2013年3月28日木曜日

デイヴィッド・ホールバーグ写真館 3月号

ご無沙汰してます。
最近、我らがT子(Stellaのマブダチ)のLOVE、デイヴィッド・ホールバーグ氏の記事や写真がわりと盛んにアメリカのメディアに出没している。

あと三週間もすれば五反田ゆうぽうとで生を見られるという氏ではあるが、なかなかイイ写真もあったので、解説なしの手抜き投稿と言わずにお楽しみ頂きたい。

ちなみに、ABT(American Ballt Theater)の2013 Spring Seasonも公表に。王子の出番が多いのはよいことだ。
http://www.metoperafamily.org/metopera/season/abt/index.aspx
このリンクはNew York Times(March 8)に出たインタビュー記事。
http://www.nytimes.com/2013/03/10/fashion/david-hallberg-the-prince-of-tights-leaping-onto-a-new-world-stage.html?ref=fashion&_r=1&



さて、ここからは鬼のように写真をアップしたのでご覧あれ。

American Vogue April, Dancing with stars
By Annie Leibovitz
(3 photos)
これ、色使いがすごく素敵です。





Exhibition Magazine Dorian issue
Photo: Daniel Jackson
Editor: Tiina Laakonnen
(8 photos)
T子、鼻血ちゅうい!!王子のせくしーお写真。
















どのメディアか不明ですが
by Daniel Sannwald
(2 photos)



Carine Roitfeld's CR Fashion Book Issue #2
"A fearless instructor and her devoted pupil"
Photography: Kacper Kasprzyk
http://crfashionbook.com/post/43150315580/once-upon-a-dance-a-fearless-instructor-and-her





以下、StellaがLINE Cameraで遊んじゃった版。(T子に殴られそう)


クリソツ。




最後は、WSJ (Wall Street Journal)なぞというハイソなメディアに出た時の、じぇーむずでぃーん風?王子でお別れです!


fin.

2013年3月17日日曜日

スカラ座バレエキャスト発表

昨日発表になりましたね、スカラ座。

スカラ座のエトワール(ザハロワ、ボッレ、ムッル)が誰も来ないのはもう諦めた。文句言う気も起きない。普通にスカラ座と関係なく楽しみである。
一つだけがっかりしたのは、エリス・ネジャ君がメインキャストに居ないこと。ペトラ・コンティと公私共にパートナーとして抜群だと思うのに。だいぶ売れっ子になってきたネジャ君よりコヴィエッロを売り出したいのね、今度は。

今度また詳しく書くかもしれないけど、このコヴィエッロ君は、イワン・ワシーリエフがスカラ座デビュー(3/1ノートルダム・ド・パリ)の幕が開く30分前に背中の怪我でドクターストップ、突如降板になり、観客のブーイングの中代役に抜擢。かなり困難な雰囲気の中踊って拍手をモノにしたという。イタリアバレエ界で今ホットな人なのだ。

まっ、いずれにしてもStellaはイワン・ナオコ(オシポワ嬢のこと)組とコジョカル・フォーゲル組を両方見に行くつもり♡

●公演日程&キャスト

9月20日(金)6:30p.m. 
ジュリエット:アリーナ・コジョカル/ロミオ:フリーデマン・フォーゲル

9月21日(土)12:00p.m. 
ジュリエット:ペトラ・コンティ/ロミオ:クラウディオ・コヴィエッロ

9月21日(土)6:00p.m. 
ジュリエット:ナターリア・オシポワ/ロミオ:イワン・ワシーリエフ

9月22日(日)3:00p.m. 
ジュリエット:アリーナ・コジョカル/ロミオ:フリーデマン・フォーゲル

9月23日(月・祝)1:00p.m. 
ジュリエット:ナターリア・オシポワ/ロミオ:イワン・ワシーリエフ



2013年3月11日月曜日

Danse 2013 3月号

突然ですが、これ欲しい。買いたい。

マッシモ出てるかもしれないから。

しかも何と、可能性としては、2箇所に!

一つは表紙からもわかる通り、スカラ座のプティ版「ノートルダム・ド・パリ」のレビュー。
もう一つはシルヴィ・ギエム「6000 miles away」ローマ公演のレビュー。
以上二項目が載ってるということまでは、目次で確認済み。但し、マッシモ・ムッルの扱いがどのレベルなのかは実際に雑誌を手に取るその時までのお楽しみである。

期待してまッス。



2013年3月10日日曜日

Stellaのイタリア旅行⑥F子とパルマ編

2月20日(水) T子が去り、F子登場 in Milano

長く思えたStellaのイタリア滞在もあと残り3日となった水曜日。この日は、やったら早く日本へ発ったT子かなりパリから遅く着いたF子のために、思いがけず長~い1日となった。


1分でもいいから多く寝ることに無尽の幸せを感じるStellaと違い、「どうせ4時起きだから、いっそのこと寝ない」作戦に出たT子。しかも、フランクフルト乗り継ぎ便の長ーーーいフライトの後、木曜日の朝日本についてそのまま出勤ていう。ありえん・・・

T子も去り、F子がパリから飛んでくるのは今日の夜10時ごろ。初めて一人ぼっちになって急に手持ち無沙汰になったStella。寂しいなー・・・T子ぉぉ・・・

どぉしよっかなぁ・・・やる気しないなぁ・・・。大好きなイタリアにありながら、唐突に中だるみのStellaである。遠出する気もしなければ、物欲も感じず買い物する気も起きない。かといって美術館に行って集中して絵画を鑑賞できるような気もしない。でもイタリアくんだりまできて仕事もいやだ(今まで散々してるし)・・・

というわけで、ミラノの街をプラプラとあてもなくさまようStella。あまり寝ていないせいか、アムスからの疲れがたまったのか、なんだか体調もイマイチである。しかし食いしん坊のF子がきたら、おいしいレストランに行かなくては・・・!ということで、ホテルで休憩。

そして現れたF子。
彼女も、仕事で色々あってストレス溜まってるみたい。

ヨシッ、美味しいもので解毒しよう!とばかり、もはや「遅くなった時の定番」と化しつつあるホテル近くのリストランテAqua Salaへ。
あったかくて柔らか〜なタコとルッコラのサラダをシェアし、Stellaは前回食べて感動したモチモチのショートパスタ、海老ととろとろモッツァレラ入りを再オーダー。


F子は前回「何これウドンみたいー」と文句?を言っていたボンゴレのパスタが実は気に入っていたのか、リピート。しかし今回、なぜか前回よりも麺が細く普通のパスタだったので、ウドンを期待していたF子は若干がっかり。


2月21日(木) 雪の中、パルマへ。

朝起きてシャワーを浴びていたら、F子が「雪だー」と声をあげる。
なぬ?!聞いてないぞ。

窓の外を見ると雪がしんしんと降っている。うーん、これはどこへ行くにもちょっと・・・美術館日和か?とも思ったが、予定通りグルメの街・パルマへ行くことに。

パルマと言えば、ご存知パルマハム。そしてパルメザンチーズ。エミリア街道は知る人ぞ知るグルメ街道なのである。
当然、食いしん坊のF子とStellaがそろえば、「目的=美味しいものを食べる、そして買う」となる。雪のせいで観光モチベーションはやや低い。地図も持たずに出かける。パルマ駅へ着くと、さっそくツーリストインフォメーションはどこですか?と尋ねる。駅前にはなく、街の中央にあるという。歩いてすぐだよ、という地元の人を信じ、雪の中をてくてく歩きだす。

確かに街は小さく、中心部は歩いて10分もかからないくらいだった。途中、おいしそうなハムがたくさんぶら下がった店の前を通る。2軒目に入ってみた。
パッケージもおしゃれな、パルメザンチーズたち。
おいしそう。俄然、ここで帰りに買い物する!!とF子。
それにしても、しんしんと雪は振り続ける。ブーツのStellaはいいが、スニーカーのF子はそのうち限界を迎えるであろう。


さらにてくてく歩いていくと、今度は店のショーウィンドーに、素敵な靴たち。ついつい入って物色。そしてお買い上げ。今日のような寒い雪の日にぴったりの、中がボアになったかわいいブーツをゲット。またもや良い買い物をした。
ついでに店のおばちゃんに、「この辺でお薦めのレストランはないか」と尋ねる。いかにも美味しいものをたくさん食べていそうなおばちゃん、「パルマ料理が食べたいの?お薦めならあるわよ。La GreppiaとTrattoria Corriere」。

よしっ。あとは場所を突き止めるためにツーリストインフォメーションで地図をゲットして尋ねよう。美味しいもののことになると俄然熱心な二人である。
ツーリストインフォメーションの女性によれば、この街の見どころのひとつであるGalleria Nazionale di Parmaは13時半で閉まってしまうらしい。お!それじゃあランチを食べていては間に合わぬ。というわけですぐに美術館へ向かう。

ここにはダ・ヴィンチの著名なLa Scapigliataという絵がある。


そして、これも有名。パルミジャニーノによる「トルコの奴隷」


トリップアドバイザーによれば:
フラ・アンジェリコ、ホルバイン、エル・グレコ、ヴァン・ダイク、ミュリロ、ティエポロ、カナレット等錚々たる顔ぶれに加え、レオナルド・ダ・ヴィンチの素描「女性頭部」が2枚のガラス板に挟まれて壁に飾られている。これがいかにもレオナルドという秀逸な作品。
更に、チーマ・ダ・コネリアーノ、フランチャ、コッレッジョ、パルミジャニーノ等のパルマが生んだ天才画家達が勢揃いするのだからたまらない。

確かに、中世のお城のような建物の外観からは想像もつかないような快適(この日は寒かったので中の暖かさが印象的だった)で整然とした内部。石の壁を活かしつつモダンな展示の仕方とほのぐらいライティング。美術館が嫌いでなければ是非おすすめの場所である。


さて、いよいよ本日のクライマックス・ランチタイム!!!

雪の中歩きたくない・時間がないという理由で、ふたつお薦めしてくれたレストランのうち、今居る所に非常に近い「La Greppia (ラ・グレッピア)」に行くことに。


まずは、前菜を1人一皿。その後のパスタとメインコースは、半皿ずつにして、デザートのお腹を開けておく作戦。ただし、ワインはたっぷりと。

F子が食べたのはパルマ産のハム、最高級ハム「クラテッロ」と柔らかいサラミの盛り合わせ。Stellaはパルメザンチーズのスフレ。
パスタはアーティチョークなどを使った野菜のパスタ。添えられてきたクッキーの人形がお茶目で可愛い。


メインはなんと、ヤギのお肉
ものすごくジューシーで柔らかい上に、くせがなく優しいお味。キャラメリゼした薄切りの生姜(一見、寿司のガリに似ている)のソースが絶妙!!F子も絶賛の美味しい一皿であった。このコンビネーションは後にも先にもなさそうで、非常に印象に残った。
もちろん、最後にパルメザンチーズ食べたよ。


あー、あー、あーおいしかった。
パルマに何しに来たって、半分食べに来ただけって感じだけど、それもいいのだ。
マジでマッシモに生ハム土産に買っていこうかと思ったくらいだぜっ(この日の夜はスカラ座「ノートルダム」2日目)
また来たい、パルマ。グルメ街道ばんざい。

fin.

Stellaのイタリア旅行⑤T子とヴェネツィア編

2月18日(月) フィレンツェからヴェネツィアへ。


花の都の次は水の都ヴェニス。

時間の限られたT子を連れ、大忙しのツアコン兼通訳・Stella。
これまた天気は上々、まったくツイているT子である。

しかしながらフィレンツェがかなり気に入ってしまったT子とStellaは、時間を予定よりも延長して午後の列車でヴェニスへ移動。着くともう夕暮れ時であった。
「船に乗りたい」(注:ヴァポレットのこと。)というT子(T子の望みはいつだってシンプルだ。)を連れて、たっか~~~いヴァポレットの60分券(7ユーロ)を買い、リアルト橋のあたりへ。

夕暮れのリアルト橋。

そうこうしているうちに、ヴェニスにすむStellaの友人、エマちゃんとの夕食の時間!!

といいつつも、「ヴェネチアンガラスのピアスが買いたい」というT子のため、リアルト橋のたもとで見つけたなかなか素敵なお店でショッピング。ね?T子の望みはいつだってシンプル。。。

ヴェニス特有の、バカーロというバーのような飲み屋で、スプリッツというこれまた典型的な飲み物でアペロ。リアルト橋の近くにあるこのAntica Osteria Ruga Rialto (そう、奥の方はこじんまりしたオステリアになっていて食事もできるし、美味しいらしい)は、店は常連客ばかり、しかもおじいちゃん率高し。仲間と集って飲みながら語る小洒落たおじいちゃんたち、かわいいな~。
T子なんかちゃっかり、一緒に写真とか撮っちゃって。おじいちゃんたちも大喜び。

エマちゃんのオススメで連れていってもらった人気のリストランテ「Paradiso perduto(パラディーゾ・ペルドゥート)」。失楽園という名のこの店は観光客の往来も少ないFondamenta della Misercordiaにある。ディナーには、「焼いた魚が食べたい」とT子。…実は、今日の昼にフィレンツェでランチを食べたレストランで、隣に座っていたイタリア人女性が焼いた魚をオリーブオイルと絞ったレモンでシンプルに食べていたのを見て以来、T子の頭は焼いた魚で侵食されていたのだ。
ね、単純でイイでしょう?この子は。

Stellaは、ヴェネツィアに来たら絶対食べたいのが、Fritto misto。魚介のフリットの盛り合わせ。その前に、みんなで前菜盛り合わせ・・・・を頼んだら、もーーんんのすごい盛り合わせが来ちゃって、ビックリ!!



Stellaが頼んだ、フリットミスト。黄色いのはとうもろこし粉を練ったポレンタ。これも典型的な付け合わせ。
T子の頼んだ魚。この夜、焼いた魚をもっとたくさん食べる夢を見たらしい。笑
エマは日本語を勉強していたので、日本語で会話ができる。そして、日本文化に詳しい。今、日本のキャラクター文化について卒論を書いていて、Stellaはその卒論のための資料となる本を何冊か日本から頼まれた。こんな本を日本語で読むなんてソンケーしちゃうぜっ。それに私らよりキャラものに詳しいよ・・・ヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ

ディナーはおいしかった。いつの間にか、入口の外にたくさんの人が待っていた。(というか外にはみ出して飲んでいた)


2月19日(火) ヴェネツィア散策、そしてミラノへ。



今日も晴れのヴェネツィア。
昨日着いたのが夕方だったため、なんと私らはまだサンマルコ広場に行っていなかった。ヴァポレットに乗らずに、歩いて行く。

通勤・通学途中のヴェネツィアっ子と狭い道ですれ違う。家と家とが寄り添うように建ち並び、間の通りには日が差さない。そんな通りと、井戸が必ず真ん中にある大小の広場(カンポ)と、運河にかかる小さな無数の橋を繰り返す。
ちょっとした迷路のようなこの街を歩くのがStellaは好きだ。…などと浸っていると、日本から仕事の電話がかかって来て長々と捕まってしまった。あちらさん、火曜の夕方。お疲れさんです。しかし人が公休取ってるのに堂々と邪魔するのは、遠慮して欲しい…T子すまん。

サンマルコ大聖堂も、フィレンツェのウフィツィ美術館と同様、あまりの長蛇の列にいつも諦めて素通りしがちな観光スポットである。
しかしながら、一体何が起きたのか、ほとんど列は無いも同然、あっさりと入ることができた。先週カルネヴァーレが終わったばかりで、観光客がいったん引いたのか?いずれにせよ行列で時間を無駄にしたくない我らにとってはラッキー。

いつになく待つ人の行列が短い、サンマルコ聖堂前。

Stellaは三度目のサンマルコ大聖堂にして初めて、宝物庫と上階の美術館(大聖堂内部を見下ろせるだけでなく、サンマルコ広場を見渡すテラスにも出られる)も見学出来た。

大聖堂のテラスから見下ろしたマルチャーナ図書館とサンマルコ小広場

サンマルコ宮殿を出て、目の前にある鐘楼(カンパニーレ)に登って、ヴェネツィアの街を見渡そう。天気もピーカンだしね。

カンパニーレから見下ろした、ドゥカティ宮殿とサンマルコ大聖堂。

本来ならドゥカティ宮殿も見せたいところだが、Stellaほど美術館が好きではないT子のために、ちょっと買い物がてらヴェネツィアの街をぷらっとしよう。俄然元気になるT子。ヴェネツィアにも高級ブランドショップが軒を連ねるエリアはある。ほとんど全部をクイックにチェックし、フィレンツェで見た品も含めて幾つかめぼしい候補は絞れたものの、ミラノのブティックを見て決めることになった。そう、我々はあと数時間もすればミラノへ戻る。しかも明日早朝発つT子にとって今日はショッピングも食事も最後の日!
アカデミア橋からの眺め。

13:30の列車時刻が近づく。
余裕を持ってホテルへ荷物を取りに向かったつもりが、まんまと迷路のようなヴェネツィアにやられた…。最後のランチを、という儚い夢はヴェネツィアの運河の泡と消え、駅前のバールでサンドイッチとビール(うひ)を買って列車に飛び乗る。
さようならヴェネツィア、また近いうちに…


fin.