先日Stellaが見つけて大喜びしていたイタリアのモデナでの同公演も、パートナーはニコラとなっているし。

ギエム姐さん、ニコラとマブダチだからって、そんな適当な。マッシモが可哀想。

…でも、ダンサーの皆様はHPアップデートなんかに煩わされたりすべきでないだろうから大目にみよう。そもそもギエム本人が更新してるのかも定かでない。
いやいや、マッシモと組んで下さってありがとうございます。

ギエムのHPでは今日時点で下記のようになっている。

5, 7, 8 April in Lincoln Center, New York, USA:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche
To Be Confirmed

12 April in Geneva, Switzerland:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

15 April in Modena, Italy:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

19 & 20 April in Zurich, Switzerland:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

19 May in St. Poelten, Austria:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

12, 13, 15, 16 Juin in Lyon, France (Les Nuits de Fourviére):
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche


上記ギエムのスケジュールには書かれてないが、このうち少なくともNYとモデナの「リアレイ」で組むのはマッシモであるらしい。


下記ル・モンドの記事によれば、シャンゼリゼ劇場でのパフォーマンスの前に、ニースでシルヴィとリハをしていたようです。

http://mobile.lemonde.fr/culture/article/2012/03/15/sylvie-guillem-l-enervee_1669684_3246.html

こうしてマッシモの足跡がわかるのは書き表せない喜び。

もう何でもいいから、健康で幸せで、踊れる間・踊りたい間は踊っていて欲しい。(本当はいつまでもと言いたいけれど、それはファンのエゴと思います。)

NY、モデナでも怪我をせず、素晴らしい舞台と拍手に恵まれますように。

fin.

2012年2月1日水曜日

Massimo Murru Interview on Giselle by Mats Ek

マッシモ・ムッルがアルブレヒト役を務めたエック版「ジゼル」のスカラ座初演は、第2幕で見せるアルブレヒトのヌードが話題となりました。

短いインタビューですがマッシモの率直な気持ちが語られています。
楽しい内容ではないですし、彼の心情を察すると悲しくなりました。
バレエにおける表現の自由や色んな形の芸術性に対する、イタリアのメディアや人々の狭量さと浅はかさに失望し、憤りさえ感じていたのではないかと思います。

Roberto Bolle in Ek's Giselle
のちに(Intervista esclusiva a Massimo Murruでご紹介しましたが)同じスカラのエトワールであるロベルト・ボッレがこの「ジゼル」を踊った時も、同じようにヌードが話題となり、12年経っても変わらぬ世間に対しマッシモは二度目の失望を味わうことになります。
マッシモはこの作品を「素晴らしい作品」と評しているだけに、こういった世間の取り上げ方はつらかったでしょうね。

【記事本文】

ムッル「遺憾です、何年もバレエを学んできたのに、ひとつの"スキャンダル"で有名になるなんて」。

「愕然としています。このタイトルは全く意味が分からない。僕は人生を通してバーにつきダンスを学んできたのに、突如として僅か数分のヌードのせいで皆が僕を話題にしている。全く予期していなかったし、少々残念でもある」。

スカラ座の若きエトワール、マッシモ・ムッルは驚愕する。マッツ・エック版「ジゼル」での彼の一糸纏わぬ姿がイタリア中のテレビや紙面を騒がせた。
サルデーニャ地方にオリジンを持つミラノ生まれの26歳は、1994年に"その場で"プリンシパルダンサーに昇進した(マクミラン版「マノン」でのたった一度の芸術的価値の高いパフォーマンスにより、当時芸術監督だったエリザベッタ・テラブストの元で決まった、非常に稀な昇進である。)

ムッルはスカラ座ダンス学校を8年で修了し、1990年に同バレエ団に入団。
「マッツ・エックの『ジゼル』は素晴らしい作品なのに、人々がスペクタクル自体より僕のヌードを話題にするのは残念だ。しかもスカラ座ではこうしたことは初めてではありませんし。
バレエ団全体の出来は良く、フォンタナ監督もそう言って手紙を送って来ました」。

ムッルは今後転換期を迎えるかもしれない。

「今シーズンは『ジゼル』の後にローラン・プティの『ノートルダム・ド・パリ』初演も控えており、アレッサンドラ・フェリを相手にカジモド役を踊ります。本来なら昨年パリ・オペラ座で踊っているはずでしたが、足を痛めていました。
スカラ座では(同作品を踊るまで)さらに一年時間がかかった。自分が十分に使われていないと思うし、バレエの上演もあまり多くない。もしスカラ座劇場の幹部がバレエ団に投資をし、新たな作品の投入と上演回数を増やす気がないのなら、僕はここを去って他で踊ります。他の興味深い作品を提案してくれる振付家を探します」。


【訳者補足】

エック版「ジゼル」は1982年スウェーデンのCullberg Ballet(同バレエ団はエックの母により創立され、エック自身も85~93年まで劇団のマネジャーだった)で初演。

アドルフ・アダンの曲を一音も変えることなく、突拍子もない衝撃的な設定でまったく新しい解釈をしています。

エック版「ジゼル」あらすじ

クラシック版「ジゼル」のストーリーは有名なので省きますが、エック版はドイツの田舎の風光明媚な村ではなく、どこか遠いトロピカルな島を舞台に展開します。

ジゼルは空想がちで一人ぼっちの女の子。人には見えないものが見えたり、聞こえたりするため、ジゼルに恋するヒラリオンは、家畜にするように彼女に縄をかけて束縛したりします。

村人たちは貧しい労働者で、村に貴族がやってきた時も、歓迎や踊る喜びからダンスをするのではなく、お金を稼ぐために踊ります。

ジゼルは真実の愛を見つけ、子供をもうけることを夢見る少女。
そこへお金持ちのアルブレヒトが現れ、田舎を捨てて豊かな暮らしがしたいジゼルはすぐさま彼を誘惑する。
アルブレヒトは自分の生きる世界を捨てきれない愚かな自己愛者で、ジゼルは自分の夢を体現したかのような恋人・アルブレヒトの裏切りを知った時、悲しさのあまり気が狂ってしまい、精神病院へと送られる。
(クラシック版のように、命を落としはしない)。

Roberto Bolle in Giselle of Mats Ek


第2幕の精神病院。舞台のセットは、体の部分が切り取られた不気味な室内の様子。ここにはジゼルのように不幸な女性たちが収容されており、人生を、愛を、母性を取り返したいと願っている。
ジゼルは愛する男に裏切られた悲劇のヒロインに浸っているため、ヒラリオンからの助けも、アルブレヒトからの助けも、拒否してしまう・・・

といった流れです。
また機会があればもう少し掘り下げて学んでみようかなっと思いますが、今日はここで。



【参考】
http://archiviostorico.corriere.it/1999/ottobre/21/Giselle_Mats_Spettacolo_coinvolgente_con_co_7_9910214528.shtml
http://www.culturekiosque.com/dance/reviews/mats_ek.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Mats_Ek
http://en.wikipedia.org/wiki/Cullberg_Ballet


【原文】

http://archiviostorico.corriere.it/1997/dicembre/20/danzatore_peccato_studiato_anni_divento_co_0_97122012875.shtml

Il danzatore: peccato, ho studiato anni ma divento famoso con uno " scandalo "
----------------------------------------------------------------- L'INTERVISTA Il danzatore: peccato, ho studiato anni ma divento famoso con uno "scandalo"
"Sono esterrefatto. Non capisco tutto questo scalpore: ho passato la mia vita alla sbarra per studiare danza e ora, di colpo, tutti parlano di me per qualche minuto di nudo. Non me l'aspettavo e un po' mi dispiace".
E' stordito Massimo Murru, il giovane primo ballerino della Scala la cui immagine senza veli nella rivoluzionaria "Giselle" di Mats Ek ha bombardato l'Italia in televisione e sulla stampa. Ventisei anni, milanese d'origine sarda, e' stato nominato "sul campo" primo ballerino nel 1994 (una rarissima promozione che si ottiene solo grazie a una prestazione artistica di alto valore) dall'ex direttrice del ballo Elisabetta Terabust, al termine di una eccellente "Manon" di MacMillan.
Ex allievo della Scuola di Ballo, frequentata per otto anni, Murru e' entrato a far parte del corpo di ballo nel 1990. "La "Giselle" di Mats Ek - continua - e' un grande balletto e mi rincresce che si parli piu' del mio nudo che dello spettacolo. Oltretutto questa non e' neanche la prima volta che capita alla Scala.
Tutta la compagnia ha danzato bene: anche il sovrintendente Fontana l'ha riconosciuto in una lettera che ci
ha inviato". Nel suo futuro potrebbe esserci presto una svolta: "In questa stagione dopo "Giselle", avro' un altro debutto nel "Notre - Dame de Paris" di Roland Petit, in cui saro' il gobbo Quasimodo in coppia con Alessandra Ferri: dovevo gia' danzarlo l'anno scorso all'Opera di Parigi, ma mi feci male a un piede.
Alla Scala pero' mi do ancora un anno di tempo: penso di essere sottoutilizzato e le recite non sono molte. Se su questa compagnia la direzione del teatro non investira' abbastanza con nuove creazioni e con piu' spettacoli, me ne andro' a ballare all'estero. Cerchero' altri coreografi che mi propongano altri balletti interessanti". (v. cr.)

Crippa Valeria

Pagina 37
(20 dicembre 1997) - Corriere della Sera

2012年1月28日土曜日

Roland Petit comments on Giselle by Mats Ek

イタリアの新聞Corriere della Seraより。

1997年にマッツ・エック版「ジゼル」の主役アルブレヒトをスカラ座で踊ったマッシモ・ムッルについて、振付家のローラン・プティがインタビューされた記事です。
訳が拙い部分もありますがお許し下さい。

一般メディアや多くの人がヌードにばかり注目し騒ぎ立てたのに対し、自身もそのアヴァンギャルドさゆえにスキャンダラス(とされる)な振りや演出を用いて表現するローラン・プティの見方はやはり違います。
それでも新聞側は、なんとかスキャンダラスなボキャブラリーを使って書き立てようとしているのが嫌らしいですが・・・


【記事本文】

スカラ座で上演中の、ヌードシーンもある革新的な「ジゼル」の主人公は巨匠ローラン・プティの"教え子"である。

「僕はマッシモ・ムッルが舞台でジゴロという'わらじ'を履き、あのフラッチを赤面させるのを見たし、彼はチャイコフスキーの『白鳥』初のアブストラクトな白鳥役を演じることになるだろう」。

「マッシモ・ムッル?スキャンダラスな役に最適だよ」。

振付の巨匠ローラン・プティはマッツ・エック版「ジゼル」で完全に新解釈された裸体の王子に太鼓判を押した。先週水曜日にスカラ座で初演された(テレビ放映は修正版第2幕と無修正の第1・3幕)。

「ムッルは心をかき乱された人物を具現化するために生まれてきたようなダンサー。それに素晴らしいテクニックに恵まれている」とプティは請け合う。「コレット(フランス人作家)の作品にインスパイアされ、2年前『シェリ』での(カルラ・)フラッチのジゴロ役に選びました」。

このキャリアで最初の大抜擢により、ムッルは"ライバル"であるもう1人のスカラのプリンシパルダンサー、ロベルト・ボッレに大胆な一撃を食らわした。

Fracci and Petit, Cheri rehearsal

「リハの最中僕はムッルに、年上のレアに対するシェリの肉欲を身体で表現するように言った」。

プティはその当時を語る。

「しかし脚の付け根にちらりと視線をやるだけで十分だったのです。フラッチが本当に恥じらったのでね。マッシモは性格的に暗くて控え目だと思っていたので驚きました」。

全裸の王子の次は、またショックな役柄が当てられていると、予告したのはプティ本人である。

「ムッルはこれから私のチャイコフスキーによる『白鳥の湖』で、逆の役を演じます。ジークフリート王子ではなく、伝統的には女性が演じる白鳥の役です。
王子役にはペテルブルクのキーロフバレエ団のエトワール、アルティナイ・アシルムラトワを選びました。このバレエは3月にマルセイユで幕を開け、イタリアにも間もなくやってきます」。

Asylmuratova and Murru, in Swan Lake and its Evil Spells

何故役を逆にしたのですか?

「なぜなら現代では本当の白鳥、繊細で弱い生き物は男性だから。人生でもダンスでも、女性が支配する立場にある。もちろんこれははっきりしない白鳥で、女性を甘やかに扱うよりもオスの仲間たちと群れをなす方を好むという、何の魅力もない王子です。
面白くて怖いストーリーになると思います。ちょっと30年代のベラ・ルゴシのホラー映画みたいな雰囲気で。この作品に『白鳥の湖とその呪い』というタイトルを付けましたが、『白鳥の湖とその曖昧さ』と呼ぶこともできるでしょう」。

革新的なバレエ作家であるあなたにとって、スキャンダルを起こすことは何を意味しますか?

「私の『カルメン』は1950年代のカナダではポルノだと見なされ、警察が幕を降ろせと言ったほどでした。しかしその後長きにわたって成功を収めている」。

fin.


【訳者補足】

「白鳥の湖とその呪い」について
マッシモがアシルムラトワと組んだプティのアブストラクトな「白鳥」については、前にYouTubeで画像を見ていったいこれは何?と不思議に思った記憶が。

ここにきて思いがけずプティ本人からその作品背景(なぜ男女の役を逆にしたのか)が聞けて、興味深かったです。

「白鳥の湖とその呪い」は1998年3月28日にマルセイユで初演されました。

四半世紀以上にわたりマルセイユ国立バレエの監督を務めたプティからの、バレエ団へのフェアウェルでもあったこの作品は、1995年から3シーズンコントラクティド・ゲスト・アーティストとして同バレエ団で踊った名バレリーナ、アシルムラトワ*の為に作られたもの。

そしてアイルムラトワのマルセイユでの舞台はこれが最後となりました。アシムラトワはプティのマルセイユ監督辞任に関してこう述べています。「今世界に数少ない才能ある振付家の一人で、非常にもったいないこと。彼は難しい人だけれど本当に才能があるし、マルセイユバレエ団のために全てを行いました。ストゥディオをオープンし、学校も作った。26年という歳月は一生の大部分です」。

この辺のプティに関するコメントは、マッシモがContrappunti Massimo Murruで語っていた「難しい人だ(った)けれど才能豊か」というのと一致!ですね。


Altinai Asylmuratova
チュチュやポワントシューズを一切履かずに踊るこの作品。ポワントを取り除くというアイディアは実はアシルムラトワから発案されたのだとか。
現役時代はさぞかし美しいダンサーだったのでしょう!

*アルティナイ・アシルムラトワ:1961年旧ソヴィエト、カザフスタン生まれ。ワガノワ・コレオグラフィック・インスティチュートで学んだのちキーロフバレエに1987年入団、4年でプリンシパルに昇格。世界各国でゲスト・アーティストとして活躍。2000年にワガノワ・アカデミーのアートディレクターに就任後、舞台は引退。

参考:http://www.kirov.com/hstories/altyroland/altyroland.html

 

【原文】

http://archiviostorico.corriere.it/1997/dicembre/20/Roland_Petit_quel_ballerino_nudo_co_0_97122012874.shtml

IL CASO Il protagonista che appare svestito nella rivoluzionaria " Giselle " in scena alla Scala (ripreso da tutti i tg) e' il " pupillo " di un grande maestro

Roland Petit: quel ballerino nudo, perfetto per ruoli choc

Il coreografo: " Ho scoperto io Murru: sul palco imbarazzo' la Fracci nei panni di un gigolo' . E sara' il primo cigno ambiguo di Ciaikovski "

----------------------------------------------------------------- IL CASO Il protagonista che appare svestito nella rivoluzionaria "Giselle" in scena alla Scala (ripreso da tutti i tg) e' il "pupillo" di un grande maestro di VALERIA CRIPPA Roland Petit: quel ballerino nudo, perfetto per ruoli choc Il coreografo: "Ho scoperto io Murru: sul palco imbarazzo' la Fracci nei panni di un gigolo'. E sara' il primo cigno ambiguo di Ciaikovski" "MMARSIGLIA assimo Murru? Perfetto per ruoli scandalosi". Parla Roland Petit, il primo grande coreografo che ha "puntato" sul principe nudo ripreso da tutti i tg nella Giselle di Mats Ek, presentata per la prima volta alla Scala mercoledi' scorso (e trasmessa in tv in versione censurata dal tg 2 e senza dissolvenze da tg 1 e tg 3). "Murru - assicura Petit - e' nato per incarnare personaggi derange', disturbati, ed e' dotato di una meravigliosa tecnica.
Infatti l'ho scelto due anni fa per interpretare il gigolo in Cheri, ispirato al racconto di Colette, accanto alla Fracci".
Quel primo grande ruolo della sua carriera Murru l'aveva soffiato al "rivale" Roberto Bolle, l'altro primo ballerino di punta della Scala, con un audace "colpo di mano": "Avevo chiesto a Murru, durante le prove del balletto, un gesto che rendesse il desiderio carnale di Cheri nei confronti della matura Lea - aveva raccontato Petit all'epoca del debutto - ed e' bastato che si sfiorasse l'inguine con la mano, perche' la Fracci manifestasse sincero imbarazzo. E' stato sorprendente, tanto piu' che Massimo appare, come persona, cupo e riservato". Dopo il principe nudo, e' in arrivo per lui un altro personaggio - choc. Ed e' proprio Petit ad anticipare la notizia:
"Murru sara' il protagonista del mio Lago dei cigni di Ciaikovski con ruoli invertiti. Non interpretera' il principe Sigfrido, ma il Cigno, ruolo tradizionalmente affidato a una donna. Per quello del principe, ho scelto Altynai Asylmuratova, etoile del Kirov di Pietroburgo .

Il balletto debuttera' a Marsiglia in marzo, ma arrivera' presto anche in Italia". Come mai questo scambio di ruoli? "Perche' oggi i veri cigni, creature sensibili ed eteree, sono gli uomini: nella vita come nella danza, e' la donna a dirigere. Questo e' evidentemente un Cigno ambiguo che preferisce unirsi a un gruppo di pennuti maschi piuttosto che concedersi alla donna - principe per la quale non prova alcuna attrazione.
Ne uscira' una storia divertente, mi auguro, e un po' mostruosa, calata negli anni '30 in un'atmosfera da film horror di Bela Lugosi. L'ho intitolato il Lago dei cigni e i suoi malefici, ma avrei potuto chiamarlo Il Lago dei cigni e le sue ambiguita". Per lei, autore di balletti rivoluzionari, cosa significa fare scandalo?
"La mia "Carmen" negli anni '50 in Canada fu considerata pornografica tanto che la polizia mi impedi' di alzare il sipario. Per la prima volta si vedevano due amanti a letto. Ma il suo successo e' rimasto inalterato negli anni".*
Crippa Valeria
Pagina 37
(20 dicembre 1997) - Corriere della Sera

2012年1月25日水曜日

Massimo Murru interview "Mediterranea"

今回はマウロ・ビゴンゼッティ振付によるコンテンポラリーバレエ「メディテラネア」についてのマッシモ・ムッルへのインタビュー記事をご紹介します。

メディテラネアは2008年にミラノのアルチンボルディ劇場で上演されました。その15年前にビゴンゼッティがトスカーナバレエ団のために作った作品をリワークしたのが2008年版です。
音楽もモーツァルトからトルコ音楽、古代ギリシャの大衆音楽などのコラージュで構成され非常にエキゾチック。

Stella自身はクラシックバレエのほうが好みで、コンテンポラリーバレエは作品によりけりなのですが、この作品はマッシモが出てるっていうことを置いといても、かなり気に入りました。振付けや演出がとてもかっこよくて、ドラマチックで、目が離せない。

そして踊る側は・・・・超~~大変そうっ (((;°д°)))
振りとしてはかなり高度で、マッシモも、ステラ(Stellaっても私じゃなくてダンサー)も、群舞の女性陣さえもが殆どアクロバティックで身体能力がよほど高くないと踊れませんっ。
今更ながら、マッシモすごいっ!
女性が身につけている赤の衣装も素敵(衣装はロベルト・ティレッリ)でした。


マウロ・ビゴンゼッティ(1960~): ローマ生まれのコンテンポラリーバレエの振付家。ローマオペラ座のバレエ学校で学び同バレエ団に19歳で入団。その後エミリア州のアテルバレットに移籍、コンテンポラリーのレパートリーで知られるダンサーだった。そこで1990年から振付けを始め、93年にレジデント・コレオグラファーとしてトスカーナ・バレエへ。97年に芸術監督として再びアテルバレットへ戻る。同バレエ団とはキャリアを通して近い関係にあるが、現在は主に海外のバレエ団に作品を書いている。彼の作品はこれまで、ベルリン、シュツットガルト、ドレスデン、英国国立、アルゼンチン、アンカラ、ニューヨーク・シティ・バレエ等で上演されている。

『Mediterranea』
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
音楽:モーツァルト、リゲティ、パレストリーナ
監督:エリザベッタ・テラブスト
衣装:ロベルト・ティレッリ
スカラ座バレエ
エトワール:マッシモ・ムッル

<配役>
Uomo di Terra: Massimo Murru(マッシモ・ムッル)
Uomo di Mare: Antonino Sutera(アントニーノ・ステラ)
Passo a due Bianco: Francesca Podini(フランチェスカ・ポディニ)& Gabriele Corrado(ガブリエレ・コラド)
Passo a due Errante: Antonella Albano(アントネッラ・アルバノ)& Andrea Volpintesta(アンドレア・ヴォルピンテスタ)
Uomo in Bianco: Riccardo Massimi(リカルド・マッシミ)
Uomo in Rosso: Maurizio Licitra(マウリッツィオ・リチトラ)& Beatrice Carbone(ベアトリーチェ・カルボーネ)& Francesco Ventriglia(フランチェスコ・ヴェントリーリア)
Passo a due Kyrie: Monica Vaglietti(モニカ・ヴァグリエッティ)& Massimo Murru(マッシモ・ムッル)
Passo a Quattro: Monica Vaglietti(モニカ・ヴァグリエッティ)& Lara Montanaro(ララ・モンタナロ)& Marco Messina(マルコ・メッシーナ)& Fabio Saglibene(ファビオ・サリベーニ)



さて本題。
Massimo Murru in "Mediterranea"

マッシモ・ムッル インタビュー

イタリア人バレエダンサー、マッシモ・ムッルは36歳、アーティストとして円熟期を迎えている。スカラ座について思うこと、そしてこれからの展望について尋ねた。

ジョン・ノイマイヤーは彼を「ジェントル」なバレエダンサーと定義した。
確かにマッシモ・ムッルは紳士的で、またダンスにおいても、日常生活においても自己に厳しい。

(イタリア人ゲストダンサーとして初めてパリ・オペラ座バレエ団と踊る栄誉を与えられ、ローラン・プティやマッツ・エックのような偉大なマエストロ達とのコラボレーションし、シルヴィ・ギエムに選ばれしパートナーである)


"Le Parc" rehearsal
「制作にかける時間は常にタイトで、振付家と完全な調整を行う余裕がない。これは特にクラシック以外の言語で表現する振付家と仕事をする時問題となります」。

「例えばスカラ座での『ル・パルク』初演の機会にアンジェラン・プレルジョカージュ(振付家)と出会いました。僕は言ってみればより"パーソナライズされた"作品への取り組み方、真に振付家の言語に入り込めるような働き方を求めていたのです。
しかし期待とは裏腹に、既に出来上がってステレオタイプと化したバレエを踊る羽目になってしまった。登場人物の性格に到達するというよりも、抑えながら、自分なりの表現のし方を模索しなくてはならなかった」。


一方で、マッシモがアルチンボルディ劇場バレエ団と踊るマウロ・ビゴンゼッティによる「メディテラネア」再演はこんな風にはいかないだろう。

「今回のためにマウロ自身が90年代に作った振付をさらに発展させ、特に僕のパートを見直すでしょう。メディテラネアのおかげでかなり忙しくなると思う。何故ならこの作品は当時トスカーナバレエのために作られたが、残念ながらあの優れたバレエ団はもう存在しない。彼らはエネルギーとパワーに溢れたアバンギャルドなダンサー達から成り、ビゴンゼッティの極めて肉体的な言語にうってつけだった。
彼の作品はニューヨークシティバレエとシュツットガルトバレエ団で上演されています。そしてスカラ座にも彼の歴史に残る作品がやってきた。僕たちは全員、彼のスタイルに慣れようと必死です」。

でもその前(3月7日から)再びロミオとジュリエットが控えている。
「美しさとテクニックばかりが重要視される今日のバレエ界では、エマヌエラはまだあまり知られていない。彼女はいい意味で"オールド・スクール"出のダンサーです。敏感で音楽的、自分の踊りの表現力を通してストーリーが語れる。僕は彼女と相性が良く、10月にまた組んで『椿姫』を踊ります」。


Massimo Murru e Emanuela Montanari in La Dama delle Camelie

Massimo Murru in "La Dama delle Camelie"

Akram Khan & Sylvie Guillem in "Sacred Monster"
パートナーと言えば、ムッルは長いことシルヴィ・ギエムと組んできた。他に組んでみたいダンサーはいますか?
「シルヴィとは最近、日本全国ツアーに行きましたがここでもクラシックの演目『白鳥の湖』を踊りました。
しかし彼女は最近アクラム・カーンとの作品など、コンテンポラリー寄りのプロジェクトに忙しい。個人的には舞台に重きを置く人と仕事をするのが好きです。

そういった意味で僕を驚愕させたのは、ハンブルグバレエのプリマバレリーナで、僕がノイマイヤー版「ロミオとジュリエット」を一緒に踊ったシルヴィア・アッツォーニです。
彼女はとても強烈で強靭、繊細で音楽的、非常に素晴らしい。バランシンの「ルビー」*を踊るのを見ましたが、驚嘆した。残念ながら、ハンブルグバレエ団のトップであり、スカラ座のような劇場に招かれるべきなのに実現しません・・・」

*ジョージ・バランシンは1967年、NYの宝石店ヴァン・グリーフ&アーペルの息子で、バレエの熱烈なファンだったクロードがスポンサーになり作られた三部作。バランシンは「エメラルド」にはパリ、「ルビー」はNY、「ダイヤモンド」はサンクト・ペテルブルクと、自分のよく知る都市をテーマに振り付けた。

スカラに関してですが、エリザベッタ・テラブスト監督の復帰についてどう思われますか?
「初めは現実になるのが嬉し過ぎて信じたくなかったほどです。僕にとってエリザベッタ・テラブストは初恋の相手みたいなもの。一生忘れられない人です。
それに最初の芸術監督時代(この頃ムッルはプリンシパルダンサーに抜擢された)から15年ぶりに再会すればお互い変わってしまっているのは間違いないとしても、非常に強くて消えようの無い関係があります。
(中略)
ミラノに戻る決心をしてくれて本当に嬉しい。今の状況は決して最良ではないし、15年前に比べれば間違いなくより複雑なものになっているので、勇気の要る決断です。
それに、既に決まってしまったシーズンの最中に着任した為に、監督するのは困難ですしね。僕は彼女を全面的に尊敬しているし、無事にこれらを乗り越えて欲しいと思う。これまでもそうしたように、アーティストとして、監督としてね」。

今年はスカラ座での出番が増えましたが、新監督のおかげですか?
「ここ最近は仕事とプライベートの両面で考慮しなくてはならない事がありました。少し前まであまり強いモチベーションを持つことが出来ずにいた。
今年になってからスカラ座のレパートリーは前よりもずっと今の自分に出来ることと近いので、刺激が戻ってきました」。

あなたのアーティストとしてのスタートにとても貢献した振付家、ローラン・プティの作品を再び踊りますね。
「これもまたエリザベッタ・テラブストのお陰だと言えるでしょう。近年疎遠になっていた(スカラ座と)プティとの関係が復活した。
スカラ・ナイトのプティ・ガラでは、ボッレとダブルキャストで『アルルの女』と『カルメン』を踊りますが、残念ながら『若者と死』はなしです」。

まだ踊ったことのない作品で演じてみたいものはありますか?
「もちろん。ありきたりですがジョン・クランコの『オネーギン』です。36歳になった今、役に適している。モーリス・ベジャールがマルシア・ハイデ*とジョン・ノイマイヤーの為にイオネスコ**の演劇を元に作った『椅子 (Les Chaises』を再演するというアイディアもある。残念ながらこれは夢のまま終わってしまいそうですが。


*Marcia Haydée(1937~): ブラジル生まれのバレエダンサー。サドラーズウェルズで学び、シュツットガルトでプリマバレリーナとなり、振付家ジョン・クランコのミューズ("ダンス界のマリア・カラス"と呼ばれた)として「ロミオとジュリエット』など多くの作品をヌレエフ、バリシニコフらと踊った。シュツットガルト、サンチャゴバレエ(チリ)の芸術監督を務め1995年に引退。
**Eugène Ionesco(1909~1990): ルーマニア出身のフランス人劇作家。「椅子」は島に暮らす老夫婦が想像上の宴を催し空の椅子ばかりが部屋を埋め尽くしていき、最後に老夫婦が自殺するというあらすじ。

【原文】

http://www.myword.it/teatro/news/49388

Intervista a Massimo Murru

Il ballerino italiano si trova, a 36 anni, nel pieno della maturità artistica. Gli abbiamo chiesto cosa pensa della Scala e quali sono in suoi progetti

John Neumeier l'ha definito un danzatore "gentile" , sintetizzando in un aggettivo old fashion in questi tempi tecnologici la grazia maschile della sua presenza scenica e la peculiare, introversa sensibilità d'interprete. E certo Massimo Murru è davvero gentile, oltre che esigente, nella sua danza, come nella vita di tutti i giorni.
Sta volutamente ai margini dei bagliori dello star system, anche se è tra i ballerini italiani ad avere nel suo carnet riconoscimenti artistici prestigiosi (dall'essere stato il primo guest italiano a ballare con il Balletto dell'Opéra di Parigi e a collaborare con maestri come Roland Petit o Mats Ek, ad essere uno dei partner prediletti di Sylvie Guillem) e proprio da questa posizione, si riserva il lusso di esprimere le proprie opinioni su ciò che gli piace, su ciò che non gli piace e su ciò che vorrebbe dal mondo della danza.
Per esempio le modalità di lavoro scandito dai tempi dei teatri d'opera.

"I tempi spesso ristretti, a ridosso delle produzioni, non consentono talvolta di entrare pienamente in sintonia con i coreografi con i quali si lavora - osserva infatti Massimo - Ed è un fatto problematico specie quando lavori con autori di un linguaggio diverso da quello classico. Per esempio ho trovato un'occasione in parte mancata l'incontro con Angelin Preljocaj, in occasione del debutto scaligero di Le Parc, perché speravo di poter lavorare in maniera più ‘personalizzata', diciamo così, con il coreografo, per entrare davvero nel suo linguaggio.
Invece in quest'occasione si è limitato a rimontare un balletto già consolidato e fissato in un cliché, dentro il quale ho poi dovuto trovare un mio personale modo di interpretare, diciamo togliendo, più che aggiungendo al carattere del personaggio."
Non così succederà invece con la ripresa di Mediterranea, il balletto firmato da Mauro Bigonzetti che Massimo interpreterà con il Balletto della Scala al Teatro degli Arcimboldi dal 25 marzo:
"Per l'occasione, infatti, Mauro amplierà parte della coreografia che aveva creato negli anni '90 e lavorerà in particolare sulla mia parte.
Dico fin da ora che credo che Mediterranea mi farà preoccupare e lavorare tanto. Perché? Perché quando fu creato, fu pensato per una bellissima compagnia, che purtroppo non esiste più - il Balletto di Toscana - formata da danzatori all'avanguardia, pieni di energia e forza, perfetti per il linguaggio estremamente fisico di Bigonzetti. Il quale, ed è bene ribadirlo perché qualcuno in Italia ancora non l'ha chiaro, è sicuramente il nostro coreografo più rappresentativo, quello che ha saputo imporre un'originale cifra stilistica nel mondo.

I suoi lavori sono al New York City Ballet e al Balletto di Stoccarda. Giusto che arrivi con un titolo storico anche alla Scala. Devo dire che siamo tutti molto impegnati nell'aderire al suo stile."
Prima però (dal 7 marzo) c'è il ritorno al personaggio di Romeo in Romeo e Giulietta, a fianco di Emanuela Montanari, danzatrice in forza alla compagnia scaligera, che dopo Marguerite di Dame aux Camélias affronta un altro grande ruolo proprio accanto a Murru. Che così ne parla:
Emanuela è una danzatrice fuori dagli schemi di oggi, tutti protesi all'esaltazione dell'estetica e della tecnica. Lei, e lo dico come apprezzamento, è ancora della ‘vecchia scuola', è sensibile, musicale, sa raccontare benissimo attraverso l'espressività della sua danza. Mi trovo molto bene con lei, con la quale a ottobre danzerò ancora La Dame."

A proposito di partner, Murru ha da tempo un sodalizio con Sylvie Guillem. Ma con quale altra danzatrice amerebbe danzare?
"Con Sylvie ho recentemente danzato in un grande tour giapponese, dove ha ripreso anche un ruolo classico, Il Lago dei Cigni. Oggi però è sempre più impegnata in progetti, come quello con Akhram Khan, che le stanno facendo prendere altre strade.
Personalmente devo dire che amo lavorare con persone che abbiano un ‘peso' in palcoscenico: con artiste davvero interessate al lavoro in scena e non, come mi sembra accada sempre più spesso, a ciò che sta intorno al nostro mondo. Un'artista che mi ha sbalordito, in questo senso, è stata Silvia Azzoni, prima ballerina dell'Hamburg Ballet, con la quale ho danzato in Romeo e Giulietta di Neumeier.
È intensa, forte, sensibile, straordinaria, musicalissima.
Ricordo di averla vista interpretare, come mai fino ad allora, Rubies da Jewels di Balanchine: una magnifica sorpresa. Purtroppo, pur essendo ai vertici della sua compagnia, non è invitata, come meriterebbe, in teatri come la Scala..."
A proposito di Scala. Cosa pensa del ritorno di Elisabetta Terabust alla direzione della compagnia?
"All'inizio non volevo nemmeno crederci: era troppo bello per essere vero. Per me Elisabetta Terabust è come il primo amore: quello che non si scorda mai.

E anche se ci ritroviamo dopo quindici anni, dalla sua prima direzione (durante la quale Murru fu nominato primo ballerino, N.d.r.) e inevitabilmente siamo cambiati, c'è qualcosa di quel legame che è fortissimo e indissolubile.
Prima parlavo di persone ‘di peso'. Ecco per me Elisabetta è una personalità con tale autorevolezza e esperienza che può solo far del bene. Al solo vederla passare nei corridoi intimidisce, incute rispetto. È ciò che ci vuole per una compagnia, che deve basarsi sulla disciplina.
Le sono molto grato dell'aver deciso di tornare a Milano. Una scelta molto coraggiosa perché la situazione non credo sia migliore e certo è ancor più complicata di quindici anni fa. Ed è arrivata con una stagione già fatta e quindi difficile da gestire. Ha tutto il mio rispetto e mi auguro che esca da questa esperienza, come già le è successo, a testa alta sia come artista che come direttore."
Le sue apparizioni in Scala, quest'anno, sono aumentate. Merito del nuovo direttore?
"Diciamo che negli ultimi tempi c'è stata una necessità di riflettere sia a livello professionale che personale. E fino a poco tempo fa non trovavo grandi motivazioni. Da quest'anno il repertorio scaligero è molto più adatto a quello che posso fare oggi e quindi sono tornati gli stimoli."
Tornerà anche a danzare i lavori di un autore che ha molto contribuito al suo definitivo lancio artistico, Roland Petit:
"Anche qui credo che il merito sia di Elisabetta Terabust che ha fatto sì che si riallacciassero i rapporti con Petit, che ultimamente si erano allentati.
Nella Serata scaligera a lui dedicata, in alternanza con Roberto Bolle, danzerò quindi Arlesienne e Carmen. Purtroppo niente Jeune Homme et la mort."
Ci sono altri balletti che amerebbe danzare e ancora non ha interpretato?
"Sicuramente, ed è anche banale dirlo, Onegin di John Cranko, ruolo perfetto per ciò che oggi, a 36 anni, posso dare come interprete. C'era anche l'idea di riprendere Les Chaises, che Maurice Béjart aveva creato per Marçia Haydée e John Neumeier dalla pièce di Ionesco. Temo però che questo rimarrà purtroppo solo un sogno."

2012年1月24日火曜日

誰にでもわかる『椿姫』 ~バレエ編~

バレエはまったく素人のくせに、数ヶ月前にシルヴィ・ギエムとマッシモ・ムッルの舞台を観てフォーリンラブ、そこから個人的興味で始めた「マッシモシリーズ」により、すっかりバレエ一色になってしまったStellaのブログ。

にわかに学習し始めてまず思ったのは、
バレエブログは星の数ほどあるけれど、バレエに詳しくない人にもわかるブログは少ない…
ということ。
使われてるボキャブラリーもこなれすぎていて、高い知識レベルと舞台鑑賞の場数の違いから来ると思われる、ノリというかテンションの高さにはついていけず、
orz あぁぁぁ

と、Stella自身がブログを始めたついぞ数ヶ月前から痛感しているので、普通の人にも読んで理解出来るブログにしたい。

そんな想いもあって、私のブログでは注釈はなるべく親切に書いてるつもり。写真もなるべく豊富に入れてイメージがわきやすいようにしています。たとえ今後バレエに詳しくなったとしても、初心忘れるべからず…



というワケで、突然ですがバレエでもとてもポピュラーな作品のご紹介を。演目は勝手に選びました。

「誰にでもわかる『椿姫』」、行くよ‼


「椿姫」との出会い

バレエはもとより、このアレクサンドル・デュマの「椿姫」を読んで知っている知的な方もいらっしゃるでしょうが、私は詳細を知りませんでした。


Stellaは昔、小野弥夢(おのひろむ)さんの「ディーバ Diva」というステキかつ教養レベルの高い漫画でオペラの「椿姫」についてちょこっと出てきたのが出会いです。
ご存知、これは娼婦が主人公ですので、作品「椿姫」の解釈に苦労する若い主人公の女の子に向かってマエストロ(先生)が、原題"La traviata"(ラ・トラヴィアータ)は「道を踏み外した女」という意味だと言ったのが役の理解の手掛かりになるというくだりが印象深かった。

漫画「ディーバ」はオペラに特に興味がなくとも楽しめるのでオススメです!



「椿姫」は実話をもとに描かれている

「椿姫」の著者アレクサンドル・デュマ・フィスまたは小デュマ(Filsは仏語で息子の意)は父アレクサンドル・デュマ・ペールまたは大デュマ(pèreは仏語で父)の私生児で、彼自身が恋した娼婦Marie Duplessisとの実話をもとに描かれている。(彼のイニシャルADも物語の主人公Armand Duvalと同じ)

また、同じくバレエやオペラで人気の演目「マノン(・レスコー)」とのつながりも興味深い。(詳しくはあらすじで。)
この「マノン」が有名になったのも、「椿姫」の芝居やオペラの中で「マノン」を読んだり観劇したりするシーンがあるためだとか。


オペラの「椿姫」とバレエの「椿姫」は同じじゃない?

このよく知られているヴェルディのオペラ「ラ・トラヴィアータ(邦訳では"椿姫"と呼ばれることが多い)」は、ジョン・ノイマイヤー振付によるバレエ作品の「椿姫(La dame aux camélias)は、デュマの原作小説に端を発しているものの音楽的に関連性はなく、ノイマイヤーの作品の方がは原作に忠実で、ショパンの楽曲を用いています。

一方オペラ作品の方は、ヴェルディがパリで戯曲版「椿姫」を見て感激し、当時新作依頼を受けていたヴェネツィアのフェニーチェ劇場のために主要なエピソードを取り上げて作曲した(1853)もの。
今回はバレエ中心に語りますが、オペラの方も面白いのでまた今度詳しく。(^-^)

ノイマイヤーのバレエの方がオペラ作品より原作に忠実、と述べましたが、それはヴェルディの歌劇ではタイトルや主人公の名前、ストーリーが変えられているからです。



ヴェルディは、オペラの題もデュマの原作"La dama aux camélias"(椿の花の貴婦人)*ではなく"La traviata(道を踏み外した女)"とし、主役の名もアルマンとマルグリットではなくアルフレードとヴィオレッタ(スミレの花の意)と変えている。また、女主人公ヴィオレッタが死ぬ場面も、原作のように独りきりではなく、アルフレードとその父に看取られて息を引き取る。
*「椿姫」は日本語の意訳

対してノイマイヤー振付けのバレエ作品は、登場人物の名前もそのまま用い、音楽も原作と同時代のショパンを使用している。もとは名プリマドンナのマリシア・ハイデのために作られたが、現在では本場はハンブルグ・バレエやシュツットガルト・バレエを中心に、世界各国で上演されている。

(また同じ「椿姫」をバレエ化した作品でも、フレデリック・アシュトン振付「マルグリットとアルマン」もある。こちらはこれまたバレエ界の大スター、ヌレエフとフォンティーンのために作られ、彼らの死後しばらくは上演禁止となっていた)。


題材として愛された「椿姫

まとめるとこんな感じ↓

オペラ「椿姫(La Traviata)」
台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ
原作:『椿姫 (La Dame aux camélias)』、アレクサンドル・デュマ・フィス(小デュマ)
音楽:ジュゼッペ・ヴェルディ
初演:1953年 フェニーチェ劇場、ヴェネツィア

バレエ「椿姫(La Dame aux camélias)」
振付:ジョン・ノイマイヤー
原作:『椿姫 (La Dame aux camélias)』、アレクサンドル・デュマ・フィス(小デュマ)
音楽:フレデリック・ショパン
初演:1978年 シュツットガルト・バレエ マルグリット役はマリシア・ハイデ

バレエ「マルグリットとアルマン(Marguerite and Armand)」
振付:フレデリック・アシュトン
原作:『椿姫 (La Dame aux camélias)』、アレクサンドルデュマ・フィス(小デュマ)初演:1963年 ルドルフ・ヌレエフ、マルゴ・フォンティーン
音楽:フランツ・リスト



「椿姫」は題材として多くの人に愛され、何度も舞台化・映画化されています。

そもそもなぜ椿姫は椿の花の貴婦人と呼ばれていたかというと、椿の花を好んで、いつも劇場や社公場に姿を現していたから。そして月のうちの25日は白い椿を、5日間は、赤い椿を胸に飾っていたそうです。(察しの良い方は、色の変化が何を意味するのかお分かりでしょう。彼女の職業が何だったかを考えれば、とてもプラクティカル。)


映画版「椿姫」 イサベル・ユペール主演 (1981)


ノイマイヤー版「椿姫」 あらすじ

【プロローグ】
マルグリット・ゴティエが死に、屋敷の物がオークションにかけられる。忠実な召使いだったナニーナは馴れ親しんだ屋敷を後にしようとしている。訪れた野次馬、バイヤー、知人や友人の中にアルマンの父デュバル氏の姿があり、訪問客を受付けている。そこへアルマン・デュバルが駆け付けて来、悲しみのあまり気を失う。父が息子に気付いて優しく支える。溢れる思い出に圧倒され、アルマンが語り始める。

Hélène Bouchet as Marguerite Gautier (2009). Photo: Holger Badekow / Hamburg Ballett ©

【1幕】
ストーリーは Théâtre des Variétés ヴァリエテ劇場で始まる。ロココ時代の高級娼婦マノンが、愛してやまない贅沢な暮らしと本当の愛との間で苦しむという筋書きの有名なバレエ作品「マノン・レスコー」が上演されている。パリで最も美しく人気のある高級娼婦マルグリット・ゴティエも観客席にいる。マノンの苦境に心動かされながらもその不実さを嫌悪し、自分と重ね合わせることは出来ないのだった。

Rachele Buriassi as Manon, Elizabeth Mason as Marguerite Gautier & Roman Novitzky as Des Grieux in Neumeier's Lady of the Camellias.
Photo: Stuttgarter Ballett ©

以前からマルグリットに焦がれていたアルマンは、この夜初めて正式に彼女に紹介される。一方彼はバレエに共感し、デグリュの悲劇的な運命が自身の未来にも重なるような気がして恐ろしくなるのだった。
舞台の後マルグリットは友人たちを自分の屋敷に招くことにしており、エスコートしている若く退屈なN伯爵に嫌がらせをするためにアルマンも招くことにした。マルグリットは激しい咳に襲われる。

アルマンが助けの手を差し伸べ、気持ちを抑えられなくなり愛の告白をする。彼の情熱的な告白に心を打たれつつも、自分が肺結核で長くはないことを知り、贅沢な暮らしをやめられないマルグリットは、アルマンと距離を置いた。
しかし2人の関係は深まっていく。宴から宴へ、熱烈な求愛者から求愛者へとせわしく渡りながら、マルグリットは豪勢な暮らしを続けた。アルマンは彼女を待ち続け、N伯爵が彼女に与えた田舎の屋敷までもついて行った。


【2幕】
田舎でもマルグリットは伯爵の金で豪勢な暮らしを続けた。当然のことながら伯爵とアルマンの間で衝突が起こる。マルグリットは初めて選択をした。皆の前で恋人を守り、伯爵の富と保護を投げ打ったのである。伯爵は憤怒して去って行く。

Sue Jin Kang as Marguerite Gautier and Marijn Rademaker as Armand Duval. Photo: Stuttgarter Ballett ©
アルマンとマルグリットはとうとう2人きりになったのだった。
この幸せも遠い過去なのだという思いに囚われ、アルマンは再び気を失う。父は心を打たれ、彼らに対して自分が果たした役目を思い出した。アルマンの暮らしぶりを聞きつけ、息子の留守にマルグリットの田舎屋敷を訪ね、別れを迫ったのである。

マルグリットは最初、アルマンと別れることは出来ないと拒絶するが、アルマンの世間体が悪くなると説き伏せられ、また「マノン・レスコー」に自分を重ね、彼女を愛した結果悲劇的な人生を送ったデグリュを思い浮かべると、自らの深く誠実な愛を別れることで証明することにした。
アルマンが家に戻るとマルグリットはいない。そこへナニーナが彼女からの手紙を持って来る。手紙にはアルマンと別れ、以前の伯爵との生活に戻らなくてはならないと書かれていた。アルマンは手紙を信じずに、パリへと急ぐが、そこに見たのは伯爵の腕の中のマルグリットだった。


【3幕】
しばらくして2人はシャンゼリゼ通りでばったり出会う。
アルマンはマルグリットに深く傷付けられた仕返しをしようと、彼女が同伴していた美しい高級娼婦オリンピアにすぐさま言い寄る。病も末期のマルグリットは最期にアルマンを訪れ、これ以上自分を侮辱するのをやめるよう求める。2人の情熱は再び燃え上がるが、眠りに落ちようとするマルグリットをマノンの悲劇的な残像が苦しめる。

Carsten Jung and Hélène Bouchet as Marguerite Gautier in Neumeier's Lady of the Camellias (2009). Photo: Holger Badekow / Hamburg Ballett ©
マルグリットは目覚めると、アルマンの父との約束を守ろうと心に決め、再び愛する人の元を黙って去る。その後の大規模な宴の折、アルマンは札束の入った封筒をマルグリットに叩きつけ、世話になった借りは返したと言って彼女を公の場で憤慨させる。死期の近いマルグリットは気絶してしまう。

アルマンが語り終えると、感動した父や人々は去って行く。そこへナニーナがマルグリットの日記を持って来る。
読みながらアルマンはいかに彼女が深く心から彼を愛していたかを知り、彼女を彼から奪っていった死の病について知るのだった。

fin.


お楽しみいただけましだでしょうか。

さて、Stellaがマッシモ・ムッルに一言も触れずにブログを終われるわけがない。


椿姫@スカラ座

2008年10月にスカラ座でマッシモ・ムッルとエマヌエラ・モンタナーリのペアが椿姫を踊ったらしい。
ロベルト・ボッレとルシア・ラカッラ組、そしてガブリエーレ・コラドとマルタ・ロマーニャ組の3キャストで7回にわたり上演されたようですね。コラドとロマーニャは多分イタリア国外ではあまり知られてないかもしれませんが、マッシモとスカラを探求しているとしょっちゅう出てくる名前です。
ラカッラも観てみたいですね~

2007年に、大人気を博したスカラのプリマ、アレッサンドラ・フェリ(マッシモと組んだ「ジゼル」「こうもり」がDVD化されており、ボッレと違ってほとんど映像化されることのないマッシモを愛するStellaにとってお宝映像である❥)のスカラ座引退公演でも「椿姫」が演じられ話題になったようである。

Lucia Lacarra in Dama delle camelie


Stagione d’Opera e Balletto 2007 ~ 2008

TEATRO ALLA SCALA
1, 2 (2 rappr.), 3 , 14, 16, 23, 24 ottobre 2008


La Dame aux camélias

Coreografia e Regia
John Neumeier dal romanzo di Alexandre Dumas (figlio)

Musica Fryderyk Chopin
Direttore Ermanno Florio - Pianista Andrea Padova
Scene e costumi Jürgen Rose
Luci  John Neumeier

Étoiles

Lucia Lacarra - Roberto Bolle
nelle recite dell’ 1, 3, 14, 16 ottobre

Emanuela Montanari - Massimo Murru
nelle recite del 2 serale, 23 e 24 ottobre

Marta Romagna - Gabriele Corrado
nella recita del 2 ottobre pomeridiana