2012年11月23日金曜日

北京バレエ鑑賞旅行記(2)〜万里の長城編〜

11月15日(木) 万里の長城編

★万里の長城へ行くには★

優先順位の高いとこから回るというルールに従い、観光2日目は万里の長城。
16,17日はバレエの公演があるため、万が一アクシデントが起きて遅れては北京旅行も本末転倒。マッシモ見れなかったら泣く!消去法で今日しかない、ということになった。

さて、「マッシモの公演がなけりゃ北京と一生縁がなかったに違いない」とまで周囲に言われるStellaだが、せっかく来たのだから万里の長城くらいは行っておかねばとは考えていた。しかしあまり熱意はないため「ヨシッ、見た!」とか言ってとっとと帰ってきそうな予感がしていたが、やはり予感はじゃっかん的中である。


つい最近雪の日に日本人が遭難して死んでいるし、あまりツウなところに行くモチベーションは全然ない。長城の最もポピュラーな入口、八達嶺長城(はったつれいちょうじょう)は「歩き方」では「中国人観光客が多いのでオススメしない」と書かれているが、Stellaは長城の断片だけでも見れて雄大さをちょっと感じられれば良いので、ここでよしっと迷う余地なし。

ここへ行く方法は
①ツアー(ガイドがつく・割安・一人でもさびしくない)
②タクシー8時間チャーター(高いが複数個所まわるなどの自由がきく)
③バス(本数が多いが渋滞のリスクあり)
④電車(時間が正確だが本数少ない)などがある。

Stellaはなんとなくバスで渋滞とかに引っかかって時間が読めないのはイライラしそうだったから、電車で行こうと決めた。北京北駅から1時間半に一本くらいしか出ていないらしい、と北駅に着いてから知る。
ふだんはかなり計画的なStellaも、中国のインターネット事情の悪さ(全国人民代表会議のせいで、普段より接続が遅いとか、Gmailなどの接続が異常に悪いとか、電話が盗聴されているとか、いろいろあり)と、英語の公開情報の少なさと、あらゆるところでの英語の通じなさとを足し合わせて、はなから下調べという無駄な努力をするつもりはゼロ。

朝出かけるのが少し遅くなってしまったため、11時過ぎに北駅に着いてみると(注:北京市内はだだっ広いため移動にかなり時間を要する)、なんと長城行きの一番早い列車まで1時間半くらい待たなくてはならないことが判明し、そのへんのローカルなモールで時間つぶしをするハメに。でも現地のショッピングモールが見られて興味深いから良しとする。


さて電車。
これが意外や意外!!清潔&快適、そしてなんと1時間20分も乗ってたったの6元!地下鉄共通1回券のたった3倍の値段でそんな遠くまで運んでくれるの?「歩き方」には「1級は23元、2級は12元」と書かれているのに全然一貫性がなく、永遠の謎としてStellaの記憶に残るであろう。



★万里の長城へ行くには★

八達嶺長城駅に到着すると、徒歩5分くらいのところに長城入口はある。
そこから歩いて登れもするらしいけど、もちろんStellaはケーブルカーを選ぶ。ケーブルカー往復代と長城への入場料を払い、いざ乗り込もう。



雪が残っているけどさむくはない。Stellaは道産子だからこんなのへっちゃらさっ。
万里の長城は意外にアップダウンが激しくて、階段や坂の上り下りが延々続くので、いい運動になる。




ウーン、雄大。よしッ、万里の長城見た!

と、自身にオッケーを出して1時間くらい散策ののち下山。っていうか着いた時にはすでに2時、ケーブルカーは3時半にはクローズだからあまり時間はないのである。


行きは良かったが帰りが若干問題だった。さっき八達嶺駅で降りた時ちゃんと帰りの時刻を確認し、16:15てのに間に合うプランでばっちりだったはずなのに、いざ窓口で切符買おうとしたら。「1番早い北京行きは17:33」なぬ?!速攻筆談で反論するStella。16:15じゃないの?あっそう。
あと1時間以上こんな何もない駅舎でぼーっと座って待つなんてヤダ。バスなら渋滞のリスクはあれど1時間渋滞にハマったって着く時間は同じ。バスは15分ごとに来るらしいし。
てなわけでバスで帰ってきたけど、狭い…隣のおっさんのモコモコしたダウンで余計狭く感じる。電車のほうがやっぱ快適だったなー。しかもバスの方が何故か2倍高い(12元)。


★激ウマ・ローカルな餃子屋さん!!!★

大学時代のゼミの友人Nくんは、ホンダ北京支社で働くエリート?体育会系サラリーマンだ。毎晩・週末とかなりの激務で中国国内出張とかも多いらしいが、多忙ななか時間を作ってくれてご飯に連れてってくれた。




中国の餃子屋のテーブルには、無造作に生ニンニクが置いてある。これ、何?
Nくん曰く、奴らはそれを普通に食う、とか。ワイルドだぜ…いわゆる薬味みたいなもんか?
後で気付いたけど「歩き方」に載ってる料理写真の片隅にも生ニンニクが写っていた。

Stellaはねー、パクチー(香菜)が大好物だから、パクチーと豚肉(猪肉と書く)のがサイコーに美味しかったーん

餃子と言えば、我らがバレエ団のM先生こと、同僚のMさんの好物。今度Stellaんちでバレエ鑑賞会する時作ってみようかな。


★南京大飯店★

さてStellaの泊ってるホテル、窓がない部屋といえど全然快適。
清潔だし、従業員も親切。4つ星だけあって内装もきれいだし。




少なくとも今のところ、多少の不便や予定通りに行かないことがあるけれど、快適な旅。
でもやっぱ日本人のお友達がいて一緒に遊べて、大好きなシルヴィとマッシモの公演2回見れて、おまけに世界遺産の万里の長城見れたっていうのがあって初めて行って良かったー北京。って感じかしらねStella的には。常に旅には「人」の要素が大事だなーと思うし、食べ物や衛生面も重要よね。
中華料理嫌いだから期待してなかったけど、現地に知り合いがいるおかげでなんとか美味しいものにたどり着けた感じ。



みんな、ありがとう。

to be continued.

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