2013年1月25日金曜日

パリオペ新監督に「ブラック・スワン」のバンジャマン・ミルピエ

NY Timesより。
http://www.nytimes.com/2013/01/24/arts/dance/benjamin-millepied-to-be-paris-opera-ballet-director.html?_r=1&

【記事概要】
2013/1/24朝、ガルニエ宮にてオペラ座総支配人Nicholas Joel氏より、1995年よりバレエ部門の監督を務め2013-2014シーズンを最後に引退するブリジット・ルフェーヴルの後任について発表があった。
数ヶ月に及ぶ推測や噂ののち、ミルピエ氏の指名はむしろ驚きであった。たいていの場合はパリオペの現役または元ダンサーから選ばれるところを、指名されたのは2014年に引退するエトワール、ニコラ・ル・リッシュでもなく、同バレエ団のダンス・マスターを務めルフェーヴル氏の右腕でもあるローラン・イレールでもなかったからだ。
バンジャマン・ミルピエ氏はボルドー出身の35歳、リヨンのコンセルバトワールで訓練を受けたのち、10代でSchool of American Balletへ入学、キャリアの大半をNYシティバレエで積む。すぐに頭角をあらわし2002年にプリンシパルに昇格、2011年に引退し振り付けに専念していた。LAへ移り昨年みずからLA Dance Projectを設立。

ミルピエ氏は水曜日、NYのホテルでインタビューを受けた際、現在ミラノ・スカラ座の芸術監督で2015年にパリ・オペラ座総支配人を継承するStéphane Lissnerから、そう遠くない11月半ばに話を持ちかけられたと語った。パリオペのバレエ部門の監督は、芸術面での方針について総支配人と合意することになっているが、近年そうではないケースも見らた。
「最初は他に候補がいるのを知っていたので驚いたが、ステファンとの芸術に関する会話が非常にエキサイティングだと感じるようになった。しばらくすると、自分はかなりの確率でこのポジションに指名されるのではないかと思った。そしたら頭がぐるぐるしだしたよ」とミルピエ氏。


それも無理のない話。…と記事は続く。
NYタイムズの論調はミルピエ氏が失敗すると言わんばかり。ま、この意外な「外部」からの指名に、メディアの大半は批判的でしょう。バレエ団からの風当たり強そう…(⌒-⌒; )

長年続いているブリジット・ルフェーヴルが例外的で、「パリオペのバレエ監督は皆ハエのように逃げ出すのが通例」と辛辣な同紙。あのルドルフ・ヌレエフは波乱万丈の6シーズンを80年代に務めたが、John TarasやViolette Verdyなどはたったの数シーズンしか続かなかったそう。


ミルピエ氏は映画「ブラック・スワン」の振り付けと、主役ナタリー・ポートマンとの結婚で有名になったけれど、振付家としては、パリオペを含め、アメリカン・バレエ・シアター、NYシティバレエなどに作品を提供しているものの、監督としては音楽家やダンサーと小さなフェスティバルをオーガナイズしたくらいの限られた経験しか持たない。

ミルピエ氏は自ら立ち上げたLA Dance Projectは向こう3年間の財源確保が出来ており、パリオペ新監督として仕事を始め、ナタリー・ポートマンと息子と共にパリへ移住した後も同プロジェクトが続くことを望んでいる。
ブリジット・ルフェーヴル氏は電話インタビューに答え、「(監督任命は)常にギャンブル。私が就任した時だって人々は不平不満があったことでしょう。彼(ミルピエ)は本当の芸術に対する繊細さと素晴らしい好奇心の持ち主。オペラ座の伝統と革新との間で、自分なりのやり方を見つけなければならないでしょう」と語った。


あとの記事は面倒だから訳しないけど、ミルピエ氏自身は結構余裕っていうか楽観的みたい。どうなるのかなぁ、パリオペ。ボリショイのフィーリン監督みたく激しくイジメられませんように。
Stellaの北京旅行以来のお友達、マリアちゃんなんか、「ニコラかローランだったらシルヴィをパリオペに呼んでくれるはずなのに!」と残念がっていた。Stellaはむしろ、スカラ座のStéphane Lissnerが総支配人着任の暁にはマッシモをパリオペにもう一度呼んで欲しいわねっ。

fin.

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