2013年3月9日土曜日

イタリア旅行③ T子とミラノ編

216() T子到着!!

金曜をフルで働いた後、深夜便に乗って土曜の朝到着するT子と合流するため、Stellaも朝早くにトリノの街を出た。トリノからミラノ中央駅までは列車で1時間。移動時間を利用して、仕事。


ミラノに到着し、市内のホテルで
T子を待つ。朝10時より前に着いたのに、なんと部屋にもう入れると言う。やったぜ。

しかし、
T子が着くまで身動きが取れないため、もちろんこの空き時間は、仕事。 ブー。

先にヨーロッパ入りし、フルフラットの快適ベッドで寝ていたStellaよりもよっぽどくたびれているはずのT子の顔を見たら、意外と元気で安心した。T子は初めてのヨーロッパ・初めてのイタリアにコーフン気味。

荷物を置いたら、早速ミラノの街へと繰り出そう。
水の干上がったナヴィリオ運河。過日の雪でが見られる
まずはTabacchi(タバッキ)でバス・地下鉄・トラム共通の10回分の回数券を買おう。13.8ユーロ也。トラムやバスの場合乗るときに車内のマシンでビビっと刻印してから75分は乗り放題。地下鉄は一回改札を通って出るまで。

もう昼も近いので、「まずはドゥオモに行きたい」と言うT子にお預けを食らわせつつ、ブレラ地区に。いきなり洒落乙なエリアに降り立ち、フォトジェニックな街並みにシャッターを切るT子。


ランチ場所に選んだのは、ミラノに住む友人M子に勧められて気に入っている、Torre di Pisa (ピサの斜塔)。レストランで賑わうこの界隈の外れのほうで、いつ来ても「あれっ⁈閉まってる⁈」と見紛うほどのひっそりした佇まい。が店内は奥行きもあり、ウェイターさんも愛想が良く、いつも美味しいランチを求めてやって来る常連で賑わっている。


前菜盛り合わせを2人でシェアし、昨日も食べたクセにStellaは好物の生肉タルタル(日本で食べれないから飢えている)、T子はセージバターソースの大きなラビオリ。中にはリコッタチーズとほうれん草が入って、美味。こういう美味しいパスタを食べると、本当に「ああ!イタリアに来た!」って思う。
ワインをデキャンタで控えめに飲んだものの、やっぱり足りない二人。赤ワインをグラスで追加して、昼からすっかりいい気分に。



待ちに待ったドゥオモの前に来てみたら、ものすごーい人だかり。何度も来ているけれど、こんなに混み合っているのは初めてだぞぉ・・・

カーニバルを楽しむひとたち。地面にはたくさんの紙吹雪。
ミラノに着いたときから気になっていた小さな紙吹雪は、実はカルネヴァーレ(カーニバル)のせいだった。かの有名なヴェネツィアのカーニバルは1週間前。その他の都市は、1週間遅れらしい。道は仮装した人や子供たちであふれ、音楽が鳴り響き、パレードやダンスが繰り広げられる。
なんとも騒がしい中、T子とStellaは酔っ払った気だるさと闘いながらドゥオモに登った(といっても、エレベーターを使ったけどね)。


ドゥオモ前はすごい人ごみだった。
そしてそのあとは、ドゥオモ付近で泡のスプレーを掛け合ってはしゃぐ大人子供を用意周到に避けつつ、ヴィットリオ・エマヌエーレIIのガレリアを通り、スカラ座前へ。高級ブランド店だらけのモンテナポレオーネ通りをウィンドーショッピング。バレンタインデー直後なので、ハートのデコがかわいい。


あとは、スフォルツァ城の方へ向かっててくてく。途中でセクシーイタリア下着ブランド、La Perlaのセカンドライン、Studio La Perlaでお買い物。可愛いのに親ブランドよりかなり安い!が、この辺で歩き疲れていったんホテルへ。


★ミラノでフレッシュな魚が食べられるリストランテ★

ディナーは、ランチ場所をレコメンしてくれたイタリア在住の友人M子と。「海から遠いミラノなのに、新鮮な魚介類が生で食べられる」とM子オススメのSabbia d'oro。実は、Stellaが初めてイタリアに遊びに行った2002年頃、M子はこのナヴィリオ運河近辺に住んでいた。その当時も近所のトラットリアに連れて行ってくれて、皿から溢れそうな生ハムの盛り合わせに感激したことを今でも覚えている。その頃はMBAを取得するため学生だったM子と、フランス留学中だったStella。実に10年振りの再会だが全く変わらないM子は、テキパキと我々の希望を聞きオーダーしていく。

近くのテーブルに、この店によく来るというM子の男友達が2人。帰りがけにチャオ!とやって来てひとしきり挨拶した後、いったん店を去ったのに何故かまた戻ってきた。シチリア人だというこの2人、一緒に座ってワインを飲みつつ、我々がオーダーした生の海の幸の盛り合わせについて、美味しい食べ方をレクチャー。しらすのような小魚には辛いオイルを掛けると美味しいよ、と言うのでやってみたら、本当に美味しい!M子の言う通り、「シチリア人は魚の美味しい食べ方を知っている」。



そんな彼らも次の店へと移る(そう、世間じゃ今日は金曜の夜。)と言う。そのあとで食べたメイン!
ピザ生地で覆われた深皿の中に隠れているのはなんと、海の幸のスパゲティー!しかも、ちゃんとアルデンテ‼これはすごい!火加減と調理時間難しそうー!そして魚介のダシでめっちゃ美味しいよ~、Stella感激したよ~。ありがとうイタリア、ありがとうM子。

開けてビックリ、ピザ生地の下に隠れているのは海の幸たっぷり!!のパスタ。

これから友達に合流するから、とM子は誘ってくれたが、何せヘロヘロの我々は一も二もなくホテルへ帰ることを選んだ。特に長旅・時差ぼけのT子はお疲れのはず。さあ、明日からの旅に供えて簡単に荷物の詰め替えもしなくちゃ…
2日後にまたミラノに戻ってこのホテルに泊まるので、Stellaの大きなスーツケースは置いておいてもらい、T子の小型スーツケースひとつに2人の荷物をまとめる。準備万端!おやすみなさい。

fin.

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