2011年11月21日月曜日

About Massimo Murru (I)

Massimo Murruとの出会い

最初にお断り&謝っておきますが、これは誰のために書いてるわけでもなく、自分のために書きます。

ある人のことが他のソースから消えてしまっても、記録を残しておくためです。




初めて彼の踊りを見た瞬間、Massimo Murruにはとにかく、一撃で深~~~くやられました。
生で見ずしてもあと半年~1年は続きそうなくらいの強烈な印象です。
本人の奥ゆかしくシャイな性格とは裏腹に。



Massimo Murru はイタリア人バレエダンサーです。

1971年ミラノ生まれ。
184cm 70kg。バレエダンサーとしては重宝される、わりと長身のダンサーで、顔がとても小さく手足が長く華奢なプロポーションのため、実際よりも長身に見えます。

ミラノスカラ座のエトワールです。






【略歴】
1990年スカラ座入団、94年に l'histoire de manon の主役 des Grieux を演じ、プリンシパルダンサーに昇進。

振付師Roland Petit ローラン・プティ (没2011年)に気に入られて彼の作品の多く(カルメン、こうもり、ノートルダムドパリ等)に出演し、イタリア人のゲスト・エトワールとして初めてパリ・オペラ座で踊ることになる。
PetitはまたMassimoのための振付もいくつか生み出している。往年のスターであるCarla FracciとのChéri シェリやラヴェルのBoléroボレロがそうである。

また同じく著名な振付師Mats Ek マッツ・エック も「ジゼル」のアルブレヒト役にMassimoを抜擢、さらに「カルメン」でSylvie Guillemの相手Don José 役に選ばれ、イギリスのコベントガーデンでのデビューも果たしている。

2003年よりスカラ座のエトワールとなる。
日本でも世界バレエフェスティバルや、Alessandra Ferri, Sylvie Guillemのパートナーとして来日しており、草刈民代さんの引退公演にも出演するなど、人気のダンサーの一人である。



「白鳥の湖」 草刈民代さんと。

本当に美しいダンサーの肉体ですね。筋肉の構造がはっきりと見てとれる。
持って生まれたものもありますが、ストイックに何十年間も鍛錬し続けてきた結果です。 


「アルルの女」 草刈民代さんと。


と、本当に華々しいキャリアなのですが、とてもシャイなことで知られており、何の知識も先入観もなく初めて話した時も、あまりの静かさに「あなた本当にイタリア人??」と思いました。


Hope Japan Tour
シルヴィ・ギエム オン・ステージ 2011


10月26日、ギエムが見たくて観に行ったこのステージでマッシモに出会いました。

Aプロの「マノン」 L'Histoire d'amour のベッドルームのパドゥドゥはえも言われぬ美しさ。
あの音楽もずーっと頭を離れなかった。


ギエムと並ぶと二人とも本当にスタイルもよくて見目麗しい。非常に絵になります。
長くのばしたダークヘアーを束ねた des Grieux 役のマッシモ。一生忘れないと思う。
YouTube Manon Bedroom PDD


いつか是非、全幕を観たいものです。
2011年1月にスカラ座でギエムとマッシモはマノンの全幕を踊っています。
YouTubeでベッドルームのPDDと、ラストシーンのPDDだけ見ることができたけれど、本当に感動的でした。
最愛のマノンが死んでしまい、絶叫・号泣する彼は本当に役に入り込んでいて、あの場に居て生で見ることができたらきっと、涙が止まらなかっただろうなーと思います。



先のベッドルームのPDDでも、踊り終わった後二人はキスしています。
初めは不思議に思いましたが、このラストシーンのパドゥドゥを見て、役になりきった結果、彼らはシルヴィとマッシモではなく、マノンとデグリューなんだ。と気づかされました。
そう思えばキスも納得です。


コメントを見ても、
「あの夜は本当に素晴らしくて涙が出た」
「It was a magic evening, the gods must have been smiling like never before as the two stars gave superb, exquisite performances」
「人生で最も美しい夜のひとつ」と大絶賛。
ライブで観た人が本当にうらやましいです。
ここのところあまり踊らないマッシモ。私にはそんな機会、訪れるのでしょうか・・・?


「田園の出来事」 A Month in the Country の家庭教師役でも素敵でした。
淡い水色のブラウスに、縦ストライプのパンツ。
短髪に見えるようにセットを変えて登場です。


先ほどのマノンとは打って変わって明るい舞台で、ギエムもマッシモも、また違った一面を見せてくれます。
マッシモ演じるこのベリヤエフ Aleksei Belyaev 役は21歳のハンサムな学生で、シルヴィ演じる一家の母ナターリヤ Natalya の息子の家庭教師として招かれますが、ナターリヤだけでなく養女のヴェラ Vera も彼と恋に落ちてしまいます。
というちょっとflirtyな役なので、私はさっきの一途にマノンを愛するdes Grieuxのマッシモのほうが好きでした。

Massimo Murruとの出会いについて でした。

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