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2013年4月9日火曜日

セルゲイ・ポルーニン失踪と自傷癖

Stellaも好きなダンサーのひとり、セルゲイ・ポルーニンの何だか悲しいニュース。でも、Stellaはポルーニンが嫌いになれない。心配だけど、きっと近い将来ハッピーに踊る彼が見られると信じてる。

英Telegraph紙より。
先週Peter Schaufuss監督によるMidnight ExpressがLondon Coliseumで開幕(4/9)する直前(先週木曜)に失踪した事件で世間を賑わしたポルーニン。彼と同時に降板になった(姿を消した)イーゴリ・ゼレンスキーと2人でSchaufuss監督と仲違いをしたからというだけでなく、精神的に鬱のような状態だったという噂も流れている。

ちなみにこのバレエは1978年にトルコの刑務所で起きた事件を元に制作されたそうな。中にスキャンダラスな同性愛的内容も含まれているとか、振付やそのアーティスティック・ディレクションに賛同出来なくてプロダクションから降板することになったとか、いろいろ噂されている。

英国ロイヤルバレエのプリンシパル最年少の栄光も突如捨て去って世間を驚かせた彼ですが、若いのかなんなのか、自分の内面を語ることも臆さないもよう。
失踪前のインタビューでは、"アドレナリンを出すため"に自分で自分の体を傷つけたりしていたと告白。自ら、鬱状態だったことや、またそういう時の自分にとって自傷行為が一番良い方法だとも語った。
両親の離婚では精神的ショックを受けたものの、以来「自分を哀れに思ったり、何かを悲しいと思うのはやめた。そういう感情を殺した」という。

ウクライナ出身、現23歳の天才的ダンサー。2012年1月に急に英国ロイヤルを退団。翌月に日本で同バレエ団のプリンシパルらが参加する「アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクト」にはコジョカルらの奔走でかろうじて出演出来た。
ロイヤルのプレッシャーの大きさに耐えきれず、「頭の中に火事が起きたような」状態だった彼は、ナイトクラブで遊んだり、コカインを服用して舞台に立ったことも認めている。今は「ほとんどドラッグは辞めた」というが…。

バレエはもっと気楽なスタンスでやり、友人と所有するタトゥーの会社でビジネスをやりたいと当初話していたが、その後ミュージカル「オペラ座の怪人」に出演してその卓越したダンスの健在ぶりを披露。また二月のタマラ・ロホ(元ロイヤルのプリンシパル)のフェアウェルでも「マルグリットとアルマン」でROHへカムバックを果たし、「以前よりも踊るのが楽しい」と発言していた。
現在、イーゴリ・ゼレンスキー率いるモスクワのStanislavsky Music Thater (スタニスラフスキー・ミュージック・シアター)およびNovosibirsk State Academic Opera and Ballet Theater (ノボシビルスク州歌劇舞踏劇場)のプリンシパル。

Sergei Polunin spoke of depression and cutting himself before walk-out

Sergei Polunin, ballet’s prodigal son, spoke of his bouts of depression and cutting himself before he walked out of his latest British production - Midnight Express.

Sergei Polunin rehearsing in Moscow in January
Sergei Polunin rehearsing in Moscow in January Photo: Davide Monteleone/VII Photo
 
The Ukrainian dancer caused a stir last week by disappearing just days before the opening night of the Peter Schaufuss ballet Midnight Express.
He was said to have fallen out with the director, while friends hinted at depression playing a part in his decision.
In an interview given before his walk-out, he spoke of an inner turmoil, speaking openly about the cuts he has inflicted on his own body to get “adrenaline rushes”.
He told today’s Sunday Times Magazine: “You get to feel good. You do it when you’re kind of down, sort of depressed.
“You just go to sleep normal. You don’t do it when you’re happy. It’s the best therapy for myself, I find.”

The 23-year-old previously walked out on the Royal Ballet in January last year after the pressure became too great, and later admitted he had spent his nights clubbing and even performed while on cocaine.
In his most recent interview, he recalled feeling as if “I got a fire going into my head. And one more thing and that will be it, you know. I will just walk out.”
But he took drugs to satisfy his curiosity, to think about things and “just to learn something”, rather than to party, he insisted. At the time of the interview, he said he had “pretty much” stopped doing it, however.
Earlier in his life he had managed to suppress the pain he felt at the break-up of his parents’ marriage by dint of what he describes as determination.
“I said I would never feel sorry for myself or feel sad about anything again,” he said. “And from thereon…I killed that feeling.”
Hundreds of Midnight Express ticket-holders were left disappointed when he disappeared on Thursday, with fans fearing they will not get their money back from the English National Opera despite his departure.
The production, based on a 1978 Turkish prison drama, is scheduled to open at the London Coliseum on Tuesday, with tickets costing up to £120.
http://www.telegraph.co.uk/culture/9977234/Sergei-Polunin-spoke-of-depression-and-cutting-himself-before-walk-out.html

2012年7月17日火曜日

英国ロイヤル「不思議の国のアリス」

こんにちは。
東京、暑過ぎ!!(♯`∧´)
しかし、どんなに暑くてもバレエ熱は冷めません。

最近Stellaは英国ロイヤルの新作、クリストファー・ウィールドン振付「不思議の国のアリス」を見た。(6月にDVD発売)

ご存知ルイス・キャロルの原作を元にクリストファー・ウィールドンが振付。
白ウサギを追いかけて、不思議の国に迷い込むアリス。アリス以外の全ての登場人物は、トランプのハートの世界のキャラクターに。
現実世界でアリスの家の使用人ジャックはハートのジャックに。外の世界ではバラを盗んだ疑いをかけられクビになってしまったジャック、今度は不思議の国でタルトをかすめ盗った濡れ衣で裁判に!
アリスとの淡い恋の行方は…??楽しいストーリーに仕上がっています♫
http://columbia.jp/prod-info/COBO-6299/


Stellaはあらためてセルゲイ・ポルーニン(ハートのジャック)に惚れ直した。
裁判の場面でアリスと踊るパドゥドゥなんか、とってもステキ。きちっとヘアーメイクを整えると、こんなにも美男子に見えるのねぇ~、と感心してしまった。

真っ赤な衣装がよく似合う、美少年ぷりが冴えるポルーニン。

ローレン・カスバートソン(アリス)も可愛い。おかっぱ似合い過ぎ。


スティーブン・マックレーは、その華麗なタップダンスを披露しつつも、メイク濃すぎて誰?て感じ。
マッド・ハッター役のマックレー
このDVD撮影後にロイヤルを退団したポルーニンに代わり、マックレーがハートのジャック役の日もあるようで、それも見たい!!
英国ロイヤルが同作品を持って2013年に来日する時には、その願いは叶うでしょう多分。
素朴な疑問ですが、マックレーがジャックを演じる時は誰がマッドハッター出来るんだ?
ウィールドンは意図してかしないでか、このマッドハッター、小さな頃からタップダンスの達人であのローザンヌ優勝時にさえタップを披露してたぐらいのマックレーにしか踊れないような振付になっている。他の人の時は技術レベルに合わせて簡素化するのかね。

あとねー、実は1番カッコ良かったのは、ハートの女王/アリスの母役のゼナイダ・ヤノウスキー。


中でも「眠れる森の美女」のローズ・アダージョをパロったバリエーションは秀逸。爆笑です。
玉座から降りると、恐ろしいほど身軽にシュタッ!!!と側転をかまし、得意げに(おっかない)姫のアダージョ開始。

踊れ過ぎて、男前。

惚れてまうやろー

ゼナイダは1975年フランス生まれ、ダンス一家に生まれ、パリオペを経て2001年以来ロイヤルのプリンシパル。
ゼナイダ・ヤノフスキー 「ラ・バヤデール」でロベルト・ボッレと。

おっかない女王様に怯える哀れな王様や家来たちの演技も抜群で、すべてが見ていて安心な完成度の高さ。


先日のブログで、ドキュメンタリー「Strictly Bolshoi」を少し紹介しましたが、クリストファー・ウィールドン氏は今をときめく若きイケメン・コリオグラファー。
今回のこの英国ロイヤルにとってはひっさびさの新作も、彼が手がけたもの。


先述のドキュメンタリーは、「史上初めて英国人がボリショイバレエのために振付!」という(どんだけ閉鎖的なんだ、ボリショイ)歴史的モーメントを記録したものでもあったわけですが、あの時の大変な苦労も、今の彼の糧になったのかならなかったのか・・・
(ニコライ・ツィスカリーゼが彼にかけた苦労は不必要な試練だったように思う)

Stellaからするとちょっと影の薄いエドワード・ワトソン様。
白ウサギ/ルイス・キャロル役はハマっていましたね。

白塗り・色メガネ・ウサギの耳が似合う中年。おそるべし。

きれーによく伸びたつま先ですね❥

そんなワケで、「不思議の国のアリス」はオススメです。
早く来ないかなー、英国ロイヤル。


fin.

2012年6月21日木曜日

世界バレエフェス ポルーニンの代打にマックレー

皆様

バレエフェスのキャストは変更や追加(ベジャールバレエのこと)が続々発表になってますね。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/13-4.html#001545
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/renew/13-3.html#001544

一昨日の大(?)ニュースは元英国ロイヤルのプリンシパル、セルゲイ・ポルーニンの降板。

いったいどうしちゃったのでしょうか。
発表によれば
「第13回世界バレエフェスティバル、および世界バレエフェスティバル全幕特別プロ「ドン・キホーテ」(7/29)に出演を予定しておりましたセルゲイ・ポルーニンは、パートナーのタマラ・ロホとのリハーサル時間の調整ができず、十分なリハーサルが行えないことから、公演への影響を懸念したロホの提案により、全公演を降板することになりました。」

時間の調整ができない??
怪我や病気でないのは良かったのですが、もしかしてまた気の迷いかモチベーションの低下か?

ロホとポルーニン
AプロBプロだけでなく、全幕にも出演の重要な役目なのに辞退するのはあまりプロフェッショナルとは言えませんが(恐らく英国ロイヤルを急に退団した後しばらく行方不明になったり、ビザ問題含め立場の微妙だった彼の出演決定は、主催側・ペアのロホ・そしてファンからの応援の意味がこもってたと思うのですが…)、また近いうちお目にかかれるといいなと思います。

その代わりとして現役英国ロイヤルプリンシパルのスティーヴン・マックレーに白羽の矢が!


Stellaはポルーニンもマックレーも、今年2月の「アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト」(今のところ今年一番素晴らしかった公演はダントツこれ)で発見しました。
ポルーニン降板はすごく残念だけど、代打がマックレーなので嬉しい!

「ドリーム・プロジェクト」にて「ドン・キ」後の英国ロイヤルの皆さん。
ポルーニン、マックレー、ムンタギロフ、コボー、コジョカルなどが見えます。

8/30, 31に鎌倉で開催の「英国バレエの真髄!ロイヤル・エレガンスの夕べ」もあって、まさに"スティーヴン祭り"の夏になりそう。
http://dancetoursproductions.com/index.html


こちら追加公演が決定した模様で昨日から発売に。Stellaはもちろん鎌倉のチケット買いましたが、東京のほうも行っちゃおうかな~(*´∀`*)フフフ…

一度当ブログでも、マックレーがプリンシパル昇格した直後のインタビュー(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/02/blog-post_27.html)をご紹介しましたが、なんと!
この投稿がStellaブログの100あまりある記事の中で人気No.2であります。(*No.1は「眠れる森の美女 ザハロワ・ホールバーグ編」http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/02/blog-post_19.html)
しかもここ1ヶ月くらいで人気急上昇なので首をかしげていたのですが、ここに来てバレエフェス登場となればますますスティーヴン人気は上がるでしょうね!

とっても楽しみです。

fin.

2012年3月27日火曜日

Russian Ballet Icons Gala in London

こんにちはー。

先日、ロンドンでとっても羨ましいバレエ公演があったみたいなのでシェアしたいと思います。

題して「ロシアン・バレエ・アイコン・ガラ」。
アンナ・パブロワのイギリス移住100周年記念という建前で、あんまりパブロワと関係ないガラだったみたい。笑 (彼女が踊ったことのない「白鳥の湖」のパドドゥとか含まれてたり、ね)

1881生まれのパブロワは当時のスターバレリーナで、=ロシアン・アイコンというワケ。

London Coliseum
Russian Ballet Icons Gala
London Coliseum
Sunday 4th March 2012

http://balletnews.co.uk/ballet-news-reviews-russian-ballet-icons-gala/

演目は以下の通り。
1. Le Corsaire (海賊): 
Anastasia Stashkevich, Viacheslav Lopatin
2. Compassione: 
Giuseppe Picone
3. Giselle(ジゼル): 
Alina Somova, David Makhateli
4. Russkaya(ルスカヤ): 
Ulyana Lopatkina(ウリヤーナ・ロパートキナ
5. Romeo And Juliet(ロミオとジュリエット): 
Iana Salenko(ヤーナ・サレンコ), Marian Walter
6. Life is a Dream (世界初演、Fei Bo振付): 
Tamara Rojo(タマラ・ロホ
7. La Dame aux Camelias(椿姫): 
Alina Cojocaru(アリーナ・コジョカル), Alexandre Piabko (アレクサンドル・リアブコ
8. Cor Perdut (ナチョ・ドゥアート振付): Svetlana Zakharova(スヴェトラーナ・ザハロワ), Andrey Mekuriev (アンドレイ・メクーリエフ
9. Splendid isolation 3: 
Irina Dvorovenko, Maxim Beloserkovsky
10. Raymonda Pas de Deux(ライモンダ): 
Tamara Rojo(タマラ・ロホ), Sergei Polunin(セルゲイ・ポルーニン
11. Manon(マノン): 
Daria Klimentova(ダリア・クリメントヴァ), Vadim Muntagirov(ワディム・ムンタギロフ
12. La Bayadere(バヤデール): 
Evgenia Obraztsova(エフゲーニャ・オブラツォーワ
13. White Swan Pas de Deux(白鳥の湖): 
Myriam Ould-Braham(ミリアム・ウルド-ブラーム), Alessio Carbone
14. La Prisonniere: 
Lucia Lacarra(ルシア・ラカッラ), Marlon Dino
15. Pavlova and Cecchetti: 
Ulyana Lopatkina(ウリヤーナ・ロパートキナ), Marat Shemiunov

…という、垂涎ものもいいとこ、これでもか!!なメンツを揃えてのガラだった模様。
いいなーいいなー、これそっくりそのまま東京に持って来てプリーズ!

出演者。写真は小さいが、ファンなら気合いで見つけよう、あなたの好きなダンサー!
・・・と思ったけど、今度世界バレエフェスに来る人をオレンジ、そうでなくても今年に入ってから東京に来た人を紫にハイライトしたら、殆ど同じメンツ。

なんてラッキーなんでしょう、東京のバレエファンは!!!!



さて。抜粋になりますが、批評はというと、(上記リンクの批評は辛口ですが美しい写真がたくさん載ってるので是非見てください)

1. タマラ・ロホとセルゲイ・ポルーニンの「ライモンダ」はこのガラ1番の拍手喝采を得た。―


まず、ポルーニンが健在でホッとしました。別の方のブログによれば、何ら危うい所もなく、何時もながらの切れ味だったとか。

Stellaはロホは生で見たことないけど、この2人なら間違いなく神技の応酬、かつパートナリングも良し。そりゃ凄いだろう、見たかった!

但しこの記事を書いた方は全体的にポルーニンに当たりが辛く、「ポルーニンのジュテが空を穿ち、ロホは決してセンターラインからズレないフエッテの連続でそれに応える。二人はこのテクニックをノーブルなニュアンスで見せる(ロホの場合)。"僕を見て!ベルを付けてもこんなコトが出来ちゃうんだよ!"とややあからさま(ポルーニンの場合)。」
そうか、そのノーブルなロホを見るのが楽しみだ。


2. ムンタギロフとクリメントヴァのコンビが素晴らしかった。―

この二人は組んで長いのですね。
2月に「くるみ」のパドゥドゥを見て、長そうな安定感を見せてましたが、やっぱり。

写真は、二人の「マノン」ベッドルームパドゥドゥ。
まぁー素敵!!



っていうか、クリメントヴァとの仲を疑いたくなるような「ロミジュリ」写真をStellaは発見してしまった。


妬けちゃうわ~~

それより何より、こんな若いのにムンタギロフ君は既婚・・・
真相は確かめてません。

話を戻しますが(脱線してしまった、失礼失礼)

ムンタギロフとポルーニンは同じ年のローザンヌで競ったのですね。ポルーニンが金賞、ムンタギロフは銀賞だった上に、その後共にロイヤルバレエ・スクールで鍛錬したそうですが、この記事は大変辛辣に「彼らの今を見よ。ムンタギロフは英国国立で世界中を旅し、自由を手にしている。一方ポルーニンはひどいプレッシャーの中、最近英国ロイヤルを退団…」と書いています。

そんな往年のライバルな彼ら2人が先月東京でコジョカルの「ドリーム・プロジェクト」で同じ舞台に立っていたのですね。
ポルーニンは天才にありがちな繊細かつピリリと神経質なオーラで、ムンタギロフ君はパートナーのクリメントヴァと仲良く終始柔らかな笑顔でした。
2人の雰囲気は対照的だけど、2人とも才能に溢れた素敵な青年達という印象。

本日発売の「ダンスマガジン」に二人のインタビューが載ってましたが、ポルーニンが退団した理由などについて語っており興味深いですね。。。
ムンタギロフ君、やっぱり何処に行ってもクリメントヴァを絶賛なんですね。笑

3. 幕開けの海賊、ロミジュリ、最後のPavlova and Cecchettiはイマイチだった

イマイチと評された上記3つのうち最後を踊ったロパートキナ。
ミハイロフスキーのShemiunovとのペアはSchool-room piece(お遊戯)みたいだったと酷評。


4. コジョカル、リアブコの「椿姫」は完璧だった。


曰く
「アリーナ・コジョカルはどんな作品もどんな風にでも踊ることが出来る。
『椿姫』はもってこいの作品だ。長い髪を垂らし、白いドレスに身を包み恋人を愛でる。ハッキリ言ってステップはどうでも良い(そのステップも完璧だったのだが)と思えた。彼女とリアブコの燃え盛る情熱が席巻した」。

Stellaもコジョカルの「ドリーム・プロジェクト」Bプロでこの二人の椿のパドゥドゥを見たけどさ、やっぱり感動の嵐だったわ

わずか10分かそこらの、二人だけの、何も小道具もない舞台で、客を泣くほど感動させられるコジョカルとリアブコには本当に参った、どんだけ拍手しても足りないくらい。

またこの二人が見られるといいな。


個人的にはナマで見たことないけどとっても気になる、ルシア・ラカッラが出演してたのにピピっと反応。
マーロン・ディノ(バイエルン州立バレエ)と「ラ・プリゾニエール」(ローラン・プティ振付)(この作品はプルーストの「失われた時を求めて」を元にしているらしい)を踊ったのが見られて、いいわね~ロンドンの人達~って感じ。

fin.

2012年2月26日日曜日

まだ余韻 コジョカル「ドリームプロジェクト」


おはようございます

Stellaはまだコジョカルの「ドリームプロジェクト」の余韻に浸っております。


コジョカルがすごいのは聞いてたからまあいいとして(実際に見たらその凄さはハンパなくて殆どStellaの理解の範疇を超えてるけど)

今回の発見はセルゲイ・ポルーニンとスティーブン・マックレーでした。

スティーブン・マックレー。
メイクの仕方がオカマのおばちゃんぽいのは何とかならないか?

★神技の応酬だった「ドン・キ」★

Bプロの最後を飾るにふさわしい演目で、華やかなフィナーレでした。

コジョカル嬢はもう自分の持ってる技の集大成みたいな感じで至るところで感心感激させてくれた。
特に、ピタっと止まってぐらりともしないアラベスク、4秒間くらい静止してたでしょうか。
さらに両手をアン・オー(上に)してピタリ。もう好い加減足着くでしょ?!と思いきや、後ろから足を前に持ってきてアチテュード!そこでもピタっと静止!
もう開いた口がふさがりませんでした。

そしてStellaの周りであまり人気のない、ヅラ疑惑のコボー氏(旦那様)ですが、180度開脚したままのコジョカルを、片手リフト!!
確か2回くらいやっていました。これは拍手ものです!


今回一番おったまげたのは、ポルーニンの「540」の連続技
540°つまり1回転半。それを3回とか4回とか連続しながら旋回!

これは我らが師匠、同僚のMさんをして
「あんなのは見たことないし、これから先ももうない」
と言わしめたという。
週2~3回のペースでバレエ鑑賞を続けているMさんが見たことないなら、Stellaはあの夜あの場に居合わせたことがどんだけ幸運だったかお分かりいただけるでしょう。


マックレー、ムンタギロフも(コボーは覚えてない、ごめん)負けじと素晴らしい技の応酬だったけど、ポルーニンの540の印象が強すぎて・・・
YouTubeとかでほかの人の540見てみたけど、ポルーニンの高さとダイナミズムは無かったね。それに着地の美しさも。
ポルーニン様、どうかバレエをやめないで・・・・
お願いします。
バレエを辞めてタトゥー屋を始める??噂が流れる
そして最後は、男性4人揃ってグランフェッテ、くるくるくるくる回る回る!なんて贅沢なビジュアルなのでしょう。
ここではやっぱりマックレー氏のフェッテの美しさに目が釘付け。

このディヴェルティスマン、皆がキトリとバジルになって、次々に自分の得意技を披露というMさんもビックリの内容だったのである。

まさに「ドリームプロジェクト」な訳ですね。ネーミングセンス疑って悪かったよ…


翌日会社で公演の感想についてひとしきり。
Mさん曰く「久しぶりに全演目楽しめるガラ」だったそうです。Bプロは特にバランスのよい構成だったとの評価。
そして意外なことに、コボー氏の変態っぷりが堂に入っていた「ザ・レッスン」がもう一回観たいとのこと。上級者っぽいですねぇ
「ザ・レッスン」は不条理劇のイオネスコ作のストーリーを元に振り付けられたバレエ。
コジョカル演じる元気な生徒を病的な教師(コボー)が最後は殺めてしまうという話。

コボー、コジョカル「ザ・レッスン」

Stellaはひたすら、マックレー、ムンタギロフ、ポルーニンがまた日本に来てくれて、たくさん見れますように!!と祈る気持ち。(コジョカルはほっといても来るから)


コジョカルとコボー、意外と新婚さんなんですね。
付き合いは2005年からだけど、去年結婚したばかりとか。
ご丁寧にウィキペディア(英語)にプロポーズにいたるエピソードとか書かれてる。下世話だこと~


★T子、誕生日★

Stellaのマブダチ的業者さんであるT子は今、流行りのインフルエンザで苦しんでいるらしい。
「さんざんな誕生日」なんて言うもんだから、Stellaはブログを通して元気を送りたいと思う。

おめでとう、T子。早く元気になって一緒にホルバーグ王子見ましょうねっ

何を隠そうT子はStellaと同い年。
一緒にバレエにハマってくれて嬉しいな~

T子は、「目指せシシャモ脚!」とか言い出して、最近ジムに通いだした。
何を隠そうStellaは天然シシャモである。

ししゃも
小さい時からバレーボール(バレエでなくて残念)やってたの関係あるのかなぁ
もうこれ以上シシャモ鍛えたくないんだけどさー
でもバレエのレッスンに出ると、ルルヴェとかシャンジュマンがシシャモに効いちゃって筋肉痛になるのよね。
ますます立派なシシャモちゃんになっちゃったらどうしましょう


★ブログへのアクセス急増★

最近Stellaのこのブログにアクセスが増えまくって若干ビビっている。
今までマッシモ・ムッルのことばかり書いてた自己満足ブログだったので、アクセスなんてあってないようなものだった。

それがブライアン・アダムス来日コンサートのレポートあたりから増えだして、ザハロワの話と続き、さらにコジョカルと来たもんだから、1日3桁は余裕のアクセス数。
たいしたこと書けないバレエシロウトのStellaだが・・・

・・・悔しいわ。
マッシモの不人気が証明されちゃったじゃあないの!
やっぱりもっと日本に来てくれないとね。。。

コジョカルとマッシモ リハの様子(2010)
どうですかこの脚線美。こんなししゃもなら欲しいっ
ま、いたしかたない。
ザハロワ嬢とコジョカル嬢ならば人気もうなずけるというものである。

法務のマドンナはStellaのブログを真面目に購読してくれているようだ。
「あのお2人はホントにきれいねー。って写真しか見てないけど。」
2人って、ザハロワとコジョカルのこと?
「そう、女神2人。」

いつの間にか女神になっちゃった2人である。

それじゃ皆さん、良い一日を。
T子はお大事に
fin.