2012年3月18日日曜日

「眠りの森」三昧


こんばんわ。


★Stella母と「眠り」★


勉強熱心なStellaは先日、豪華シアタールームの大画面で「眠りの森」を全部通して観た(すなわち、自習)後、実家で母と一緒にもう一回観た。

娘と似て、バレエに対しては知識ゼロ、憧れオンリーのStella母。

彼女がバレエ作品全体を気に入るかどうかも気になるが、Stella的に気になるのは
①人間離れした技術とプロポーションのザハロワを観てどんな感想を抱くのか?
②イケメン・ホルバーグに対して反応するのか?
この2点である。


まず、ザハロワについては、「イトヨリで作った人形みたいだね」

はい?

細いという事が言いたかったのだと推測するも、ポジティブなのかネガティブなのかよく分からないコメントである。
後になって、
「あんな細い体でよく何時間も踊れるわね」
とごく普通の感想に加え、
「胃と腸を取ったら何も残らない」

常に不可思議なコメントをする母である。


そしてお次はホルバーグ。
しかし1幕が終わる頃、王子登場を待たずして
「眠い」
を連発、完全に集中力の切れたStella母。


娘は悟った。

「今この状態で王子を見たら、ホルバーグだろうと江頭だろうと判別不能」
と。

そんな訳で、止むを得ず"王子ご対面"は翌日に持ち越し。

ところが2日目、いざ王子が登場しても、何故か母の反応はイマイチ薄い。母はむしろ、「青い鳥」にメチャ反応していた。

T子にメールで報告したら、ホルバーグにゾッコンのT子は合点がいかない様子。
「おかしいにゃー。王子は全世代共通かと」
惚れた相手は世界一、誰が見ても好きになるはずと信じて疑わない。これぞ恋する乙女心。


★T子と愉快な仲間たち★

時々忘れそうになるが、T子は弊社の仕事を受けてくれる代理店の営業さんである。
だからStellaの同僚とも仕事のやり取りをしていて当然。

そのT子からある日、こんなのが転送されてきた。

「御社のSさんからこんなメールが!!バレエにハマってるの、ばればれですかね?」



爆。

すまん、T子。
多分、ホルバーグの事も何もかも、全部うちの部署には筒抜けであろう。
だって、StellaとMさんがいつも話題にしてるから。

いいんだよ、ノー・プロブレムですよ‼

たとえ毎週金曜日、ランチタイムに弊社にいる本当の目的がバレたって・・・



★シアタールームにT子も招待★

先日うちのシアタールームで観た「眠り」のことを自慢したら、T子も
「一瞬でいいので大画面で王子が観たいですぅ」
と懇願する。

そのような流れで昨日、Stellaんちに遊びに来たT子。

実は私たちは、会社で開催した一昨日のバレエ鑑賞ランチでも、「眠り」の最後の結婚式のシーンを皆で観たばかり。

ホルバーグにホの字のT子は良いが、Stellaにとってはいったい何回見りゃ気が済むんだ、てくらいに「眠りの森」三昧な毎日になってしまった。

大画面にホルバーグが出てくると、大はしゃぎのT子。←絶対はしゃぎ過ぎ。


Stellaは優しいから、ホルバーグの載ってるダンマガと、チーズとハムとサラダを用意しておもてなし。
昼間っからT子の土産のボルドーワインを開け、すこぶるいい気分である。

そのあとStellaの好きなジョゼ・マルティネスが出演してるパリオペの「コッペリア」を観た。
ジョゼのコッペリウスはステキである。
ジョゼ・マルティネス
Mさん曰く
「ホントはあの役はそんなにかっこいい役じゃない」
らしいけど、この作品ではジョゼの器用さと繊細さを感じる踊りが良いのだ。
ドロテ・ジルベールの人形ッぷりも良い。

それより何より、Stellaはコール・ドの中に、お気にのヤニック・ビトンクール君の姿を見出して狂喜乱舞。

ずっと探していたのよ。
こうして群舞の中に彼を見つける日を待っていたStellaは感動ひとしきり。

T子は
「こんなにちっちゃいのに何で分かるんですかー?ほんとにビト君?」
と懐疑的。

いいえっ!間違いないわ!
あんなノーブルな顔立ちは他にはいないのよっ
どんなにちっちゃくても分かるのよ・・・



★ホルバーグ王子★

さてと、ホルバーグ王子。

王子は美形だけど、残念ながら踊っている時に埴輪のように口がぽかんと空いているのが玉にキズである。

全国のホルバーグファンの皆様、ごめんなさい。

Stellaだってホルバーグのこと賞賛して見ていますけれども、でも踊っている時口が空いているダンサーはどうしても気になっちゃうのです。

リフトの時、姫の回転をサポートするとき。
あらゆる時に必死の形相。

目線は超集中!で姫の腰。くるくるくるっと回すのにソツがないように。
リフトした姫のチュチュの後ろに見え隠れする必死の表情。若干プルプルしている。

最初はププッと笑いましたが、愛おしいくらいに一生懸命です。

T子をからかいつつ仲良く一緒に王子を鑑賞しました。

T子、ゴメンよ。
マッシモをコケにした先日の件の、ささやかなるお返しです。



fin.

0 件のコメント:

コメントを投稿