2012年2月29日水曜日

ヤニック・ビトンクール

おはよー

とうとう来たよ、この日が。
マイ王子がダンマガ*に載ってしまった
*王子=ヤニック・ビトンクール。ダンマガ=バレエ雑誌月間ダンスマガジン。

どうしよう~~~メジャー化への道まっしぐらだわーー
人気が出ること間違いないわーだってこんなに綺麗なんだもの。
遠い存在になっちゃうーー

ガクガクブルブル

不安に駆られるStellaを
「人気が出れば日本にたくさん来てくれますよ」
と優しく慰めてくれる同僚Mさん

そうね、そのとおりだわ!!と思い直すStella。

むしろMさんとして気になるのは、ダンマガにおけるMさん's 王子、マラーホフの扱いである。

まず
①扱いがしょぼい(ページが少ない、写真も少ない)
②王子の特集が巻頭にない
③全カラーじゃない
怒。

いいっすね、マッシモなんて去年インタビュー2005年以来だった(らしい)のに。
マッシモファンは1ページ載っただけで泣いて喜ぶのに。
ファンが要求できることが全然違う。身分が違うわっ。


マラーホフファンにはお気の毒だけど
Stellaにとっては
ビトンクールの写真がいっぱいで素敵な紙面構成♡

マチルド・フルステと組んだチャイコフスキーのパドゥドゥの写真が大っきく始めの方に一枚。
…しかし「ドロテとマチューの時代がやってくる!」ってさ、わざわざ2人の写真でないとこにタイトル振らなくてもいいのにね、一体なんなの。

他にもチャイコのがもう一枚、1人で。シャルリーヌ・ギゼンダナーとの「ドガの踊り子」で微笑んでないショット一枚(悲しみの表現も優雅で美しい)。


枚数で言ったらプルミエ・ダンスールのフロリアン・マニュネ(ビト君はスジェなのでプルミエより格下)*と同等数、さらに格上のエトワール昇進近しと噂のジョシュア・オファルトより多い上に、パリオペ特集のすぐ後の「稽古場のダンサーたち」でフルカラー3ページ、特大写真3枚付きで取り上げられてます。

*プルミエ・ダンスールはドゥミ・ソリスト、ソリストに配され、もうコール・ド・バレエはしません。といっても、マニュネはスジェ時代からソリストに配役されてたらしい。確かに踊りが素敵ですものね。


ダンマガの書き方も、"夢見るようにロマンチックに"だの、"夢見るような甘い顔立ち"だの、"長身でエレガントな容姿"だのと…
本当のこと書きおって‼

文句ありません、はい。
でもあまり煽らないで下さいーガニオみたいなアイドル的扱われ方になって欲しくないんですぅー

控え目で内気なキャラなのでガニオ化現象は想像だに出来ませんが。


ビト君インタビューでツボったのは、
「パリ・オペラ座バレエ学校に入ったが、ホームシックのあまり一度ならず二度までも故郷に戻ってしまった」ていう下り。


おいおい… そんなヤワな根性のダンサーの卵がパリオペに居たんかいっ!
と思わず激しくツッコミ。

マッシモといいビトンクールといい、Stellaはマザコン好きなのか??
ま、そういう家族ベッタリの子は得てしてこんな感じの優しく内気な性格に育つから、そこがStella好みなんだけどさ。

両親ともダンサーなんですって。
さぞかしお美しい家族でしょうねっ。

こないだ英国ロイヤルで気に行っちゃったムンタギロフくん一家もダンス家族なんですって。
そうなるとやっぱり高いわねー 美しく優秀なダンサーが生まれてくる確率が。
まだ主役は務めたことないけど、今「マノン」のデグリュ役のアンダースタディー(代役)を命じられてるとか。期待の大きさが伺い知れる。
初主役の日も近いわ!
いいわいいわっ
マノンを一途に愛する青年デグリュにピッタリのイメージ!いつの日かお目にかかるのが楽しみねぇ~

それじゃあまたね。
fin.

2012年2月27日月曜日

スティーブン・マックレー

アリーナ・コジョカル「ドリームプロジェクト」の興奮と感動冷めやらぬ毎日。

バレエファン歴の浅~いStellaは、今まで見た公演数は少ないけれど、なにせ(同僚Mさんのお陰で)珠玉のセレクション!エヘ

バレエ団としてはボリショイ、パリオペ、今回の英国ロイヤル、また単体で来日したスター達(ギエム、マラーホフ、リアブコ、そしてムッル)を見てきて、バレエ界のまだ見ぬ財宝達に出会うのが楽しみでしようがない。

ボリショイの層の厚さとダイナミックさに感心し、しかもボリショイにはザハロワもいるし、ボリショイ断然注目!と思った矢先に、パリオペのうら若き麗人達にクラクラと浮気心が。そして圧倒的な英国ロイヤルの実力の高さとタフさにはホント、ひれ伏して拝みたいくらいである。

という事で、マッシモ(・ムッル)のことばかり探究してたけど、これまで出会った素敵なダンサー達にまた会いたいから、彼らの事もちょっと勉強しよう。

まずは今、Stellaの中で1番ホットなロイヤルのプリンシパル、スティーブン・マックレー氏から行ってみよー!

今回のスティーブンの記事、少し古いけどとてもいい事を語っているのでご紹介したいと思います。

赤毛に近い髪の色(天然でしょうか)といい、Macから始まる名前といい、とってもオージーな感じがイイですね~

この記事のお陰で、マックレーが2003にローザンヌ賞を獲得した当時のタップダンス映像を発見!タップでもすごい実力なんですね。
若いっ!上手い!あなたはすごい!
http://youtu.be/jaN9-bU-j84


まずは英国ロイヤル公式サイトより。
★スティーブン・マックレー プロフィール★

シドニーで生まれ、Alegria Dance Studioでヒラリー・カプラン(Hilary Kaplan)からフルタイムの指導を受けたのち、ロイヤルバレエ・スクール(2003–4)で学ぶ。カプラン師事中の2002年にRAD Solo Seal Award、及びAdeline Genée金メダル獲得、2003年にローザンヌ賞受賞。2004年英国ロイヤルバレエ入団、2年でソリストへ昇格、更に3年後にはファースト・ソリスト、その翌年の2009年、入団からわずか6年にしてプリンシパルとなる。

英国ロイヤルで演じた主な役柄:
アシュトン作「シンフォニック・バリエーション」のSide Couple、 「ランデヴー」パドトロワ、ウィル・タケット「Mr Bear-Squash-You-All-Flat」の猫、ダウエル作「白鳥の湖」の第一幕のパドトロワとナポリ、ヨハン・コボー版「ラ・シルフィード」のガーン、「ナポリ」ディヴェルティスマン、マクミラン版「マノン」の乞食頭、「うたかたの恋(Mayerling)」のブラットフィッシュ、 クリストファー・ウィールドン作「ポリフォニア」、キリアン「シンフォニエッタ」.ナタリア・マカロワ版「バヤデール」のマグダヴェーヤ、マクミラン版「ロミオとジュリエット」ロミオ、「スケートをする人々(Les Patineurs)」のブルーボーイ、「ピーターラビット」のリスのナトキンなど。

初演演目:クリストファー・ブルース「3つの歌 – 2つの声」(2005)、アラステア・マリオットのTanglewood (2005) 、「アダムの子供たち」の弟、クリストファー・ウィールドン作品「オマージュ・トゥ・ザ・クィーン」より「Fire」の火の精霊、ウェイン・マクレガー「クロマ」。


★マックレー インタビュー★

デジタル・ダンスマガジンのDance informaより、2009年10月のインタビュー記事。プリンシパル昇格直後、オーストラリアで公演やレッスンを行った模様 (^-^)

【本文】
(略)...スティーブン・マックレーはここ最近の夏休みでシドニーに帰り、舞台McDonald’s Challengeとマスタークラスでのレッスンで我々をインスパイアしてくれた。

プリンシパル昇格おめでとうございます!早い昇進ですね。
「他のダンサーに比べるとかなり早いけど、比べる相手にもよります。自分ではは長くかかったと感じます。紆余曲折ありで、まっすぐの道のりではありませんでした。そこにたどり着くまで色んな事を乗り越えねばならなかったけれど、それらが早いスピードで過ぎ去ってくれたことは、良かったと思ってます」。

頂点へ登り詰めるまでの好調時・低調時について教えて下さい。
「バレエ団に入団すると、また底辺に戻ることになるので、容易ではありません。学校からはトップで卒業するわけですから、こう思うでしょう。"これから先どこへ道が向かっているのか見えないし、遅々として進まない"と。しかしそんな折にチャンスは巡ってくる。たまに誰かが運悪く故障して自分に役が回ってくる事もあるけれど、僕の場合それが少し遅かったのでしょう。日々のクラスで常に自分が可能な限り最良の自分であるようにする事で、役柄に全霊を傾ける事が出来ました。もしあなたがある役の準備をしろと言われたら、常にチャンスに目を光らせながら、ひとつでなく2つ3つと準備してみてください。
不運にも僕は大きな怪我をしました。左アキレス腱に問題があり、10ヶ月休養していた時は辛かったけれど、幸いに周囲で僕を支えてくれる人々がいました。逆の立場は御免だね、僕は10ヶ月間まるでモンスターだったからね!
勿論、数々の素晴らしい役柄を舞台で演じたり、他所のバレエ団にゲストとして呼ばれ、優れたバレリーナとガラを踊ったりした時は非常に良い時でした。その間にちょっとした賞を貰ったことも良かった。ローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた事は光栄の極みですね。この賞は最も栄誉あるものの一つで、当時僕はたったの20歳でしたから」。

怪我と回復について話してください
「多くを学びますね。人生の見かた、キャリア、体に対する見かたがガラリと変わる。休養に入って7,8ヶ月経つと、実はこれは良い事なんだと悟りました。そんなに長くかかったのが残念だけど、考えがひっくり返りました。"落ち着け、この成功への情熱と欲望を保て、でももう少し大人にならなくちゃダメなんだ"と自分に言い聞かせました。将来のキャリアに対して目を開けることにもつながりました。プリンシパルであるだけでなく、勉強もしているのです」。

何の勉強ですか?
「ビジネス・マネジメントとリーダーシップのBA Honours degreeです。アート・マネジメント課程ではなく、一般的なビジネス・デグリーです。ダンスを学び、訓練し舞台で何年も踊るわけですから、舞台から降りた時ただ去るのでは勿体無い。
このダンスの世界はいかようにも発展でき、様々な方向性があると考えます。自分がもしその一端を担えれば、非常にエキサイティングだと。僕はオーストラリアかロンドン、ヨーロッパで芸術監督になる事を目指しています。このコースを学ぶことで、僕はボードミーティングに参加し、各部署の人間がどんなことを投げかけてくるか理解出来る芸術監督になれる。ビジネス・マインドであることは重要だと考えます。ビジネス・デグリーの知識を持てば、より明確な芸術的選択が 出来る」。

ダンサーそして役者として試されることについて。
「それを要約するなら"ロミオ"がぴったりですね。テクニック的には男性にはとても難しく、最も難度の高いバレエの一つで、トップダンサーをして1番困難と言わしめるほど。 多くのバレエでは男性は女性の後ろに立って難しいパートナリングを務め、前に出てひとつか二つソロをやっておしまい。ロミオは常にオン・ステージです。足が吊ってもとにかく続けなくてはならず、パは難しい。パドゥドゥもやはりチャレンジングです。それらに加えて役柄も演じなくてはならない。ウェイン・マクレガーの『クロマ』も挑戦でしたが、演じる事ができてとても光栄でした。この作品はオリヴィエ賞や想像しうるありとあらゆる賞を受賞しました。これによってロイヤルバレエ団の新たな章が始まり、多くの扉が開けたのです。新しい振付家に訓練を受けるのが大好きです。ロイヤルバレエではこんなにも幅広い振付家陣と接点があるのが幸運ですね」。

「テクニック的要素がある振付が好きです。ステージに上がってみて何かがうまくいかないかもしれないというくらいが良いのです。もし全てがどうなるか完全に分かり切っていたら、どんなにつまらないでしょう。役柄を体現しなければならないのもエキサイティングですね。幕が上がり舞台へ踏み出せばあなたは他の誰かになり、自分の人生からエスケープする。少なくとも3時間のあいだ、何がしかの人物でありながら、終われば家に帰って自分に戻り、カウチに足を乗せられるのです」。

異なる振付家やスタイルの間でスイッチしていくことについて。
「タフな時もあります。例えば白鳥の湖の公演中だとすると、僕なら朝ピラティスをしてから白鳥のクラスにのぞみます。その後少しジゼルのリハをして、それからクロマの練習をして(これは極端な例ですが)、その後で制作中の新しいバレエを学びに行くとなると、自分を殺すようなもの。更に最後の白鳥のリハをして、白タイツを取り出し完全なクラシックバレエを踊らなければならない。肉体的にものすごくハードでもありますが、それは挑戦でもあります。ダンサーにとっては重労働だけど、僕たちはそれが大好きなんです。もしそうでなかったら、僕らは皆つまらないと感じるでしょう。 自分のペース配分をする学習をしているに過ぎないのです」。

オーストラリアでマスタークラスを教えてきましたが、教える仕事は好きですか?
「僕は初日から驚くほど優れた教師達に恵まれていました。僕の最初の先生Naticha Celioは本当にただ凄くて、彼女のお陰で多分今の僕があるのです。彼女が僕にインスピレーションを与え、その頃存在しなかった今の僕という人間を引き出したのです。そんな素晴らしい教師達に学び、彼らがどれだけのことが出来るのかを見たことで、自分もオーストラリアに戻って同じ事がしたいと思うようになったのです。今はフルタイムでは出来ませんが、このように世界で最も優れたダンサーや振付家と働きながら、故郷に帰ってその情報を伝えないのは非常に強欲ではないですか?それが僕が教えている1番の理由です。ある時僕は子供達に言いました。『もし君たちがあるひとつのパについて自分に何百ものアイディアを投げかけ、たった一つ持ち帰る事が出来たら、それは成功と言うのです』と」。

マクドナルズ・チャレンジの舞台にプロとして戻ってこれて良かったですか?
このコンテストでは経験だけでなく、露出も得る事が出来ます。だからかつて僕が2つの奨学金をとりに舞台へ踏み出した時、全てが未知である事に威圧されましたが、今回は自分も楽しみ、オーディエンスを楽しませる事が出来ると分かっていました。勿論プロとしては常により良いパフォーマンスを望むけど、毎分毎分を心から楽しめる舞台に立つのも素敵なこと。僕が演じたソロは英国ロイヤルのレジデント・コレオグラファーであるウェイン・マクレガー によるもの。彼の作品がシドニー、メルボルンでのオーストラリアン・バレエのコンコルド・シーズンの一部を成すのは非常にエキサイティングなこと」。

スティーブンは今年後半オーストラリアに再び戻り、ゲストとして「眠りの森の美女」のオーストラリアン・バレエと初の舞台が待っている。


(fin.)

出典:http://www.danceinforma.com/magazine/2009/10/steven-mcrae/


2012年2月26日日曜日

まだ余韻 コジョカル「ドリームプロジェクト」


おはようございます

Stellaはまだコジョカルの「ドリームプロジェクト」の余韻に浸っております。


コジョカルがすごいのは聞いてたからまあいいとして(実際に見たらその凄さはハンパなくて殆どStellaの理解の範疇を超えてるけど)

今回の発見はセルゲイ・ポルーニンとスティーブン・マックレーでした。

スティーブン・マックレー。
メイクの仕方がオカマのおばちゃんぽいのは何とかならないか?

★神技の応酬だった「ドン・キ」★

Bプロの最後を飾るにふさわしい演目で、華やかなフィナーレでした。

コジョカル嬢はもう自分の持ってる技の集大成みたいな感じで至るところで感心感激させてくれた。
特に、ピタっと止まってぐらりともしないアラベスク、4秒間くらい静止してたでしょうか。
さらに両手をアン・オー(上に)してピタリ。もう好い加減足着くでしょ?!と思いきや、後ろから足を前に持ってきてアチテュード!そこでもピタっと静止!
もう開いた口がふさがりませんでした。

そしてStellaの周りであまり人気のない、ヅラ疑惑のコボー氏(旦那様)ですが、180度開脚したままのコジョカルを、片手リフト!!
確か2回くらいやっていました。これは拍手ものです!


今回一番おったまげたのは、ポルーニンの「540」の連続技
540°つまり1回転半。それを3回とか4回とか連続しながら旋回!

これは我らが師匠、同僚のMさんをして
「あんなのは見たことないし、これから先ももうない」
と言わしめたという。
週2~3回のペースでバレエ鑑賞を続けているMさんが見たことないなら、Stellaはあの夜あの場に居合わせたことがどんだけ幸運だったかお分かりいただけるでしょう。


マックレー、ムンタギロフも(コボーは覚えてない、ごめん)負けじと素晴らしい技の応酬だったけど、ポルーニンの540の印象が強すぎて・・・
YouTubeとかでほかの人の540見てみたけど、ポルーニンの高さとダイナミズムは無かったね。それに着地の美しさも。
ポルーニン様、どうかバレエをやめないで・・・・
お願いします。
バレエを辞めてタトゥー屋を始める??噂が流れる
そして最後は、男性4人揃ってグランフェッテ、くるくるくるくる回る回る!なんて贅沢なビジュアルなのでしょう。
ここではやっぱりマックレー氏のフェッテの美しさに目が釘付け。

このディヴェルティスマン、皆がキトリとバジルになって、次々に自分の得意技を披露というMさんもビックリの内容だったのである。

まさに「ドリームプロジェクト」な訳ですね。ネーミングセンス疑って悪かったよ…


翌日会社で公演の感想についてひとしきり。
Mさん曰く「久しぶりに全演目楽しめるガラ」だったそうです。Bプロは特にバランスのよい構成だったとの評価。
そして意外なことに、コボー氏の変態っぷりが堂に入っていた「ザ・レッスン」がもう一回観たいとのこと。上級者っぽいですねぇ
「ザ・レッスン」は不条理劇のイオネスコ作のストーリーを元に振り付けられたバレエ。
コジョカル演じる元気な生徒を病的な教師(コボー)が最後は殺めてしまうという話。

コボー、コジョカル「ザ・レッスン」

Stellaはひたすら、マックレー、ムンタギロフ、ポルーニンがまた日本に来てくれて、たくさん見れますように!!と祈る気持ち。(コジョカルはほっといても来るから)


コジョカルとコボー、意外と新婚さんなんですね。
付き合いは2005年からだけど、去年結婚したばかりとか。
ご丁寧にウィキペディア(英語)にプロポーズにいたるエピソードとか書かれてる。下世話だこと~


★T子、誕生日★

Stellaのマブダチ的業者さんであるT子は今、流行りのインフルエンザで苦しんでいるらしい。
「さんざんな誕生日」なんて言うもんだから、Stellaはブログを通して元気を送りたいと思う。

おめでとう、T子。早く元気になって一緒にホルバーグ王子見ましょうねっ

何を隠そうT子はStellaと同い年。
一緒にバレエにハマってくれて嬉しいな~

T子は、「目指せシシャモ脚!」とか言い出して、最近ジムに通いだした。
何を隠そうStellaは天然シシャモである。

ししゃも
小さい時からバレーボール(バレエでなくて残念)やってたの関係あるのかなぁ
もうこれ以上シシャモ鍛えたくないんだけどさー
でもバレエのレッスンに出ると、ルルヴェとかシャンジュマンがシシャモに効いちゃって筋肉痛になるのよね。
ますます立派なシシャモちゃんになっちゃったらどうしましょう


★ブログへのアクセス急増★

最近Stellaのこのブログにアクセスが増えまくって若干ビビっている。
今までマッシモ・ムッルのことばかり書いてた自己満足ブログだったので、アクセスなんてあってないようなものだった。

それがブライアン・アダムス来日コンサートのレポートあたりから増えだして、ザハロワの話と続き、さらにコジョカルと来たもんだから、1日3桁は余裕のアクセス数。
たいしたこと書けないバレエシロウトのStellaだが・・・

・・・悔しいわ。
マッシモの不人気が証明されちゃったじゃあないの!
やっぱりもっと日本に来てくれないとね。。。

コジョカルとマッシモ リハの様子(2010)
どうですかこの脚線美。こんなししゃもなら欲しいっ
ま、いたしかたない。
ザハロワ嬢とコジョカル嬢ならば人気もうなずけるというものである。

法務のマドンナはStellaのブログを真面目に購読してくれているようだ。
「あのお2人はホントにきれいねー。って写真しか見てないけど。」
2人って、ザハロワとコジョカルのこと?
「そう、女神2人。」

いつの間にか女神になっちゃった2人である。

それじゃ皆さん、良い一日を。
T子はお大事に
fin.

2012年2月23日木曜日

アリーナ・コジョカル「ドリームプロジェクト」 Bプロ


「ナポリ」 スティーブン・マックレー。後ろで微笑んでいるのはカスバートソン嬢ではないですか


皆様

最近Stellaは仕事でとってもストレスが溜まっていて

っていう気分なの。
かしら

と思ったんだけど
今日は英国ロイヤルバレエの皆様のおかげでものすごく心を洗われたわ。

Mさんも言ってたけどバレエって「嫌なことを全部忘れられる」瞬間ねっ


★素晴らしかった、コジョカル「ドリームプロジェクト」★

Stellaがなんでコジョカルに興味を持ったかというと、バレエ観に行く度にロビーで目に飛び込むカレンダー表紙の彼女が、言いようのない魅力と強烈なインパクトを放っていたからである。
それがドン・キホーテのワンシーンであることは、バレエ素人のStellaでも、赤いスペイン風ドレスと手に持った扇子で察しがつく。

それに、以前ロンドン在住の友人が、「ギエムは好きだけど、コジョカルの『マノン』がベスト」と言うので、(ギエムのマノンに惚れたStellaとしては)
なぬ?!コジョカルとは何者ぞ!
と思って若干調べたことがあった。

元々、男女問わず小柄なダンサーよりもすらりとしたシルエットを好むStella。
しかし今回、コジョカルとそしてスティーブン・マックレー、「椿姫」のみ出演のアレクサンドル・リアブコなど小柄なダンサーたちの素晴らしい踊りを見て、それはとってもいい意味で覆された。


★道連れにされた代理店のYさん★

今回、思いがけずAプロに感動してしまったStellaは、どうしてもBプロが見たくなり、チケットを衝動買い。
それだけでなく、一人のバレエファンを道連れにした。

それは、弊社担当の広告代理店にお勤めのYさん。

Yさんは実は、Stellaと同じく10月にシルヴィとマッシモのコンテンポラリー(フォーサイスの「リアレイ」)を観に行った。
そして
「あれが人間なら、自分はアメーバだなと思いました」
との名言を繰り出した。

そう。彼らの身体能力は全くもってハンパない。
シルヴィ46才、マッシモ40才と聞いて更に仰天。
あゝ、同じ人間なのに…

コジョカルAプロを、迷って結局観に行かなかったというYさん。そこで、Bプロ見に行きましょうと誘ってみたら、乗ってくれた。
Stellaも将来、Mさん並にチケットさばきがうまくなっちゃうかもしれない。フフ


★Bプロ★

本日のキャストは、以下のとおり。

◆第1部◆

「ラリナ・ワルツ」
振付:リアム・スカーレット
アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン、ロベルタ・マルケス
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン

「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン
ロベルタ・マルケス、スティーヴン・マックレー

「くるみ割り人形」より グラン・パ・ド・ドゥ
原振付:ワシリー・ワイノーネン
ダリア・クリメントヴァ、ワディム・ムンタギロフ

「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ 音楽:チェーザレ・プーニ
ローレン・カスバートソン、セルゲイ・ポルーニン


「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
アリーナ・コジョカル、アレクサンドル・リアブコ
三原淳子(ピアノ)

◆第2部◆

「ザ・レッスン」
振付・デザイン:フレミング・フリント 音楽:ジョルジュ・ドルリュー
教師:ヨハン・コボー
生徒:アリーナ・コジョカル
ピアニスト:ローレン・カスバートソン

◆第3部◆

「ドン・キホーテ」 ディヴェルティスマン
原振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン、ダリア・クリメントヴァ、ロベルタ・マルケス、
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン
高村順子、西村真由美、乾 友子、高木 綾、奈良春夏、田中結子、吉川留衣、岸本夏未



Stellaは何回も泣くほど感動しちゃったんだけど、感動ポイント3つ挙げるとしたら
①コジョカルの人間離れした長さの静止ポーズを目撃したこと(ゆうに4秒くらい静止していてびっくり仰天した)
②スティーブン・マックレー氏が美しすぎるほどのテクニックを披露してくれたこと
③リアブコとコジョカルの椿姫は感動の嵐だったこと
(おまけ)ムンタギロフ君(21)とポルーニン君(22)、若手男性陣もすばらしかった

リアブコ、なんでこれいっこの為にわざわざ来るの?って思ったけど、実際見たらその価値あり!と納得できました。
あの演目の間だけ舞台に吸い込まれて時間が止まった感じでした。

今回来日のロベルタ・マルケスとスティーブン・マックレーの可愛いショット★

マックレーは、Aプロの時Gさんがいいって言っていたので注目していたんだけど、Stellaみたいな素人には猫に小判なテクニックなのねきっと。
言われてみると確かに上手だなーってくらいしか思わなかった。

でもBプロではなんだかものすごーーく光っていて、神々しいくらいキレイに技が決まっていてもう拝みたくなっちゃった。
さすがGさんが目をつけるだけあるわねっ


 ポルーニンもムンタギロフもすごく綺麗にダイナミックにジャンプが決まっていて、英国ロイヤルの実力をまざまざと見せつけてくれました。
特に最後の「ディヴェルティスマン(仏語でエンターテイメントの意味ね)は豪華絢爛、ポルーニンの超人的なジャンプに思わずヒュー!って歓声あがってました。(バレエじゃ聞かない種類の歓声よね)

今回は男性陣が大活躍です。
やっぱりムンタギロフは素敵だったワ

そして弱冠20歳でロイヤル史上最年少プリンシパルの栄光に与ったポルーニンはこの1月でロイヤルを退団しちゃったみたいですが、今後どうするのか気になります。

ムンタギロフと「くるみ」のパドゥドゥを踊るためだけに来ていたクリメントワ、ベテラン!て感じで安定感バリバリ。
「わたくし、絶対にミスりませんことよ」
的なプライドを感じる踊りでした。しかもこの2人は組み慣れていると見えて安心して見れた。でも、Stella的にはクリメントワの華が足りないなーって感じた。

クリメントワ女史とムンタギロフ君。お二人の素敵な笑顔を頂戴しました。

あーあ。また今夜も、いいもん見してもらったゼ。
英国ロイヤルの皆様、毎日ほんっとうにお疲れ様。


fin.

2012年2月21日火曜日

オーベルジュ・アン


友人が営む裾野の「オーベルジュ・アン」

皆様。


Stellaは今日明日、代休取ってのんびりしています。
ロス出張の行き帰りと、こないだの名古屋出張で、3週連続週末が潰れたから疲れちゃったよ。


そんなわけでリカバリーのためのとっておきのプランを考えてあった。
それは
「オーベルジュ・アン」
Stellaのお友達が静岡県の裾野でお母様と営んでいると来たもんだからまた特別。

ここは完全紹介制、1日1組限定という、素敵な時間が約束されたオーベルジュ。

ちょっと写真でご紹介

ベランダ。ここでお茶をいただいたり、のんびりしたり。



自家菜園。ここで有機栽培した採れたて野菜が食卓に。



看板猫のナベちゃん。とっても美猫♪ 猫アレルギーなお客様のために隔離もしてくれる

この友人ときたら、お料理もおもてなしもバッチシ。
陶芸が趣味だから、お皿まで手作り!

それにホスピタリティーあふれる彼女は、裾野近辺のいろんなところに観光にも連れてってくれる。
Stellaが今まで連れてってもらったのは、裾野で有名な「クレマチスの丘」。お庭と、美術館が楽しめる。

あと、沼津港でお寿司ランチとか

それから前回は、とらや工房(御殿場市東山1022-1)。
こんな場所にあの羊羹のとらやの工房があるなんて知らなかった。
時間が合えば、ここ限定のどら焼きを焼く職人さんをガラス越しに見る事ができます。

竹林の美しい落ち着くスポットなのでオススメよ。
もとは岸首相の別邸だったので由緒ある場所。庭が綺麗に手入れされているのもうなずける。


車で連れてってもらった虎屋工房。ここでしか買えない和菓子や、喫茶室も。



虎屋工房喫茶室の月替わりおこわランチ。この日は栗おこわ♥


「オーベルジュ・アン」は
お料理もものすごーーーく美味しい


お風呂あがりに乾杯!草間彌生のテーブルクロス。


自家菜園の野菜でかき揚げを作っているところ。



ドイツから一時帰国中のお姉さまのお土産満載の朝食。
フランクフルト、ザワークラウト、ライ麦パン、チーズ。

手作りってサイコーに贅沢だわ

今日はオーベルジュでナベちゃん猫と遊んで、そんでゆっくり休んで、明日は裾野近辺を観光した後東京に戻って、コジョカルBプロよ!
楽しすぎる。
fin.