2013年3月5日火曜日

ひと息〜これまでを振り返って(II)

皆様こんにちは。

先日、「ブログを辞めるかも」と書いたため、一部読んでくださっている友人からは励ましの言葉をいただきました。ありがとう、嬉しいです。

なんのためにブログをやり始めたのか、なぜ続けるのか…元は個人的な記録のためであり、今もそれは変わりません。友人知人の中には楽しんでくださる方もいるけれど、ならばソーシャルメディアで不特定多数向けに発信するのではなく知人ネットワーク内だけでも良いのでは…
先の事件で心が傷んだのでいろいろ頭を悩ませていたところ、ある些細な出来事のおかげで、初心にかえるというか、フレッシュな気持ちを思い出すことが出来ました。

それは本当にふとしたことでした。


ブログを辞めるかもしれない、と考え始めた時、以前からひとつ気にかかっていた素朴な疑問のことを思い出した。

そういえばStellaブログで常に密かな人気の投稿がある。あれは何故だろう?特に何かの事件や最新ニュースについて書いたわけでもないのに…
「ひと息〜これまでの記事を振り返って」(http://i-diari-di-stella.blogspot.jp/2012/01/blog-post.html?m=1)は、いつ統計を見てもStellaブログの中で読まれている投稿の上位に入っている。もう一年以上前で、しかもまだブログ始めて3ヶ月も経たない駆け出しのころ…当時のページビューは一日にたったの20とか、せいぜい60くらいのもんだったなあ。

そんなのが読まれ続けているなんて、きっと何処かの誰かがリンクでも貼ってくれたのかな?可能性としてはそれしかないな…と思い、読み返すこともしなかった。(その他でStellaブログの中の人気の投稿はと言えば、セルゲイ・フィーリン監督の事件関連、最近日本で人気のスティーヴン・マックレー記事、バレエフェスくらい。これらはどれも、「誰にでも書ける内容だろうけど、Stella的に書くとこうなる〜」っていう日記だった。)

しばらくぶりに「ひと息〜これまでの記事を振り返って」を読み返してみたら、マッシモのことだから!と一字一句丁寧に書いていたその当時の気持ちがまざまざとよみがえり、切ない気持ちに。そこにあるのは、シンプルで一途な愛情でした。
あの頃はただひたむきに、マッシモのことやバレエのこと色々勉強したくて、ただ知りたくて、もっと近づきたくて… それでも、たった二度公演を見ただけ・バレエのこと何にも知らない自分が、間違ったこと書いたり、妄想や理想が入ったりしたらマッシモに失礼って思って、すごい緊張感の中で綴ってた。
何でこの投稿が未だに読まれてるのか(今日も、PV数で上から3番目だった)わからないけど、読んだ方に少しでも真摯に書いた姿勢と想い、そして何よりマッシモという素敵なダンサーの一部でも垣間見られたらいいな、と思う。ここに、当時の投稿内容を少し引用します。


ちょっとフライングになりますが、私が最も心打たれたマッシモの言葉をひとつ、ご紹介します。
「ひとつだけ僕が個人的に追いかけている夢は仕事のことではありません。良い人間になることです。ダンスは間違いなくその助けになっています。まずは内面にある鏡です。人生では自分を隠すことを覚えますが、望もうと望むまいと、踊れば本当の自分が出てきます。それと自分が好きになれない性格(側面)を直す助けになります。
僕は昔から閉ざされた、内気な、ほとんど心ここにあらずといったまなざしの男の子でした。でも演目の登場人物になろうとする時、役柄に入り込もうとする時、自分を投げ捨てるのは簡単になります。なぜなら外に出て来るのは僕じゃなくてデグリュやロミオ、シェリだから、何も恥じることはないのですから!」。


すでに、(私の知るほんのわずかの片鱗からも伺えるほど)奢らず、真面目で、優しいマッシモですが、同時にこういった心がけを常に忘れない人なんだと知りました。
この言葉には、彼という人柄がよく現れていると思います。
すべてのダンサーが、こんな風に考えているわけではないでしょう。稀に見る純真さというか、正直で、自分を飾らず弱いところも認めることができる勇気のある人。
外見やバレエにおいての表現だけでなく、内面も美しいダンサーと出会えたことに感謝しています。


ありがとう、マッシモ。
これからも、応援しています。
Grazie Massimo per tutti, ti mando mio sincero sostegno, per sempre.


さて、今日のStellaは、これからのStellaは、どうしよう。今も愛はあの頃に劣らない。だけど
まだ少し、迷いの中にいます。

fin.

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