2012年3月30日金曜日

デビッド・ホールバーグ ファン必見映像!!

アメリカ人として初めてボリショイバレエのプリンシパルとして移籍した元ABTプリンシパルのデビッド・ホールバーグ。

そのノーブルな美しさで多くのファンを魅了。
金髪碧眼に根強い抵抗感を持つStellaまでもが好きになっちゃう、長身でスラリと端正なその容姿。
加えて、お肌ツルツル、色白なのにシミ・しわ目立たず。

今回ご紹介は、ボリショイ移籍に際してアメリカのCBSで放送された7分ばかりのニュースです。

http://www.cbsnews.com/video/watch/?id=7392056n&tag=mncol;lst;4




これはホールバーグファンなら萌え死んでしまいそうなお宝映像!

練習風景、移籍にあたっての心境インタビュー、アパートの内部、ロシアへ旅立つパッキングの様子、ご両親の言葉、幼い頃の映像、フレッド・アステアへの憧憬とタップダンス、ボリショイ初舞台のバックステージ etc.

個人的には、意外と普通(?)の小綺麗なアパートでの暮らしぶりに好感が持てる(^ ^)

インタビュアーのおばさんから「小さい頃意地悪してきた子たちを見返してやりたいと思うことはないか」と聞かれて、心から「思う」と答えてますね。
イジメられたでしょうね…

しかし。
その後で
「夢があるなら他がどうであれ夢を追い掛けるべき。僕がその輝けるお手本だから」。

…なーーんてアメリカ人向けの番組だからまあ大目に見るけどさ、でもでもでも
"I'm the shining example"発言はちょーーっと引いちゃったよ、Stellaは。

ホールバーグにマジ惚れのマブダチT子なんて、
「羨ましいっ!!このおばはんになりたいっ!!!」
とかってコーフンしちゃってさー
(インタビュアーのオバサンのこと。そりゃ間近で見れるだろうけど。。。こんなオバハンにはなりたくないね、Stellaは。)



★誰も知らなかった、デビューの裏側★

2011年11月18日「眠りの森の美女」でボリショイ・デビュー。
「それまでの人生でこれ程の期待とプレッシャーを感じたことはなかった」けれど、それでもやっていけると感じた、と自信たっぷり。
いいですね~!
(…Stellaの好きな、怖がりの誰かさんと大違い…)


2回目、11月20日の公演は世界各国で生放送された。
実は舞台の始めの方で、ジャンプの時足首をひねって捻挫をしたのに、誰にも気づかれずそのまま踊り通したそうです。テーピングもせずによく踊れましたね!

「痛んだけれど、何万もの人々が観ている。最後まで、踊り通さなくてはならない」。

舞台後「プレッシャーが去り、初めて人間に戻れた」そうです・・・

ものすごいプロ根性。


★大サービス。ホールバーグ祭り★

あーあ。
いいんだろうか。こんなの。



詳しい事をお知りになりたい方は下記を読んでくださいませ。
http://www.tonyaplank.com/2011/06/13/the-bright-stream-at-abt/


ツィートでは盛んに投稿しているホールバーグですが、下記は2009までのツィート的なものです。
昔の写真が何枚かあって、楽しめます。
http://thewinger.com/david-hallberg/


fin.

2012年3月27日火曜日

Russian Ballet Icons Gala in London

こんにちはー。

先日、ロンドンでとっても羨ましいバレエ公演があったみたいなのでシェアしたいと思います。

題して「ロシアン・バレエ・アイコン・ガラ」。
アンナ・パブロワのイギリス移住100周年記念という建前で、あんまりパブロワと関係ないガラだったみたい。笑 (彼女が踊ったことのない「白鳥の湖」のパドドゥとか含まれてたり、ね)

1881生まれのパブロワは当時のスターバレリーナで、=ロシアン・アイコンというワケ。

London Coliseum
Russian Ballet Icons Gala
London Coliseum
Sunday 4th March 2012

http://balletnews.co.uk/ballet-news-reviews-russian-ballet-icons-gala/

演目は以下の通り。
1. Le Corsaire (海賊): 
Anastasia Stashkevich, Viacheslav Lopatin
2. Compassione: 
Giuseppe Picone
3. Giselle(ジゼル): 
Alina Somova, David Makhateli
4. Russkaya(ルスカヤ): 
Ulyana Lopatkina(ウリヤーナ・ロパートキナ
5. Romeo And Juliet(ロミオとジュリエット): 
Iana Salenko(ヤーナ・サレンコ), Marian Walter
6. Life is a Dream (世界初演、Fei Bo振付): 
Tamara Rojo(タマラ・ロホ
7. La Dame aux Camelias(椿姫): 
Alina Cojocaru(アリーナ・コジョカル), Alexandre Piabko (アレクサンドル・リアブコ
8. Cor Perdut (ナチョ・ドゥアート振付): Svetlana Zakharova(スヴェトラーナ・ザハロワ), Andrey Mekuriev (アンドレイ・メクーリエフ
9. Splendid isolation 3: 
Irina Dvorovenko, Maxim Beloserkovsky
10. Raymonda Pas de Deux(ライモンダ): 
Tamara Rojo(タマラ・ロホ), Sergei Polunin(セルゲイ・ポルーニン
11. Manon(マノン): 
Daria Klimentova(ダリア・クリメントヴァ), Vadim Muntagirov(ワディム・ムンタギロフ
12. La Bayadere(バヤデール): 
Evgenia Obraztsova(エフゲーニャ・オブラツォーワ
13. White Swan Pas de Deux(白鳥の湖): 
Myriam Ould-Braham(ミリアム・ウルド-ブラーム), Alessio Carbone
14. La Prisonniere: 
Lucia Lacarra(ルシア・ラカッラ), Marlon Dino
15. Pavlova and Cecchetti: 
Ulyana Lopatkina(ウリヤーナ・ロパートキナ), Marat Shemiunov

…という、垂涎ものもいいとこ、これでもか!!なメンツを揃えてのガラだった模様。
いいなーいいなー、これそっくりそのまま東京に持って来てプリーズ!

出演者。写真は小さいが、ファンなら気合いで見つけよう、あなたの好きなダンサー!
・・・と思ったけど、今度世界バレエフェスに来る人をオレンジ、そうでなくても今年に入ってから東京に来た人を紫にハイライトしたら、殆ど同じメンツ。

なんてラッキーなんでしょう、東京のバレエファンは!!!!



さて。抜粋になりますが、批評はというと、(上記リンクの批評は辛口ですが美しい写真がたくさん載ってるので是非見てください)

1. タマラ・ロホとセルゲイ・ポルーニンの「ライモンダ」はこのガラ1番の拍手喝采を得た。―


まず、ポルーニンが健在でホッとしました。別の方のブログによれば、何ら危うい所もなく、何時もながらの切れ味だったとか。

Stellaはロホは生で見たことないけど、この2人なら間違いなく神技の応酬、かつパートナリングも良し。そりゃ凄いだろう、見たかった!

但しこの記事を書いた方は全体的にポルーニンに当たりが辛く、「ポルーニンのジュテが空を穿ち、ロホは決してセンターラインからズレないフエッテの連続でそれに応える。二人はこのテクニックをノーブルなニュアンスで見せる(ロホの場合)。"僕を見て!ベルを付けてもこんなコトが出来ちゃうんだよ!"とややあからさま(ポルーニンの場合)。」
そうか、そのノーブルなロホを見るのが楽しみだ。


2. ムンタギロフとクリメントヴァのコンビが素晴らしかった。―

この二人は組んで長いのですね。
2月に「くるみ」のパドゥドゥを見て、長そうな安定感を見せてましたが、やっぱり。

写真は、二人の「マノン」ベッドルームパドゥドゥ。
まぁー素敵!!



っていうか、クリメントヴァとの仲を疑いたくなるような「ロミジュリ」写真をStellaは発見してしまった。


妬けちゃうわ~~

それより何より、こんな若いのにムンタギロフ君は既婚・・・
真相は確かめてません。

話を戻しますが(脱線してしまった、失礼失礼)

ムンタギロフとポルーニンは同じ年のローザンヌで競ったのですね。ポルーニンが金賞、ムンタギロフは銀賞だった上に、その後共にロイヤルバレエ・スクールで鍛錬したそうですが、この記事は大変辛辣に「彼らの今を見よ。ムンタギロフは英国国立で世界中を旅し、自由を手にしている。一方ポルーニンはひどいプレッシャーの中、最近英国ロイヤルを退団…」と書いています。

そんな往年のライバルな彼ら2人が先月東京でコジョカルの「ドリーム・プロジェクト」で同じ舞台に立っていたのですね。
ポルーニンは天才にありがちな繊細かつピリリと神経質なオーラで、ムンタギロフ君はパートナーのクリメントヴァと仲良く終始柔らかな笑顔でした。
2人の雰囲気は対照的だけど、2人とも才能に溢れた素敵な青年達という印象。

本日発売の「ダンスマガジン」に二人のインタビューが載ってましたが、ポルーニンが退団した理由などについて語っており興味深いですね。。。
ムンタギロフ君、やっぱり何処に行ってもクリメントヴァを絶賛なんですね。笑

3. 幕開けの海賊、ロミジュリ、最後のPavlova and Cecchettiはイマイチだった

イマイチと評された上記3つのうち最後を踊ったロパートキナ。
ミハイロフスキーのShemiunovとのペアはSchool-room piece(お遊戯)みたいだったと酷評。


4. コジョカル、リアブコの「椿姫」は完璧だった。


曰く
「アリーナ・コジョカルはどんな作品もどんな風にでも踊ることが出来る。
『椿姫』はもってこいの作品だ。長い髪を垂らし、白いドレスに身を包み恋人を愛でる。ハッキリ言ってステップはどうでも良い(そのステップも完璧だったのだが)と思えた。彼女とリアブコの燃え盛る情熱が席巻した」。

Stellaもコジョカルの「ドリーム・プロジェクト」Bプロでこの二人の椿のパドゥドゥを見たけどさ、やっぱり感動の嵐だったわ

わずか10分かそこらの、二人だけの、何も小道具もない舞台で、客を泣くほど感動させられるコジョカルとリアブコには本当に参った、どんだけ拍手しても足りないくらい。

またこの二人が見られるといいな。


個人的にはナマで見たことないけどとっても気になる、ルシア・ラカッラが出演してたのにピピっと反応。
マーロン・ディノ(バイエルン州立バレエ)と「ラ・プリゾニエール」(ローラン・プティ振付)(この作品はプルーストの「失われた時を求めて」を元にしているらしい)を踊ったのが見られて、いいわね~ロンドンの人達~って感じ。

fin.

2012年3月26日月曜日

Sylvie Guillem & Massimo Murru 6000 miles away

先日、パリのシャンゼリゼ劇場でギエムの6000 miles away公演が全部終わった。


そのうちの2回、3/17と3/21の「リアレイ」はマッシモの出番だった。(他4回はニコラ・ル・リッシュ)

どっかのメディアやブログに記事が出てないかな、とStellaは目を皿のようにして探していた。

予想通り、ギエム礼讃とも言うべき記事と写真、更にはインタビューなどなど、ギエム一色。パートナーとしてかろうじてニコラ・ル・リッシュの名は出てくるが、ごくごくたまにマッシモ・ムッル(en alternance)と簡単に記載されるのみ。涙

しかし。
Stellaの経験上、どんな調査にも副産物的な発見は付き物である。


なんと!
パリの後イタリアのモデナ(4/15)以外は全てニコラ・ル・リッシュと組むと思っていたが、どうやらNYではマッシモがパートナーらしい…!!!

マッシモファンなのに思わず目を疑ってしまって、手当たり次第に複数のソースを調べたけれど、どうやら間違いなくマッシモが出るみたい。

嬉しくて、涙が出てしまいました。

良かった、マッシモもこの春は忙しくしているんだ。


Sylvie Guillem - 6000 Miles Away

date/time:
4 April 2012 - 07:00PM
5 & 7 April 2012 - 08:00PM
location:
  • The David H. Koch Theater
  • 20 Lincoln Center
  • New York, New York, 10023



description:
For three nights only, The Joyce Theater Foundation is proud to present the Sadler's Wells London/Sylvie Guillem production of 6000 miles away, featuring internationally acclaimed Sylvie Guillem. "The most brilliant ballerina of her generation" (The Guardian), Guillem makes a rare American visit for the U.S. premiere of this evening of works by three of today's most important choreographers. William Forsythe's, Rearray, created especially for Guillem, is a duet performed with Teatro alla Scala Ballet's Massimo Murru. Swedish choreographer Mats Ek's new solo for her, Bye, is set to Beethoven's final piano sonata. Also on the program--a duet from Jiří Kylián's work, 27'52", performed  by dancers handpicked by him. Experience this memorable event, a highlight of New York's cultural season.

http://joyce.org/pdf/SylvieGuillem_PR.pdf

それにしてもStellaともあろうことが、マッシモの出番を見落としてた?!

急いでギエムHPを再確認。

そしたら、NYはやっぱりニコラ・ル・リッシュと組むことになっている。
To be confirmedと書かれているのは、ツアーそのものや日程ではなく、パートナーがTBCっていう意味だったのかも。
先日Stellaが見つけて大喜びしていたイタリアのモデナでの同公演も、パートナーはニコラとなっているし。

ギエム姐さん、ニコラとマブダチだからって、そんな適当な。マッシモが可哀想。

…でも、ダンサーの皆様はHPアップデートなんかに煩わされたりすべきでないだろうから大目にみよう。そもそもギエム本人が更新してるのかも定かでない。
いやいや、マッシモと組んで下さってありがとうございます。

ギエムのHPでは今日時点で下記のようになっている。

5, 7, 8 April in Lincoln Center, New York, USA:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche
To Be Confirmed

12 April in Geneva, Switzerland:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

15 April in Modena, Italy:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

19 & 20 April in Zurich, Switzerland:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

19 May in St. Poelten, Austria:
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche

12, 13, 15, 16 Juin in Lyon, France (Les Nuits de Fourviére):
"6000 Miles Away" (Ek, Forsythe, Kylian) with Nicolas Le Riche


上記ギエムのスケジュールには書かれてないが、このうち少なくともNYとモデナの「リアレイ」で組むのはマッシモであるらしい。


下記ル・モンドの記事によれば、シャンゼリゼ劇場でのパフォーマンスの前に、ニースでシルヴィとリハをしていたようです。

http://mobile.lemonde.fr/culture/article/2012/03/15/sylvie-guillem-l-enervee_1669684_3246.html

こうしてマッシモの足跡がわかるのは書き表せない喜び。

もう何でもいいから、健康で幸せで、踊れる間・踊りたい間は踊っていて欲しい。(本当はいつまでもと言いたいけれど、それはファンのエゴと思います。)

NY、モデナでも怪我をせず、素晴らしい舞台と拍手に恵まれますように。

fin.

2012年3月22日木曜日

スマホで困ったこと

こんにちは。

私事で恐縮ですが、Stellaのスマホは何百回「まっしも」「むっる」と打っても、絶対に予測変換候補にマッシモ・ムッルと出てこない。
他のありとあらゆる言葉はすぐさま覚えるクセに。

嫌がらせか?
リンゴマークの会社に、わたくしが何かしましたか。

いい加減面倒になったStellaは、「ま」と打てば「マッシモ」と変換されて出てくるように、携帯の辞書に登録した。
ナイスアイディアでしょ? ←バカ

そしたらStellaの生活は一変してラクに… なワケないけど、iPhone操作は多少快適になった。

ところがあらゆる「ま」に反応する為、全然関係ない所でいちいちマッシモが出てきてしまうようになった。

行きます→行きマッシモ
お願いします→お願いしマッシモ
とか。

あゝ、マッシモが大好きだからって、幾ら何でもそれは。
こんなアホな文、T子とマドンナくらいにしか送れない。

便利と思ったスマホの機能にも、とんだ落とし穴。

物事には必ず両側面があると、iPhoneは教えてくれたのだった。

fin.

2012年3月20日火曜日

フランスのバレエ雑誌「DANSE」

マッシモ・ムッルを好きになった日から、
イタリアやフランスのバレエ雑誌になら、彼が載ってることもあるだろうなー
見てみたいなー、欲しいなー
と思っていた。
もちろん、今度イタリアに行ったらバックナンバー探しまくりは既に旅行計画に含まれている。

しかしそんな”海外雑誌探し”の機会は意外と早く、イタリア旅行前に訪れた。


★Gさんの"お願い"★

とうとうこの日がやってきた。
ついに、Stellaが恩人Gさんのお役に立てる(かもしれない)日が巡ってきた。

日曜の午後、Stellaは「アンナ・カレーニナ」を見るために、新国立劇場へと急いでいた。
そんなStellaの肩を、後ろからポンと叩く誰か。

振り返るとそこに、Gさんの姿が。

Gさんは、マッシモ始め、Stellaの好きになったダンサーの写真をたくさん贈ってくれた恩人である。
デスクに飾った大好きなダンサーの写真に囲まれて毎日幸せ気分で仕事ができるのも、彼女のおかげというワケ。

Stellaはどうやってこの感謝の気持ちを表現すべきかと悩んでいたところだった。


久しぶりにお会いできて喜んでいるStellaに、Gさんはおもむろに切り出した。

「あの、お願いがあるんですけど…」

まあっ!あらたまって何ですか⁉

「Mさんに資料を渡しておいたんですけど」

資料???

Gさんはフランスのバレエ雑誌「DANSE」の今月号を何とか入手したいとのこと。

月刊DANSE(European Dance News)

お安い御用です!!

常にお世話になりっぱなしのGさんの為なら、Stellaは何でもやります。多分。


★Stellaの情報収集大作戦★ 

というわけでメチャ張り切って調べにかかったStella。

お任せ下さい。何しろ、かなり見つかりにくいマッシモ・ムッル情報探しで鍛えてますからねーー。

まずはパリに住む友人F子に、Gさんからいただいた「資料」に含まれていた雑誌の表紙写真を送り、キヨスクで探して買うように依頼。
F子は「探してみる」と快諾。
次にこのマガジンの情報がネット上にないかどうか、サーチ開始である。

表紙のイメージと「DANSE」っていう超一般的な名称であるという事くらいしか情報のない今、なんとか目次くらい見れないか、うまくすればページの中身も見れないか?

あまりにありふれた言葉「ダンス」なんてググったって、求めている情報は出てこない。

Stellaはあれこれ試行錯誤の上、すごいサイトを見つけることができた。

雑誌のページをバーチャルにめくって見ることができるという非常に便利なサイトである。
グッジョブ!!!Stella。 

http://www.journaux.fr/danse_musique-danse_art-et-culture_84507.html
FEUILLETER CETTE REVUE
(この雑誌をめくる) てとこをクリックし、そのあとの画面で矢印←→をクリックすると、見られる。
ただしさほど鮮明ではないため、細かい文字が見えない。

先月号(2月号)の表紙はダニール・シムキン。でも友人の見た回は怪我で出なかったって聞いたけど?

この雑誌「DANSE」は、上記サイトでページをめくってご覧いただければお分かりの通り、かなりのツワモノである。
ベルリン国立バレエ(ロミオとジュリエット他)、Alice Renavand特集、ノルウェー・ナショナル・バレエ(ジゼル)、バルセロナ・バレエ(白鳥)、パリオペ(シャヴィーユでのガラ公演)、ベジャールバレエのニュースの他、プラハ、マルセイユ、ローマなどヨーロッパ各地での公演のレポートなどバレエ情報満載。

これでたったの4ユーロ。
いいわねー こんな雑誌、日本で買えたらいいのに。

しかし上記のサイトによれば、この3月号はnuméro épuisé。
売り切れ?!そんなぁ・・・・


何かの間違いであってくれ。
あるといいなぁ~ Gさんのために。
あとはパリのF子がいい仕事をして見つけてくれることを祈るのみである。


★ついでに見つけたFBサイト★

さらにこの雑誌にはフェイスブックページ(DanseMagazine Paris)もあることがわかって早速購読登録した。

ここで見ることのできる雑誌「ダンス」の表紙は非常にシンプルで、いいショットが多いようだ。
日本の雑誌みたいに見出しがなく、非常にエステティックだ。

Stellaの好きなパリオペダンサーのヤニック・ビトンクールは表紙になってないみたいだけど、Mさん's 王子マラーホフの美しいショット発見。


おまけに、表紙だけでなく、Gさんご所望の号の目次も見つけた。

(再)グッジョブ!!!Stella。


あとは、実物が見つかることを祈るのみ。
本当の「グッジョブ」は、実物が見つかってから・・・・
ドキドキ (O.O;) (o。O;)

この次は、自分のためにマッシモ掲載雑誌探しよ。


fin.

2012年3月19日月曜日

やっぱりバレエ三昧

こんにちは。

Stellaは今、北海道に来ています。
かなり雪も解けて、春が近づいてる感じ。

バレエやコンサートに怒涛の出費を重ねた二月も過ぎ、早速次なる浪費、いや自己投資に向けて奔走する三月。

4月からのバレエレッスン(若葉マーク)も継続。
5月のイタリア旅行の飛行機と、滞在中のバレエ鑑賞4夜分は確保。あとはホテル押さえたらバッチリ。
むっふっふ


★Stellaブログに登場のダンサーたち★

ここ最近マッシモ・ムッル以外のバレエダンサーについても、公演の感想など書かせて頂いたんですが、マイ王子ことヤニック・ビトンクール記事は、他(マックレー、ホルバーグ)より人気。

やはり、ダンマガ効果か?(ヤニック君は3月号に載ったのだ)
パリオペ公演で「おおっ」と思ったバレエファンは多かったであろう。
でも技術的にはマックレー氏、ホルバーグ氏のがずっと上なのにね、ある意味すごいね。

先月の英国ロイヤル公演で発見し、Stellaのお気に入りに仲間入りしたワディム・ムンタギロフ君について今度書こうと思ってた矢先、Gさんからまた写真のプレゼント❤❤
んもーぅ、Gさんたらステキ過ぎる。

近頃Stellaのオフィスデスク、ダンサーの写真だらけで異様な雰囲気になってきたわー(*☻-☻*)

でもこれらがないと仕事出来ない。
…って事にしといて。



★予習復習、ひとりバレエ祭り★

Stellaの住むマンションには、住人が借りられる共有施設でシアタールームというものが存在する。
こないだの日曜日にそれを借りて、"ひとりバレエ鑑賞会"を盛大に開催した。


自分の借りてる部屋ぜーんぶ合わせたくらいの広さに、皮のソファ、大画面大音響とくれば、1人と言えど俄然盛り上がる。

先日、我が師匠Mさん(同僚)がわざわざStellaのためにBlu-ray録画してくれた「眠りの森」(ボリショイ)、「コッペリア」「ボレロ」「火の鳥」(パリオペ)を通しで一気に見たわ!


まず「眠り」。
弊社にて開催の金曜バレエランチで細切れに鑑賞してたけど、YouTubeクオリティのため画質が良ろしくない。

我がマンションのシアタールーム環境では、いつもは「はっきり言って退屈」な妖精達の踊りまでもが鮮明で、充分エンターテイメントになっちゃうのにはビックリよ。
バレエ鑑賞ランチで見た時はぼんやりだった子供達の愛らしくて超ぎこちない笑顔もくっきり。笑

やがてホルバーグ扮するデジレ王子登場。待ってました!

大画面で観るホルバーグとザハロワはますます美男美女で、とっても目と心の保養になる。
仕事の疲れとストレスを癒す週末のアクティビティとして、んー、かくも最適。


★Stella、マジ切れ事件★

すこぶる良い気分になったStellaは、皮のソファに寝転んで、ホルバーグファンであるT子にメールをする事にした。

ホルバーグ、美しいわーと素直に
褒めたStellaに対し、T子の返事はこうだった。

「マッシモよりも♥♥♥
王子はさいこうデスっ!!!」

このメールに、思わずStellaマジ切れ

マッシモより、ですって

T子、おおあわて。ププ
いい訳したって、遅いぞ。


でもちゃんと仲直りしたから、安心してね。(=´∀`)人(´∀`=)


★サラファーノフの「白鳥の湖」★

昨日、StellaとMさん、法務のマドンナは3人でバレエランチを開催。(T子が居ないのは、Stellaが怒ってハブにしたからではない。決して)



我々は遂に、「白鳥の湖」を最後まで観ることが出来た。
同じく途中の「眠りの森の美女」は、ホルバーグ王子に恋する乙女(T子)が欠席のため、次回に取っておく事に。
T子曰く「なかなか新婚夫婦が見れない」←王子と姫の結婚式のとこで前回終わったから。

マリインスキー劇場での白鳥は、Mさん絶賛のサラファーノフが王子役。
何処がすごいのかよくわからない初心者・Stellaとマドンナ。
Stellaが
「先生、どの辺がすごいのか解説お願いします」
とお願いしたら、
「終わってからね」。
と、ツレない我等が師匠である。


とは言いつつもM先生、ダメ生徒の為に「ここからすごいですよ」と教えてくれたり。
それでもやっぱりわからないStella。(・・?)
「あのー、今のはどの辺がすごかったんでしょうか…」
ジャンプして二回転(技に名前付いてるかもね)を3回くらい立て続けに行うところが、普通の人には出来ないらしい。
ふむふむ_φ(・_・

その後のStellaの研究によると、確かにかなりの高レベルのダンサー達、例えばダニール・シムキン(American Ballet Theater)、映画「小さな村の小さなダンサー」(中国人ダンサー、リー・ツンシンの体験を元にした実話。カンドーします)で主役を務めた英国のチー・ツァオなんかは、この凄技を繰り出してました。

観劇途中、相手役のソモワ演じるオディール姫のフェッテ(有名な32回転)に激しくダメ出し
をするM師匠。笑
確かに、脚の投げ出し方が乱暴で、ブンブン振り回してる感じ。
曰く、「これでもマシになった」
のだとか。

だからと言うワケではありませんが急遽、ラストだけザハロワ・ボッレ(スカラ座)版を観ることに。


★ザハロワ・ボッレ版「白鳥の湖」★


(途中から鑑賞)
ロットバルトと黒鳥に騙され、永遠の愛を誓ってしまったボッレ王子をあざ笑うザハロワ。
邪悪な顔つきも上手いのは流石。「バーカ」って聞こえて来そうな感じ。
そして最後に「アバよっ」とばかりに優雅に手を翻して去って行く。


うろたえるボッレの大袈裟さが笑える。この人の演技はいつもオーバーだなぁ

もっと笑ったのは、その後王子が白鳥に会いに湖へ行くシーン。
愛を裏切られて悲しみにくれるオデットの元へ駆け付けた王子を、オデット含め白鳥達は冷たくあしらう。

そこでいきなり、バタッ!
と床に倒れるボッレ。

Mさんも思わず「何今の。訳わかんない」
何十種類もの「白鳥」の演出を観ているはずのMさんも前代未聞のパターンである。
王子はずっと床にへばりついたまま。

分かった!

倒れこんだのは「僕はオデット姫を失い、許してももらえず、もう生きる望みを失ってしまった」て事ね。

つまりは姫の同情を誘って許してもらう戦略。
この作戦は観ていた3人の女子全員に不評だった。「男らしくない」「ヤダそんなの」
など非難ごうごう。

しかしこの同情作戦は功を奏し、仲間の白鳥達の「やめときなさい、あんな男。あなたを裏切ったのよ」忠告も聴かず、王子に歩み寄るオデット。

しかし、王子が目を離した隙に姫は何処かに消えちゃって、探し求める王子。そこで何故かいきなり洪水になった湖で溺れそうになる。溺れる様も、ややオーバーなボッレ氏…
かと思うと洪水は引いて、現れたロットバルトと取っ組み合いの闘い。(ここはまあまあオトコらしい?)

しばらくもみ合った後、ドライアイスのモクモクした中でロットバルトは地面に(湖か?)沈んで消えていき、
ん?ひょっとして今、王子勝った?
(・・?)
終始ちょっと変わった演出のスカラ座版である。

人間の姿に戻ったオデット姫が現れて、お!ハッピーエンドなのね⁈
と一堂盛り上がる。

果たしてスカラ座版がハッピーエンドなのかどうか、知らずに観ていた3人だったので、ホッとした。
(注:M先生によれば、ハッピーエンドとは限らず、2人で心中するパターンとか、映画「ブラックスワン」みたいに白鳥が湖へ身を投げて死んじゃうパターンとか色々あるらしい。)

というわけで、今回も充実のバレエ鑑賞ランチであった。Stellaのイタリア観劇予習のため、「マルグリットとアルマン」「ロミオとジュリエット」も近いうちに。

fin.

エイフマン「アンナ・カレーニナ」



★新国立「アンナ・カレーニナ」★

土曜の午後うちにやって来たT子は、ホルバーグをシアター大画面で満喫して帰っていった。
良かった良かった、と一息ついていたら、会社携帯にメール受信。

休日の会社携帯にメールと来れば、他ならぬM団長こと同僚Mさんからバレエの件。
(※重要※)
「アンナ・カレーニナの外人キャスト、すごく良かったので明日お時間あれば見てください」

「ええっそんな…
もちろん行きます」

M女史オススメとあれば無論、即答即決である。
「カレーニナ」はMさんの好きな演目ということで、日本人キャストも見た上で外人キャストが特に良かったらしい。

翌日のヘアサロンの予約をドタキャンし、早速ネットでチケットを押さえた。


★トルストイ原作「アンナ・カレーニナ」あらすじ★

アンナは夫カレーニンと愛する子どもの3人で暮らしているが、その穏やかな生活はうわべだけで、政府の高官であり世間体を気にかける夫との関係はすでに冷たくなっている。舞踏会で若い将校ヴロンスキー伯爵と出会ったアンナは胸騒ぎを覚えるが、徐々に愛情へと変化していくのを止めることはできない。ついに二人はお互いの愛を確かめあうようになるが、アンナの激しい感情はこれまでの生活を壊してしまう。自分の気持ちに正直になるにつれ、カレーニンの人目を気にかけた偽善的な態度を許せなくなっていく。
アンナは家族との生活よりヴロンスキーと一緒に過ごすことを選び、イタリアへと二人で旅立つ。しかし幸福の絶頂期は瞬く間に過ぎ去り、アンナは良心の呵責に悩まされる。再びペテルブルグにもどってくるが、社交界でアンナは人々の冷たい態度に接し、戻るべき場所のないことを悟る。ヴロンスキーの存在ももはやアンナの孤独を救うことはできない。人生を憎悪に満ちたものとしか見ることができなくなったアンナには、死によって得られる平安を願う。一人駅へと向かったアンナは走りくる列車に身を投げる。

…というザ・ロシア文学‼ ハッキリ言って、超暗い‼ が、人間の内面を鋭くえぐり出すような演出が得意のエイフマンにもってこいの素材と言えます。


★すごいぞ、エイフマン★

折りしも、5月のイタリア・題して「バレエ三昧旅行」を計画していたStellaの目に飛び込んで来たのが、ミラノのアルチンボルディ劇場で上演の、エイフマン・バレエの「アンナ・カレーニナ」。
エイフマン知らないけど、写真を見る限りすごく振り付けが格好良さげ。

でも、ちょうどStellaがイタリアに行く前にイタリア公演は終わっちゃう。

見たかったなぁー…ん?
そしたらなんと、それより早く東京でも見られるではないか。

そうと分かっても直前まで躊躇したのは、最初に見た写真の"オール外人"・"オール・エイフマンバレエ"のイメージが強すぎて、日本人キャストとのミックスってどうなんだろう…との疑問が頭を掲げていたから。
初めて目にしたのはこの写真。これ、日本人に置き換えるの厳しいでしょ?
そのエイフマンからのゲストダンサー3人がメインキャストの本日公演は、やっぱり素晴らしくて、あまりの身体能力の高さと表現力に唖然。
Stellaなんかのボキャブラリーではあの凄さはとても言い尽くせない。

主役をつとめるニーナ・ズミエヴィッツは多分、一人舞台でも十分見応えのありそうな表現力豊か、かつとてもアスレチックなダンサーで、存在感がものすごい。

そして、数え切れないほどの複雑で難しいリフトをこなしながら、身体言語で訴えてくる…

「圧倒」とはこういう事なのですね。

せめて、これを見てください。↓
http://teatroarcimboldi.it/event.php?id=305&v=video

ミラノのアルチンボルディ劇場のサイトより、10分のダイジェスト動画。
しかも、ここに出ている主人公アンナとカレーニン(夫)は昨日と同じキャスト、ニーナ・ズミエヴェッツとオレグ・マルコフのようにみえます!

エイフマンの振り付けは凄いの一言。「ロシアバレエ界の鬼才」の呼名もうなづける作品でした。


★エイフマンについて★

監督のボリス・エイフマンのプロフィール、新国立劇場のウェブより抜粋。↓

現代演劇界の第一人者であり、サンクトペテルブルグ国立アカデミー・バレエ劇場を創設し、その芸術監督を務める。(中略) 劇場のレパートリーに対応するように肉体による思想表現を行う特異なバレエ団が形作られてきた。ダンサーはクラシックバレエも現代舞踊も自在にこなし、演出家の意図を絶妙に具現する集団である。…

そのバレエ団からやって来た3人のダンサーを見ただけでも、上記は納得出来ちゃう。
いつかフルキャストでエイフマンバレエ団が観たいです。


誘ってくれたMさんに、いつものことながら、感謝です。

fin.

2012年3月18日日曜日

「眠りの森」三昧


こんばんわ。


★Stella母と「眠り」★


勉強熱心なStellaは先日、豪華シアタールームの大画面で「眠りの森」を全部通して観た(すなわち、自習)後、実家で母と一緒にもう一回観た。

娘と似て、バレエに対しては知識ゼロ、憧れオンリーのStella母。

彼女がバレエ作品全体を気に入るかどうかも気になるが、Stella的に気になるのは
①人間離れした技術とプロポーションのザハロワを観てどんな感想を抱くのか?
②イケメン・ホルバーグに対して反応するのか?
この2点である。


まず、ザハロワについては、「イトヨリで作った人形みたいだね」

はい?

細いという事が言いたかったのだと推測するも、ポジティブなのかネガティブなのかよく分からないコメントである。
後になって、
「あんな細い体でよく何時間も踊れるわね」
とごく普通の感想に加え、
「胃と腸を取ったら何も残らない」

常に不可思議なコメントをする母である。


そしてお次はホルバーグ。
しかし1幕が終わる頃、王子登場を待たずして
「眠い」
を連発、完全に集中力の切れたStella母。


娘は悟った。

「今この状態で王子を見たら、ホルバーグだろうと江頭だろうと判別不能」
と。

そんな訳で、止むを得ず"王子ご対面"は翌日に持ち越し。

ところが2日目、いざ王子が登場しても、何故か母の反応はイマイチ薄い。母はむしろ、「青い鳥」にメチャ反応していた。

T子にメールで報告したら、ホルバーグにゾッコンのT子は合点がいかない様子。
「おかしいにゃー。王子は全世代共通かと」
惚れた相手は世界一、誰が見ても好きになるはずと信じて疑わない。これぞ恋する乙女心。


★T子と愉快な仲間たち★

時々忘れそうになるが、T子は弊社の仕事を受けてくれる代理店の営業さんである。
だからStellaの同僚とも仕事のやり取りをしていて当然。

そのT子からある日、こんなのが転送されてきた。

「御社のSさんからこんなメールが!!バレエにハマってるの、ばればれですかね?」



爆。

すまん、T子。
多分、ホルバーグの事も何もかも、全部うちの部署には筒抜けであろう。
だって、StellaとMさんがいつも話題にしてるから。

いいんだよ、ノー・プロブレムですよ‼

たとえ毎週金曜日、ランチタイムに弊社にいる本当の目的がバレたって・・・



★シアタールームにT子も招待★

先日うちのシアタールームで観た「眠り」のことを自慢したら、T子も
「一瞬でいいので大画面で王子が観たいですぅ」
と懇願する。

そのような流れで昨日、Stellaんちに遊びに来たT子。

実は私たちは、会社で開催した一昨日のバレエ鑑賞ランチでも、「眠り」の最後の結婚式のシーンを皆で観たばかり。

ホルバーグにホの字のT子は良いが、Stellaにとってはいったい何回見りゃ気が済むんだ、てくらいに「眠りの森」三昧な毎日になってしまった。

大画面にホルバーグが出てくると、大はしゃぎのT子。←絶対はしゃぎ過ぎ。


Stellaは優しいから、ホルバーグの載ってるダンマガと、チーズとハムとサラダを用意しておもてなし。
昼間っからT子の土産のボルドーワインを開け、すこぶるいい気分である。

そのあとStellaの好きなジョゼ・マルティネスが出演してるパリオペの「コッペリア」を観た。
ジョゼのコッペリウスはステキである。
ジョゼ・マルティネス
Mさん曰く
「ホントはあの役はそんなにかっこいい役じゃない」
らしいけど、この作品ではジョゼの器用さと繊細さを感じる踊りが良いのだ。
ドロテ・ジルベールの人形ッぷりも良い。

それより何より、Stellaはコール・ドの中に、お気にのヤニック・ビトンクール君の姿を見出して狂喜乱舞。

ずっと探していたのよ。
こうして群舞の中に彼を見つける日を待っていたStellaは感動ひとしきり。

T子は
「こんなにちっちゃいのに何で分かるんですかー?ほんとにビト君?」
と懐疑的。

いいえっ!間違いないわ!
あんなノーブルな顔立ちは他にはいないのよっ
どんなにちっちゃくても分かるのよ・・・



★ホルバーグ王子★

さてと、ホルバーグ王子。

王子は美形だけど、残念ながら踊っている時に埴輪のように口がぽかんと空いているのが玉にキズである。

全国のホルバーグファンの皆様、ごめんなさい。

Stellaだってホルバーグのこと賞賛して見ていますけれども、でも踊っている時口が空いているダンサーはどうしても気になっちゃうのです。

リフトの時、姫の回転をサポートするとき。
あらゆる時に必死の形相。

目線は超集中!で姫の腰。くるくるくるっと回すのにソツがないように。
リフトした姫のチュチュの後ろに見え隠れする必死の表情。若干プルプルしている。

最初はププッと笑いましたが、愛おしいくらいに一生懸命です。

T子をからかいつつ仲良く一緒に王子を鑑賞しました。

T子、ゴメンよ。
マッシモをコケにした先日の件の、ささやかなるお返しです。



fin.